日本古来の武道、何歳からでもできる空手は初めての人にもオススメ

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空手のススメ

痛くないの?

まだまだコロナ禍は続き、運動する機会も減りつつある最近ですが、そんな中、是非お勧めしたい運動があり、それは『空手』です。

もともとは、沖縄が琉球と呼ばれていた時代に、土着の武道と中国拳法がミックスされて、独自の武道が誕生したのが『唐手』で、これが戦中に『空手』と名前を変えて現在に至ります。

最近では、学校の武道必修科目の一つにも数えられ、来るオリンピックでは初めて協議種目として注目を集めている武道です。

なんだか、瓦を割ったり、木の板やバットを叩いたりなど『痛い』『怖い』というイメージがとても強い武道ですが、決してそんなことはありません。
(もちろんそういう練習もあるにはあるのですが…)

実は剣道や柔道、合気道などの武道に比べてとても敷居の低い、どなたでも始めることができるとても有益な武道なのです。

今回は『空手』のもつメリットと、どの様な方にお勧めかをご紹介させて頂こうと思います。

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実はとてもお手軽な武道

空手と言えば相手を蹴ったり殴ったり、硬い物を叩いたりして血だらけ、アザだらけになるイメージがとても強いですが、これは本当に空手の過激な一部だけに過ぎません。

初心者の方は、まず物を叩いたりなどせず、徹底的に柔軟と体の動かし方から入るのが一般的で、いきなり初心者の方を叩いたらそれこそただの暴力です。

空手している人に聞くと、多くの人が剣道やボクシングなど他の格闘技もやっていましたが、空手は本当に素晴らしい武道だと言われます。

 

ここでは他のスポーツや武道にないメリットをご紹介します。

まずは『いつでもどこでも一人でもできる』で、これは他の武道やスポーツにはありません。

例えば、球技は必ずパートナーやチームが必要ですが、格闘技でも柔道や剣道、合気道は必ず相手を必要とします。

個人スポーツの水泳やスキーは道具と環境が必要ですし、マラソンや陸上競技は、確かに一人でできますが、場所の確保が必要です。

空手は完全に一人で出来、『形(かた)』と呼ばれるワザを連続した動きとして、練習する鍛錬方法がありますが、これは一人でやります。

また、場所も畳一枚分あればいつでもどこでも練習が可能で、これは意外と他のスポーツや運動ではないのではないでしょうか。

また、『全身運動』であることは隠れたメリットですあり、手や足を鍛えるだけでなく、体全身を大きくも小さくも使って行う運動です。

利き手や利き足だけを使うのではなく、しっかりと左右をバランスよく使う必要があり、体幹が鍛えられます。

また、柔軟性も重要なポイントで、もちろん体が硬い方でも空手はできますし、稽古をつづけていく内にだんだんと柔軟性もあがり、自由に体が動かせる様になると喜びはひとしおです。

そして『年齢を選ばない、目的やゴールはさまざま』というのも、大きなメリットであり、もちろん競技としては、残念ながら年齢にはかなわない部分はあります。

しかし、『生涯運動』として空手を見つめた時には、ライフワークになり得る部分がとてもあります。

実は、空手には隠された技術というのが存在しており、様々な用法を考えて稽古をするなどという謎解き的な楽しみ方もあるのです。

空手は、組手を絶対にやらなくてはいけないという武道ではなく、形稽古や手先、足先を鍛えぬくという空手の追い求め方もあります。

それぞれのレベルや年齢、理想の姿に合わせて練習できるというのは、他の武道にはない大きな違いです。

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こんな人にお勧めしたい!空手の魅力

様々な武道や格闘技が存在しますが、文化、歴史、鍛錬方法という観点において空手ほど深い武道はないと感じています。

ここでは、その中で3つの魅力を挙げさせていただき、お勧めさせて頂きたいと思います。

 

まずは『映画の様に強くなりたい方』で、格闘技ですので体が鍛えられて逞しく、強くなります。

これはどのスポーツも武道も同じですが、空手には神秘的な強さが自分のものに本当になってしまうという側面があります。

映画などで、老人が指先や足先だけで分厚い板を割る様なシーンは、ご覧になったことはありませんでしょうか、これは決して画面の向こう側の作り話ではありません。

本当に空手を長年練習すると、拳どころか、手の指先、足の指先だけで堅いものを破壊できるのです。

沖縄には70代80代の方で、ニコニコしながら分厚い4枚の板を指先だけで、へし折る達人がいらっしゃいます。

直に拝見させて頂いたことはないのですが、彼らの手足はまさに凶器であり、難しい技など関係なしに鍛え抜かれた指先だけで絶大な破壊力を持っています。

そして、その手足を手に入れる為の方法はたった一つで、「とにかく鍛錬」、これだけで誰でも手に入れる事が出来るといいます。

人間の体は、日本刀の様に叩いて鍛えれば、とてつもない武器に変化するというロマンを感じる瞬間です。

次は、『技の用法を追及したい研究者気質の方』で、前項でご説明しましたが、空手には『形(かた)』という鍛錬方法があり、これは単純に体の動かし方の鍛錬方法でもあるのですが、実践的な使い方も隠された空手独特の鍛錬方法です。

一つだけご紹介しますと、空手の代表的な動作に正拳突きがあり、片手でパンチを行いますが、もう片方の手は腰のあたりまで引き、ボクシングにはない動作です。

ここで、『どうしてわざわざ相手にスキを見せる動作をするのか?実践ではこの様な動きは命取りになるのではないか?』と感じませんでしょうか。

実は空手には『相手を据え物にして打て。』という格言があり、これは相手を動けない様にして打てという意味ですが、どの様にして動けない様にするのでしょうか?

実際の戦闘状態においては構えるスペースも時間もありませんし、少し手を伸ばせば相手を掴めてしまうぐらいの距離で始まってしまうケースが多いです。

例えば、町中で乱暴な若者が威嚇しながらこちらの胸倉をつかむなどで、実はこの腰まで手を引くというのは、『相手の服や体を掴み、パンチが当たりやすくするようにする』という意味が隠れています。

これを考えた場合、正拳突きの時に反対の手を腰まで引くという動作はとても理にかなっている動作です。

この様な隠れた使い方というのが『形(かた)』には溢れています。

沖縄では口伝で伝えられていた為、失伝してしまった技術もあり、これをあらゆる場合を想定して研究するのはとても楽しい行為です。

『形(かた)』は100種類以上あり、全てを研究しつくすには膨大な時間を有します。

自分の体を動かしながら、また、空手が沖縄だけの物であった時代背景などを考察しながら、使い方を研究するというのはある意味で『学問』の様な楽しみがあります。

 

そして最後にお勧めしたいのは、『日本人のアイデンティティを身に付けたい方』です。

空手は沖縄から発祥し、今では立派な日本の武道として世界に認知されていて、海外では昔の有名な大ヒット映画『ベスト・キッド(原題:Karate Kid)』やNetflixの『コブラ会(原題:Cobra Kai)』でとて注目の高い武道です。

留学や海外赴任をする際に、日本の文化としての空手の演武、つまり『形(かた)』を披露するというのはとてもインパクトがあります。

空手で外国の方に名前を覚えて頂いた方もいらっしゃるほどで、人生を通して大きな助けになることもあり、これは決して大袈裟ではありません。

 

他の武道や日本の伝統文化ももちろん素晴らしいのですが、前項でもご説明した通り、空手は『どこでもできる』のが最大の魅力です。

『何か日本的な事はできる?』と言われた時に、『形できますよ?』と言ってスーツ姿でもTシャツ姿でも行うことができる空手は本当に便利です。

 

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まとめ

如何でしたでしょうか。

まだまだこれ以外にも、たくさんの魅力がある空手ですが、他の武道やスポーツにはない手軽さやメリットが感じて頂けたのではないかと思います。

空手は決して強靭な肉体を持つ選ばれた人だけがする武道ではありません。

どなたでも、どこでも、いつでもできるとても素晴らしい武道です。

是非ご興味が湧きましたらお近くの道場の門を叩いてみることを強くお勧めいたします。

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