歯の健康維持方法
今や歯は大きな財産
いきなりですが、みなさんの歯の健康について、少し考えて頂きたいと思います。
銀歯があったり、歯が欠けしまってていたり、たばこやコーヒーで変色してしまっていたり、歯周病になってしまったりなどしていませんでしょうか。
歯医者さんには、どれくらいの頻度で行かれていますでしょうか。
虫歯や歯周病の治療の時だけ、今まで抜いていなかった親不知を抜く決心をした時だけ、行くというイメージを持たれていませんでしょうか。
実は、世界的に歯は大事な財産でもあり、ステータスのシンボルになっているにも関わらず、日本ではまだまだこの感覚がなく、歯の健康を軽視する方がいらっしゃいますが、これは他人に与える印象だけでなく、なんとご自分の寿命にまでかかってしまうぐらいとても大事なものであるのです。
今回は、『なぜ歯を大事にする必要があるのか』と『どの様にして歯の健康を保つのか』をご紹介致しますので、きっとお読みになった後に歯に対しての意識が高まり、歯医者さんへ予約をいれること間違いなしです。
ここが変だよ日本人の歯
実は、先進国の中で日本ほど歯や口内の健康について、無頓着な国はなかなかありません。
ここ最近では、やっと意識が高まってきていますが、それでも他の国々と比較をすると、まだまだのレベルに甘んじている状況です。
歯は顔のパーツの中でもかなり目立つ部分といえ、昔、『芸能人は歯が命』というCMもありましたが、これは既に芸能人だけでなく、我々一般人でも当てはまる様な時代になりました。
何故、歯を大切にする必要性があるのかを3つご紹介します。
まずは、『グローバルなビジネスシーンで戦っていけない』です。
何を歯ぐらいでそんなにと思われるかもしれませんが、、歯を大切にしないというのは海外では、『歯の健康にお金を掛けることができない程、経済的に余裕がない』という印象を与えてしまいます。
凄く大袈裟に感じるかもしれませんが、欧米はもちろん、インド、ロシア、ベトナム、お隣韓国や中国の方も、歯や口内健康についてはとても気を使っています。
今後ますます、海外でのビジネスが必要になってくる21世紀において、これらの基準というのは理解しておくに越したことはありません。
日本人として貫くべきところは貫き、変化させるべきところは変化させるという考え方は、歯の健康にも言える大切なことです。
また、日本人同士でも歯のキレイな方を見ると、爽やかな気分になると思いますので、まずは、禁煙、お茶やコーヒーを飲んだら口をゆすぐなど、出来ることがから始めてみるのも大切です。
次に、『実はお金がとんでもなくかかる』という点で、一般的な保険で賄える治療で済ませたとしても、日本人の平均生涯治療費は約500万円ほどと言われています。
これがインプラントやセラミックのクラウンでとなると、金額は途端に跳ね上がってしまい、理由としてインプラントは、最低でも一本60万円(最近は30万程度からあるますが)、セラミッククラウンも、3万円から5万円の費用が掛かってしまうからです。
しかもこれらは、割れたり欠けたりすることもしてしまう『消耗品』です。
もしも歯の定期検査を1ヶ月に1回、仮に5000円かかったとした場合、小学校1年生から平均寿命を女性の87歳で計算した場合は486万円です。
『なんだ、ぜんぜん生涯平均治療費と変わらないじゃないか。』と思われた方は、大きな点を見落とされており、それは3つ目の理由である『歯の健康は体の健康にも直結する』というポイントです。
最新の医学では口腔内の健康が悪いと、顎の骨が溶けたりするだけでなく、菌が体に回り、敗血症や糖尿病、なんとアルツハイマーにもなる可能性があるという研究結果もあります。
これらを合わせると、口腔内のトラブルに起因する病気の医療費と体の健康はどうでしょうか。
歯の治療費と予防費の生涯治療費は同じ500万円でも、その他の病気で掛かるかもしれない治療費は、下手をすれば数百万から数千万円クラスで変わってしまいますので、歯の健康に気を遣うことは、世界のトレンドなだけでなく、自身の健康と資産を守るもっとも身近な手段でもあるのです。
歯の健康を守る方法について
前項にて、歯の健康の大切さがお分かり頂けたと思いますが、巷には様々なデンタルケア製品や治療方法、予防治療が存在するのでめうつりしがちな為、お勧めの方法3つをご紹介したいと思います。
まずは『1ヶ月に1回は歯医者さんに行く』で、何を面倒なと思われるかもしれませんが、自分の健康の為ですし、定期的にチェックをして早期発見、早期治療ができるに越したことはありません。
歯医者さんに行くのは、自分ではどうしても取れない歯垢の除去や、ホワイトニングをする為でもあります。
残念ながら海外と違い、日本の家庭でできるホワイトニング用品は、厚生省の厳しい基準があり、過酸化水素という物質がとても低く設定されており、日本でこれは劇物扱いされている状況で、歯医者さんで使われる様な濃度は、家庭用品としては認められていません。
理由は賛否両論あるのですが、ホワイトニングに限って言えば、知覚過敏を起こしかねないからと言われています。
次に『マウスウォッシュとフロスは一日2回』で、まずはマウスウォッシュからお話したいと思います。
モンダミンやリステリンは緑や青の色が付いていますが、これが実は着色してしまうので、無色のマウスウォッシュを強くお勧めします。
色付きのマウスウォッシュは、使い方を誤ると歯が黒ずむというデメリットが大きなポイントです。
歯医者さんに行けば、ポリッシャーで解決自体はできるのですが、出来ればきれいな歯を保つ為にも無着色のマウスウォッシュにする方が無難です。
次にフロスで、糸ようじの様なプラスチックについているタイプと、糸が巻いてあるのを適当に取ってつかうロールタイプの2種類があります。
プラスチックタイプは、手の届きにくい奥歯まで簡単に糸を入れることができますが、歯の周りの汚れを取るには向いていません。
一方、ロールタイプは、歯の周りの歯垢や汚れをキレイに落とせますが、奥歯などは届かせにくくイライラしてしまうこともあります。
これらマウスウォッシュとフロスの使い方は実はコツがあり、まずは歯磨き前にフロスを使うのがお勧めです。
これで、歯の間にある汚れを外に出しやすくできますので、この後に歯磨きを行い、きれいに水で口をゆすぎ、再度フロスします。改めて口をゆすぎ、マウスウォッシュを使って1分間口をゆすぎますが、、そのまま口を水でゆすがずに終わらせてください。
これが一番大事で、口を水でゆすいでしまうと、せっかくの薬品が効果を出す前に消してしまうことになります。
最後にお勧めするのは、『電動歯ブラシを使う』で、はっきりと申し上げると、既存の歯ブラシで歯を磨くのは時間とお金の浪費でしかありません。
ご存知の通り、手で磨くより電動歯ブラシの方が歯垢除去効果は数倍上ですし、時間も電動歯ブラシの方が短期時間で終わらせられます。
100益あって1害なしとはまさにこのことで、まだお持ちでない方は、直ぐにお近くの家電量販店で購入されることを強くお勧めします。
また、これに合わせて最近では、『ウォーターピック』と呼ばれる水圧で歯間をきれいにする製品も、パナソニックやフィリップスから販売されています。
洗浄する必要はあるのですが、使い捨てのフロスと比べると長期間では、費用効果がありますのでお勧めです。
持ち運びの便利なフロスは、出張や旅行などで使い、普段はウォーターピックで、しっかりと歯間のケアをするのが効果的な使用方法といえます。
まとめ
歯の健康を守ることは、世界基準だけでなく、健康を守り、医療費を低減させることのできる立派な『投資』です。
歯は、一度失ったら二度と元に戻りませんので、その様なことにならない為にも、是非今から歯の健康を守るという投資活動を行ってみて下さい。
既に、歯を何本か無くしてしまっているという方でも遅くはありません。
口内環境に気を付けていれば、消耗品のインプラントやクラウンも長持ちします。
とてもよく手入れされていると、セラミッククラウンでも10年以上長持ちするものもあるそうですので、是非この機会にご自身の歯の健康とメンテナンスを見直してみてはいかがでしょうか。
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