ACLを10年ぶりに制した浦和レッズ

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AFCアジアチャンピオンズリーグ2017優勝

ACLを10年ぶりに制して優勝した浦和レッズ

 

 

 

2017年11月25日、埼玉スタジアム2002で開催されたACL2017決勝第二戦で、浦和レッズはサウジアラビアのアル・ヒラルを1-0で下し10年ぶりのACL優勝を勝ち取りました。

 

 

同11月18日にサウジアラビアで実施された第一戦を1-1の引き分けていた浦和レッズは、この試合結果が0-0でも優勝となる有利な状況での試合でした。
(2戦合計の得点数が同じ場合にはアウェイゴールにより勝敗が決するため)

 

そして、その優勢を見事に1-0への勝利とつなげることができました。

 

各チームのファンそれぞれにの立場で、両チームの試合での出来や感想が異なる点もあるかと思いますが、ここでは浦和レッズの視点からこの第二戦、そして優勝という結果を得たことについて、レビューしたいと思います。

 

 

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 ハイライト

試合の序盤はホームの浦和レッズが、積極的なプレスをかけるなど、試合を支配しているようでした。

ボール保持はアル・ヒラルが多かったですが、浦和はコンパクトな陣形で相手に決定機を作ることを許さず、想定通りの試合運びができたといえるでしょう。

 

これは、大会規定によりこの試合を0-0で引き分け場合は、浦和レッズの優勝となることから、0-0のままで試合終了に近づくにつれて、アル・ヒラルは無理をして攻撃にでる必要がでることを想定しての戦術です。

後半開始後も、同様の膠着状態が続きます。

浦和レッズの切れない集中力とスタミナからか、アル・ヒラルの選手にイライラしている姿が散見され始めます。

 

ラフプレーが目に付きはじめて、遂にアル・ヒラルの選手が2枚目のイエローカードを受けての退場処分となるのです。

 

その後、一人少なくなった相手の隙をついて、浦和レッズのラファエル・シルバ選手の強烈なシュートで先制点を得て、そのまま逃げ切った浦和レッズが勝利となりました。

 

 

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アル・ヒラルは強豪と呼ぶべきチーム

勝利したのは浦和レッズですが、チームとしてより強い印象を受けたのはアル・ヒラルでした。

Jリーグ初代得点王をとったアルゼンチンのラモン・ディアス氏が、監督しているためか中盤のつなぎのうまさや、守備組織の安定感が光っていたと思います。

 

さらに、南米独特のドリブルによる中央突破や、ファールギリギリを狙ったプレーなどもあり、浦和レッズも対応に苦労をしていたと思います。

 

第二戦の勝利も、アル・ヒラル側が我慢づよく攻撃を続けていれば、違った結果になったかと思います。

 

この第二戦の試合運びも、第一線からの浦和レッズのアドバンテージが、あってこそのものでしたし、チームとして比較するならば、アル・ヒラルが勝っていた部分が多いと感じました。

 

勿論、浦和レッズも日本屈指の強豪クラブであることを考えると、このアル・ヒラルというチームの力は非常に高いものがあったと思います。

 

それを裏付ける結果として、このアル・ヒラルというチームは、このACL2017で無敗のまま決勝戦まで勝ち上がってきたのです。
(一方の浦和レッズは予選リーグも含めてACL2017で4敗を喫しています)

 

 

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勝利を分けるのは決定力

今回の結果に影響を与えたのは、やはりチャンスを決めきる力の差、すなわちアル・ヒラルとの2試合で2得点を挙げたラファエル・シルバ選手に、よるところが非常に大きいと思います。

 

第一戦・第二戦と、非常に少ないチャンスをしっかりとモノにして、浦和レッズを優勝へと導きました。

 

浦和レッズのACL優勝は前回の2007年から10年ぶりとなりますが、当時もポンテ・ワシントンという強力な助っ人を擁しての優勝でした。

 

一方で守備面では、日本人選手を中心に見事な完成度を見せて、勝ち上がってきています。

 

規律を重んじて、各人の献身性をも武器にして強力な守備ブロックを形成する、または劣勢においても我慢強く守り続けるといった部分は日本人の特性にも、通じている強みであると思います。

 

しかし、サッカーでは得点を取れないことには勝利は望めません。

 

日本代表への批評でもたびたび叫ばれる「決定力不足」、これを日本代表として克服していくためにも、是非ともこの「決定力」を備えた日本人選手の活躍で、ACL、さらにはクラブワールドカップでも旋風を起こせるチームが、出てくることを期待したいと思います。

 

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5-2:思いつき

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