ハーブティー
コーヒー、紅茶にも負けない嗜好品
このごろ少しずつの専門店ができ始め、カフェや喫茶店にも、ハーブティーを扱っているお店もあります。
しかし、普段からハーブティーを飲む家庭はあまり多くないと思います。
どこの家でも日本茶、コーヒー、紅茶は飲むのに、ハーブティーはまだまだ一般的ではありません。
ハーブは西洋で薬として使われていた植物です。
そのため、味や香りが独特で、美味しくないという人もいますし、苦かったり、香りが強すぎたりして飲めないと言う場合も、その飲み方に問題がある場合がほとんどです。
コーヒーや紅茶はブレンドして飲まれることが多いです。
同じようにハーブティーにもブレンドがあって、適したブレンドで飲むと、味も匂いもマイルドになって飲みやすくなります。
また、カフェインが含まれていないものがほとんどのため、時間を気にせずに飲めて、胸がむかつくようなこともありません。
ハーブには体に良い作用もあるそうで、お家でのリラックスタイムに、ハーブティーを取り入れるのはとてもおすすめです。
初めてでも飲みやすいハーブティー
美味しい飲み方を知る前には、もらい物のハーブティーを飲んで、クセが強くて飲めたものじゃないと感じた人もいるのではないでしょうか。
ハーブの味や香りは、普段口にする物とはかなり違っているので、急に変わった種類を飲めば、びっくりしてしまうと思います。
そこで、手始めに飲みやすいハーブティーを三種類紹介します。
カモミール
代表的なのがカモミールです。
ジャーマンカモミールとローマンカモミールという二種類がありますが、ハーブティーとして流通している物の多くは、ジャーマンカモミールです。
甘みのある香りが特徴で、リンゴのような匂いだと言われます。
ミント
味や香りになじみがあるのが、ミントです。
清涼系のガムやハッカキャンディーのような、すうっとした匂いのハーブです。
大きく分けるとペパーミント、スペアミントの二つに分類されて、さらに細かく何百種類もの品種があります。
ローズヒップ
好き嫌いは分かれますが、口にし慣れた味がするのがローズヒップティーです。
鮮やかな赤色と酸味が特徴で、ウメのような香りと味がします。
この三種類はスーパーや輸入食品店で手に入りますし、ティーバッグになっているものもあるので飲み方も簡単です。
初めての人は薄めに抽出して、砂糖やハチミツを入れて飲むといいと思います。
もっと美味しく飲む方法
薄めでもクセが気になる人や、やっぱり普通のお茶の方が好きだという人でも、先ほどの三つのハーブティーを文句なく美味しく飲む方法があります。
カモミールアップルカクテル
抽出したカモミールティーにティースプーン一杯のハチミツを入れて、よく混ぜてから、氷で一気に冷やします。
そのカモミールティーの半量くらいリンゴジュースを加えて、シナモンパウダーを一振り加えて飲みます。
リンゴにたとえられるカモミールの香りとリンゴジュースは相性が良くて、甘すぎずさっぱりと飲めます。
リンゴジュースの量を変えれば味や甘みを調節できます。
ミントサイダー
冷やしたミントティーと炭酸水を同じ量ずつ用意します。
炭酸が抜けないように優しく二つを混ぜて、ガムシロップを一個入れます。そのまま飲んでも美味しいですが、さらにレモン汁をティースプーン一杯くらい加えるか、カットレモンを浮かべるとより美味しくなります。
ローズヒップオレンジ
ローズヒップティーとオレンジジュースを一対一で混ぜまて、酸味が気になる場合は砂糖を入れて、水で薄めて味を調節します。
冷たくして飲んでも美味しいですが、ホットワインみたいに温めて飲んでも美味しい飲み方です。
淡い紅色が綺麗で見た目も楽しめ、透明のグラスに丁寧に注げば、お茶とジュースの層ができて、混ぜながら飲むのも楽しいです。
健康や美容にも効果が期待できる
家庭で美味しいお茶が飲めたらそれだけでも嬉しいですが、さらにハーブティーには健康効果があると言われています。
たとえばカモミールには、炎症を抑える作用、リラックス作用、血行促進作用、抗酸化作用などがあり、寝る前にカモミールティーを飲むと、よく眠れるとも言われています。
ミントには、健胃作用や清涼作用があるそうです。
清涼感のある香りは気分をすっきりとさせ、イライラやうつ状態を改善すると言われています。
ローズヒップには酸っぱさからも想像できるように、ビタミンが豊富に含まれているので、そのため、美肌効果があって、肌荒れを防いだり、シミを予防する効果があるそうです。
まとめ
美味しいだけじゃなくて、美容・健康にもおすすめのハーブティーですが、飲み方を工夫すれば、お洒落なカフェで飲むようなリッチな美味しさを楽しめるのがハーブティーです。
しかも、健康効果まで期待できるので、日ごろの楽しみの一つとして、おすすめの飲み物です。
種類や飲み方は他にもいろいろあるので、調べたり勉強したり、オリジナルの飲み方を考えるのも楽しいです。
ただし、アレルギー体質の方や妊娠中の人や持病がある人は、悪影響がでる可能性もあるそうなので注意が必要です。
あんまり飲みすぎてもよくないことがあるらしいので、健康効果はおまけ程度に考えて、ゆったりと楽しんで飲むのがベストな飲み方だと思います。
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