歴史のロマンを感じる日本古代遺跡巡りのおすすめ:古代特別史跡5選

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日本古代遺跡巡りのすすめ

 

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全国古代特別史跡5

歴史を感じることが出来る、古代遺跡を5カ所紹介します。

 

三内丸山遺跡

〇アクセス

鉄道・バス:JR東北・奥羽本線青森駅を下車し、免許センター行きのバス(乗車時間30分)に乗り三内丸山遺跡前駅で下車します。

車:東北自動車道の青森ICから5分です。

 

〇住所

青森県三内字丸山


〇入場料金

無料

 

おすすめポイント

・三内丸山遺跡展示室にて縄文時代の出土品を見学できます。

・体験コーナーで古代の火おこしが体験できます。

・4月~11月はボランティアガイドが駐在しており、展示品の解説が行われています。

 

歴史

縄文時代前期中葉から中期中葉(推定5500年前から5400年前)までの、円筒土器文化の拠点的大集落跡や、平安時代(推定1000年前)の集落跡が見つかっています。

推定される遺跡全体の範囲は、約35ヘクタールで現在も発掘調査が行われています。

江戸時代の文献「永禄日記」や紀行文「栖家の山」に遺跡から出土した記録が残されています。

また、全国各地の鉱石が出土したことから遠方との交友、交易が活発であったと考えられています。

 

主な出土品:住居跡(約780棟)、土偶(約1500点)

 

 

吉野ケ里遺跡

〇アクセス

鉄道:JR長崎本線吉野ケ里駅下車、徒歩10分です。

車:長崎自動車道東脊振村ICから約5分です。

 

〇住所

佐賀県神埼市、吉野ヶ里町


〇入場料金

一般400円、小中学生80円

 

おすすめポイント

・日本最大級の弥生遺跡です。

・展示室にて弥生時代の出土品を見学できます。

・九州最古の銅鐸を見ることができます。

・吉野ヶ里遺跡公園にて古代人の生活体験ができます。

 

歴史

縄文時代後期には、吉野ケ里丘陵の周辺部に人が生活していたと考えられています。

紀元前4世紀には、吉野ケ里丘陵の中に集落が形成され始め、大規模な集落へと発展してきました。

現在も50ヘクタールに渡って遺跡が残る、弥生時代の大規模な環濠集落です。

弥生時代700年間の移り変わりを知ることができる、極めて貴重な資料が数多く出土しました。

日本の様子を記した最古の記録である、魏志倭人伝に出てくる邪馬台国を彷彿とさせます。

 

主な出土品:墓地(2000基以上)、人骨(300体以上)

 

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高松塚古墳

 〇アクセス

鉄道:近鉄飛鳥駅より徒歩15分です。(駅前でレンタルサイクルを借りると約5分で到着します。)

 

〇住所

奈良県高市郡明日香村平田


〇入場料金

大人210円、学生130円、小中学生70円

 

おすすめポイント

・日本初の国宝に指定された飛鳥時代の壁画が出土しました。

・高松塚壁画館にて実物大の石棺と壁画の模写を見学できます。

・奈良国立文化財研究所飛鳥資料館にて出土品を見学できます。

 

歴史

飛鳥時代(6世紀末の藤原京期)に築造された終末期の古墳です。

長方形の石室には、内側を漆喰で塗り、北に玄武、東に青龍、西に白虎、南に朱雀(南は経年劣化により漆喰が剥がれています)の想像上の動物が描かれています。

これらの壁画は、中国の漢代ごろに創作された風水思想に基づいていると考えられます。

また、遺跡内に合計16人の男女が描かれており儀式の様子や、持ち物、参列者の構成から宮廷の作法が国際レベルに達していたことを物語っています。

 

主な出土品:壁画、石棺

 

 

岩橋千塚古墳群

〇アクセス

鉄道・バス:JR阪和線和歌山駅から紀伊風土記の丘公園行きバス(乗車時間20分)に乗り終点駅で

下車します。

 

〇住所

和歌山県和歌山市岩橋


〇入場料金

大人170円、小中学生50円

 

おすすめポイント

・石室の中を見学できる古墳が12基あります。

・小学生を対象に古代人が食べた赤米作農の体験が行われています。

・和歌山県立紀伊風土記の丘資料館で出土品の見学ができます。

 

歴史

古墳時代(4世紀末から7世紀)に作られた、総数800基以上(築造期間約100年)を擁する、全国有数の古墳群です。

文献の記録から古墳群に眠る主は豪族「紀氏」と考えられており、彼らが本拠とした紀ノ川下流域は、その河口部「紀伊水門」が渡来人流入の窓口としての役割を果たし、大和盆地へ通ずる道筋の1つとして、政治上も重要な役割をもっていたと考えられています。

 

主な出土品:古墳(800基以上)

 

 

原の辻遺跡

〇アクセス

車:壱岐空港から車で10分です。

 

〇住所

長崎県壱岐郡芦辺町、石田町


〇入場料金

無料

 

おすすめポイント

・日本最古の船着き場の跡が見学できます。

・日本最古の木製の盾、鎧、青銅製の矢尻(50本以上)が出土しました。

・日本唯一の人面石やココヤシで作られた笛が出土しました。

・壱岐、原の辻展示館にて出土品の見学ができます。

 

歴史

弥生時代(紀元前2世紀から紀元後3世紀)に作られた大規模な環濠集落です。

高床建築材の柱が出土したことから、村ではなく都市であったと考えられえています。

また、船着き場跡は工学的な視点から高度な技術で作られていると共に、中国の漢代のものと共通しています。

大陸と行き来する足場や交易や貿易が行われていたと考えられています。

武器などの出土により、軍事的に極めて重要な拠点であったこともわかってきました。

邪馬台国にいたる道筋を記した中国の歴史書『三国志』の「魏志倭人伝」によると、「一支国」は壱岐で、原の辻こそ一支国の中心であったと考えられています。

 

主な出土品:船着き場跡

 

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まとめ

古代の日本は解き明かされていない歴史がたくさんあります。

 

私たちの祖先のルーツは、どのような暮らしや文明を育んできたのか、日本列島に人が渡来して住み始めたのはいつ頃なのかなどです。

近年の考古学研究で、新事実も解き明かされるようになってきました。

 

あなたも遺跡を訪ねて、古代に想いを馳せて歴史のロマンを感じてみてはいかがでしょうか。

 

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