初心者が腹筋ローラーを使うには
ここで、腹筋ローラーに興味を持った人の為に、初心者向けの使い方などを解説していきます。
腹筋ローラーは、色々な所で見かけますが、意外と使うためのハードルが高い筋トレ器具で、しっかり知識を持って使わないとケガのリスクも出てきます。
勢いで買ってしまって、ずっと引きずるケガをしたり、そもそも全然使えなかったりすると、すごくもったいないです。
今回は腹筋ローラーの使い方は勿論、その魅力についても知ってもらうよう、腹筋ローラーに興味を持った人は、ぜひ最後まで見て欲しいと思います。
腹筋ローラーの初心者向け使い方
最初は初心者向けの使い方から解説していきます。
一応、腹筋ローラーは買うと説明書が中に入っているのですが、あれは実は上級者向けの方法なので注意してください。
普段鍛えてない人では、まずできないくらいの強度になっているので、初心者にとってはすごく難しいものになっています。
よって、初心者向けとしてこれから紹介するやり方で使ってみてください。
最初は膝をつきながら
まず、初心者にやって欲しいのが膝を、つきながら腹筋ローラーを転がすやり方です。
立ってやるのではなくて、四つん這いみたいな形がスタートポジションです。
そこから膝をついたまま、手をぐーっと伸ばして、そのまま腹筋に力を入れながら戻していきます。
これなら筋力がない初心者や女性・高齢者でもできる人は増えてくるはずなので、まずはここから試してみるといいと思います。
膝立ちなら結構余裕かな、という人は、できるだけ遠くまでローラーを伸ばしてみてください。
伸ばしたのに戻すことができなかったポイントが、あなたの限界になるので、その限界の少し前くらいまで、毎回伸ばすようにして少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
伸ばすだけでも十分キツイ
実際に、この膝立ちローラーをやってみるとわかるのですが、結構キツイので普段運動をしていない人は、膝立ちも難しいかもしれません。
そういう方たちは、膝立ちのままローラーを伸ばし切ったところでキープしてみてください。
そして、限界まで耐えたら、戻さずにそこでベタっと崩れ落ちましょう。
この伸ばして限界まで耐えるだけでも、かなり鍛えられるので是非やってみてください。
注意点として、ベタっと崩れ落ちるときは、力を一気に抜きすぎて顎を打つ可能性があるので、少しずつ力を抜くように気を付けてください。
腹筋ローラーでケガしないための使い方
初心者にとって、鍛えること以上に大事になってくるのがケガ防止です。
せっかく、健康になるために始めたのにケガしたら元も子もないので、ここからはケガをしないための使い方も併せて解説していきます。
背中を絶対反らせちゃダメ
まず、絶対に気を付けてほしいのが背中を反らさないことです。
ローラーの負荷が、腹筋じゃなくて腰に行ってしまうので、反ったまま腹筋ローラーをすると、間違いなく腰を痛めます。
したがって、腹筋ローラーをする時は、逆に体を丸めて猫背になるようにしてください。
背中をあえて丸めたまま、ローラーを持って伸縮していくフォームになります。
そうすれば、しっかり負荷が腹筋に来て、どこか痛める事はないはずなので、まず初心者はこのフォームをしっかり意識してみましょう。
素早くやるとケガをする
もう1つ気を付けたいのが動作を素早く行うことです。
勢いに任せて、グッと引いてしまうと、これもまた腹筋ではなく腰に負荷が乗ってしまう原因になります。
よって、できるだけゆっくり動くことを意識して、体を戻しきれなかったら、同じようにそこで崩れてください。
無理にやろうとすると、どうしても勢いを使ってしまい、最悪ギックリ腰の原因になるので、途中で諦めることも大事になってきます。
腹筋ローラーと普通の腹筋との違い
腹筋を鍛える運動というと、体育の時間にやった上体起こし運動を、思い浮かべる方も多いかと思います。
この運動も悪くないのですが、腹筋ローラーは上体起こしよりもいいところが、たくさんある運動なのです。
そんな2つの腹筋運動の違いや、腹筋ローラーだけのメリットもまとめてみます。
短い時間で鍛えられる
腹筋ローラーの1つのメリットがこちらです。
腹筋ローラーは、上体起こし腹筋でかなり鍛えているという人でも、10回できる人はほとんどいません。
上体起こしが、たとえ100回出来る人であっても、腹筋ローラーは、その10分の1程度に減ってしまいます。
これは、筋トレにかかる時間をかなり短縮できるということに繋がっていて、普段の仕事や家事、洗濯、これらの時間を圧迫しないまま、筋トレの時間が確保できるというメリットがあるんです。
短い時間でぱっと鍛えて、ぱっと日常に戻る、という効率の良さが腹筋ローラーの魅力の1つになっています。
腹筋全体が鍛えられる
また、腹筋ローラーは、かなり広い範囲の筋肉を鍛えることができるという点も大きな特徴です。
・腹直筋
・腹斜筋
・腹筋下部
これら腹筋周りの筋肉はすべてカバーしています。
・腕
・腰
・腸腰筋
こういった腹筋と直接関係のない部位まで鍛えることができます。
ただ、腹筋ローラーを使った翌日は、体の色々な所が筋肉痛になるはずなので、日々体を動かす人は、翌日の予定に気を付けたほうがいいかもしれません。
これらのことから、腹筋ローラーが腹筋だけではなく、体全体のシェイプアップに使えることがわかります。
特に、体幹部分が鍛えられるので、よろけたりした時や、電車移動の際の踏ん張りなど、普段の生活ですぐに使える筋トレになっています。
まとめ
ここまで腹筋ローラー初心者でも、マネできる使い方・安全な使い方・魅力ついてを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
あなたの腹筋ローラーに対して、イメージが少しでも鮮明かつ良いものになれば幸いです。
腹筋ローラーは、約1,000円程度と安く、今の時代通販でも買えますし、場所も取らない上に、軽いと言うこともあって、誰でもすぐに試せます。
気になった方は、ぜひとも購入の上使ってみてはいかがでしょうか。
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