1回の食事で1日に必要な栄養素をできるだけ多く摂れる完全食とは!

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完全食のおすすめ

 

完全食に興味を持ったので色々と調べてみました。

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完全食とは

完全食とは、1食で1日に必要なビタミン・ミネラル・炭水化物などの栄養素をできるだけ多く摂れるよう考え出されたもので、調べてみると2014年頃にソイレント社が、完全栄養ドリンクを商品化してブームになりました。

 

しかし、ソイレント社のスナック・バーを食べて、体調不良を訴える報告が多く出てしまい、カナダでは食品検査庁(CFIA)によって出荷禁止命令が出された過去があるようです。

現在日本では、2016年くらいから完全食を販売するCOMP、BASE FOODといった企業が増えて、今では生産が追い付かなくなるほど人気のようです。

 

日本で製造されている完全食は、ドリンクだけではなくパン・パスタ・グミなど多種多様で、価格もパンですと1食200円程度に設定されており、とても高価なソイレントよりは取り入れやすくなっています。

 

昔の日本と比べると、現代は夫婦共働きの割合がとても多くなっています。

また、食の欧米化が進み、伝統的な和食から多様な食事メニューへと変化しています。

現代は、女性の社会進出や食事の多様化などが大きく変化をもたらしているので、完全食は食事に悩む現代の日本人のニーズにマッチした商品だと思います。

そんな完全食について考えてみました。

 

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完全食のメリット

時短効果

圧倒的なメリットはこれでしょう。

通常はきちんとした栄養を摂ろうとすると、野菜や果物、肉や魚など、かなり色々な種類を摂取しなければなりません。

 

その為には、栄養バランスを考えなければならないし、買い物も頻繁に行って食材を選ばなければなりません。

すべてを外食にするわけにはいかないので、自炊も必須となります。

 

1日3食と考えると、とても膨大な時間と労力を必要とします。

買い物にかかる時間を90分と仮定し月に8回、朝食30分・夕食60分の調理時間と仮定すると合計で1ヶ月におよそ57時間となります。

ちょっと考えただけでも、恐ろしい程、食事をする為に時間を費やしてることがわかります。

さらに献立を考える時間や、調理の片付けの時間も取られますから、一般的な労働時間1週間分を軽く超える計算です。

 

もともとソイレントは、アメリカ・シリコンバレーのベンチャー起業家がスタートさせました。

日本の完全食メーカーの創立者もIT系出身が多いとききます。

常に効率化を求められるエンジニアやプログラマーにとっては、食事にかける時間をもっと短くして、効率よく栄養を摂取できないものかと考えるのも必然だったのでしょう。

自作可能

アメリカのソイレントではレシピが公開されていて、各地でオリジナルの完全食が作られているようです。

自作ができればコスパも良い上に、作り置きをすればさらに時間を短縮できます。

DIY Soylent

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知識を必要としない

栄養の知識がなくても健康を維持できるので、新しく栄養に関する情報を取得する時間が省けて合理的です。

 

種類が豊富

現在では、ドリンク、グミ、パウダー、パン、パスタ、スープタイプの完全食が、日本で発売されているので、忙しい朝は「パンにバターをつけて食べるだけ」となっており、疲れている夜には、「パスタにレトルトのソースをかけて食べるだけ」といった手抜き料理でも、簡単に栄養摂取が可能となります。

 

美味しさ

様々なレビューを拝見しましたが、大半の方が主食に代替できる程の美味しさと感じているようで、企業努力を感じさせられました。

日本では、BASE FOOD のパンやパスタが人気で、パンはチアシードの粒々が感じられたり、パスタは少しぼそぼそとした食感はあるものの、味自体に癖が無くてとても食べやすいようです。

美味しさを求める方にも、取り入れやすいのではないでしょうか。

また、好き嫌いが激しい方や特定の食べ物が苦手な方は多いと思いますが、パンやパスタなどの主食を嫌う方は少ないと思いますので、食べたくても野菜を食べられない方なんかにはとてもありがたい食品だと感じました。

 

完全食のデメリット

完全に信用はできない

まだ歴史が浅いので、完全食を使った長期研究が無いのがネックです。

そして製造過程でかなり加熱をしているはずなので、生で食材を食べるよりは確実に栄養素は破壊され変質してしまいます。

それが体内へ吸収される場合に、どう影響するのかが不透明な部分です。

 

アレルゲン

食べ物について回るのがアレルギー問題があります。

企業努力は見られますが、解消できる課題ではない気もするので、アレルギー持ちの方は注意が必要です。

大豆や小麦粉が、主なアレルゲンのようです。

 

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咀嚼

パン・パスタ・グミは咀嚼できて良いですが、栄養さえ摂っていれば良いからといって、全ての食事を手軽なドリンクタイプに置き換えるのは危険です。

硬いものを噛む行為は、糖代謝や脳の機能などあらゆる身体活動に深く関わっているので、長期的には問題が出てくると言うことが考えられます。

 

楽しみが減る

香りや味、食感や見た目といった食の楽しみ、五感をフル活用する料理の楽しさ、食事を通して行われていた家族や友人とのコミュニケーションの機会の減少などがあげられます。

 

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まとめ

色々書いてきましたが、やはり加熱問題があるので、魚から摂取できるオメガ3や発酵食品の菌を組み込むのは無理があります。

ポリフェノールや食物繊維のバリエーションが少ないのも課題ですし、健康維持の為に全ての食事を置き換えるのはまだまだ危険かなとも思います。

よって現状では、「完全食」というより「健康補助食品」「サプリメント」的な位置づけになってしまいますが、普段からカップラーメンやコンビニ弁当ばかり食べてる人が、それに代替して摂取する分にはかなり栄養面での改善が見込めます。

 

好き嫌いが激しい、栄養について学ぶのが面倒、とにかく時間が無いビジネスパーソンにおすすめできるのではないでしょうか。

それ以外の方にも、現在の食生活を見直して普段の食事の一部を置き換えることができれば、かなり時間の節約になるので、とても良いプロダクトだと思いました。

もっと改良が進み盛り上がる分野だと思いますので、今後の動向から目が離せません。

 

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5-2:思いつき

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