前回、大阪のスイーツ店と豚まん店を、レポートしたので、今回は京都のカフェとくずきりのお店を紹介します。
何度も言うようですが、関西圏は地域的に行く機会が少なく、ほとんど分かりません。
しかし、あえて果敢に挑戦するので、違っていても大目に見て下さい。
チョコレートカフェ『Angel Library』
京都祇園四条駅に、上質なチョコレートの料理を提供してくれる、隠れ家カフェがあることをご存じですか?
その隠れ家カフェの名前は『Angel Library』。
『カカオマーケット』というチョコレート専門店が、経営しているカフェです。
入店する方法が面白い
このカフェに入店するには、『カカオマーケット』で秘密の暗証番号を、聞かなければなりません。
店員さんに「カフェに行きたいのですが」とお願いすると、店員さんはカフェの混み具合などをインカムで確認したのちに、暗証番号が書かれた紙を渡してくれます。
この暗証番号は毎日変わるのだそうです。
暗証番号が毎日違うというのも冒険心をくすぐりますし、隠れ家感アップで楽しいポイントですよね。
カフェの入り口は、『カカオマーケット』の裏手にあります。
入口自体もちょっと建物の中に入った場所にあるので、隠れ家満点です。
もらった暗証番号をドアについた数字キー付きの鍵に入力すると、ドアが開きます。
ドアを開くと、目の前には地下へと続く階段、にはライトで映し出された大きな時計があり、ファンタジーっぽさを演出します。
内装はこんな感じ
お店の内装は『Angel Library』の名前の通り、外国の図書館風のものです。
ちょっと狭いのですが、席数は十分あり、私と一緒に行った友人はカウンター席に通されました。
渡されたメニュー表には、たくさんのチョコレートを使用した料理があります。
『カカオマーケット』で販売されていたチョコレートをひとつずつお試しで食べられるようなセットもあり、迷ったのですが、フォンダンショコラを注文しました。
出てきたフォンダンショコラには、バニラアイスがついていましたが、それもとっても美味でまたまたびっくりしました。
あったかいフォンダンショコラからはとろとろの甘いチョコレートが入っており、バニラアイスと交互に食べることで、「あたたかい甘さ」と「冷たい甘さ」を同時に味わうことができました。
チョコレートが大好きな私なので、フォンダンショコラがあるカフェに行くと、迷いなくそれを頼むことが多いのですが、ここのフォンダンショコラは私が食べてきたものの中でも最高級においしいものでした。
さすがチョコレート専門店のフォンダンショコラ!と大感動しながら、ぺろっと食べきってしまいました。
おなかに余裕があれば、先ほどのチョコレートのセットも追加注文できていたくらい、このカフェのチョコレートはおいしいものでした。
外装はこちら
カフェでの食事を終えたら、カカオマーケットに逆戻り。
食べられなかったチョコレートをお土産として購入して帰りました。
そのチョコレートもとろけるようなおいしさでしたよ。
地下にある隠れ家カフェ、しかも暗証番号を入力しないと入れないという、この演出が『Angel Library』のファンタジーな秘密基地間をより素敵に演出してくれています。
店内にかかっているBGMが荘厳なクラシックというところも魅力のひとつです。
京都に訪れた際には、ぜひ一度立ち寄ってみることをオススメします。
くずきりのお店『鍵善良房』
京都といえばくずきりではないでしょうか。
その上、くずきりといえば、『鍵善良房』で間違いありません。
京都祇園四条駅にある『鍵善良房』の四条本店へいきました。
内装はこんな感じ
京都らしい洒落た街並みになじんだ素敵な店構えのお店は、内装からして素敵です。
石が敷き詰められ、そこに木々が程よい緑を添えている中庭を眺めながら、おいしいくずきりやお団子などの甘味を楽しむことができます。
お店に入ると出迎えてくれたのは、素敵な奥様でした。
古き良き日本らしい、丁寧な対応で席まで案内していただき、おしながきを前に悩む楽しい時間がやってきました。
このおしながきも和紙に筆で書かれたもので雰囲気満点で、頼む前から和の趣を楽しむことができます。
季節に合わせた4種類の和菓子から好きなものと、ほうじ茶をいただけるセットやわらびもち、そしてもちろんくずきりもあります。
くずきりに即決した友人の隣で悩んでいると、お茶請けに菊の形の砂糖菓子『菊寿糖』をいただきました。
江戸時代からつくられているお菓子だそうで、シンプルなお砂糖の甘さが京都観光で疲れた体には沁みるようにおいしかったです。
くずきり
悩みに悩んだものの、結局はくずきり推しの友人のススメで、くずきりを一緒に注文しました。
ほどなくして届いたくずきりは抹茶色の漆器に入れられて、出てきました。
見るからに上品で趣ある入れ物にドキドキしながら開けると、上段にはくずきりが、下段には真っ黒な黒蜜が入っていました。
黒蜜は漆器を開けた瞬間から、その濃厚な甘い香りがただよってきます。
その香りに食欲をそそられながら、早速くずきりに初チャレンジです。
どんなお味なのかとドキドキしながら、箸ですくい、黒蜜にくぐらせて食べると、そのコシにびっくりしました。
つるんと程よいのどごしとしっかりとしたコシ吉野葛を100%使用して作っているものだそうです。
こだわりの素材で作られているからこんなにも強いコシを出すことができるのですね。
黒蜜も甘すぎず、上品な甘さでした。
こちらも素材にこだわった沖縄産の黒糖を使用しているそうで、黒蜜のどろっとした甘さが苦手なのですが、こちらはスッキリとした甘さで美味しく食べることができました。
くずきりにしっかりと絡むのも、この黒蜜のおいしいポイントですね。
くずきりを食べたあとに、この黒蜜が残ってしまうのがもったいなかったほどです。
黒蜜好きの友人は「人目がなければ飲んでいる」と評価していました。
(ハハハ)
江戸時代からお菓子を作り続けてきた『鍵善良房』だからこそ出せる、上品で趣あるこのお味です。
喫茶でくずきりなどを楽しむのはもちろん、お茶請けの菊寿糖などはお土産として購入して帰ることもできるので、家でこのお味を楽しむこともできます。
京都に行った際には、せっかくなのだから京都らしい趣あるお菓子の味を楽しみたいという方には非常にオススメなお店です。
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