小説を書いてる人に聞いてみると、文章が上手くなる方法はこれだ!

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小説の文章が上手くなる方法

様々な小説投稿サイトが登場し、趣味として小説を書き始めている人が多い今、このような悩みを抱えている人も多いことと思います。

 

「最近小説書き始めたんだけど、なかなか文章が上手く書けない……」、そんな悩みを抱えている人に向けて、今回は8年間小説を書いてきた友人に、どうすれば小説の文章が上手くなるのかを聞いてみました。

この記事では、友人が話してくれた内容をまとめていきたいと思います。

文章は考え方と練習法次第でいくらでも上手くなることができます。

 

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三人称文章と一人称文章の違い

小説を執筆していく上で、一番初めに決めないといけないのは、”三人称文章”か”一人称文章”かなどの「文体」です。

その他にも、硬い文章で書くのか柔らかい文章で書くのかなどもあるらしいのですが、最初のうちは、三人称か一人称かを統一するよう意識するだけでも大丈夫だそうです。

 

三人称、一人称の違い

三人称は、基本的にセリフ以外の文章の主語に、私・僕・俺などの「一人称」が出てこない文章のことです。

客観的な文章になるという特徴があり、戦闘系の小説や、SF、戦記物などではこちらの方がやりやすいとのことです。

 

さて、一人称は常に主人公視点の一人称で進む文章です。

日本の小説ではこちらのほうがよく見る事が出来、主観的な文章なので、主人公の葛藤などを描く青春もの小説や恋愛小説に向いている文体のようです。

 

一人称の文章で注意すべきは、基本「主人公目線」であるため、私、僕などの一人称を統一しなければならないことです。

そこさえ意識すれば、三人称よりも一人称のほうが比較的楽ではないでしょうか。

 

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上手い文章を書くための考え方

次に説明していくのは、上手い文章を書くための考え方です。

 

基本的にほとんどの小説では、「コンパクトかつ分かりやすい」が求められます。

皆さんも小説を読んでいて、長ったらしく何を言っているのかよくわからない文章を読まされるのは苦痛だと思います。

 

いかにコンパクトにするか、文章を一つの言葉で表現できるときは一つの言葉にしましょう。

そのためには当然、語彙力も求められます。

 

自分は語彙力がないので、どうやってあげるのか友人に聞いたところ「自分は定期的に辞書をめくって、小説に使える言葉にアンダーラインを引いている」とのことでした。

 

どうすればコンパクトな文章が書けるの

さて、それではどうすればコンパクトな文章が書けるようになるのでしょうか。

 

この問いの答えは簡単で、「誰が、何を、どこで、どうした」よく言われる5W1Hみたいなことと言われており、基本的にこれを書けば、それだけでわかりやすい文章になるようです。

基本中の基本の文章は、これさえ分かっていれば書けるようになります。

しかし、「ただわかりやすい文章」では「上手い文章」とは言えない、という厳しい一言もあります。

 

どうすれば上手い文章が書けるのかは、「わかりやすい文章」に「応用的な文章」を混ぜれば上手い文章に見えるそうです。

 

次は、友人から聞いた応用的な文章の書き方を説明していこうと思います。

 

応用的な文章の書き方

まず、小説の文章って3つに大別できるのをご存知でしょうか。

 

それは”情景描写”、”心象描写”、”行動描写”の3つで、このどれかが一方的に多くなってはわかりづらい文章となってしまうそうです。

情景描写ばかりでは、主人公に対する読者からの共感は得づらく、心象描写だけでは主人公が今どこにいるのかわからず臨場感が伝わってきません。

 

小説とは主人公の五感を通して、今、主人公がどのような状態なのかを説明しなければならないのです。

 

 

例文で確認していきましょう。

温泉に浸かり大自然を眺めていた。(情景描写、臨場感の演出)

あまりの心地良さに、眼を閉じる(心情→行動)。
お湯が温泉に流れる音、鳥や虫の鳴く声、木々のさざめき、それらがより鮮明に聞こえる。(行動による情景の変化、聴覚による臨場感の演出)

このように、どこにいて何をしているのか、行動や心情の介入によりどのように情景描写が変化するのか、文章的な連続性があると読みやすくなると説明してくれました。

 

確かにそれぞれの文章に、意味があるような感じがしてわかりやすいはずです。

 

さらに主人公ではない他者の干渉により、こういった連続性を断ち切るハプニングを設けることで、「これから主人公はどうなってしまうんだ!?」と一層読者を引き込ませることに繋がります。

 

この説明を聞いた時、一瞬理解できませんでしたが、よくよく考えてみると、つまり、主人公と情景だけで完結している世界では、主人公の行動とそれが及ぼす世界への影響はいわば「自然」です。

 

例えば、主人公がエアコンのリモコンを操作すれば快適な温度で、快適に過ごすことができます。

これは読者も想像することができ、主人公に共感します。

しかし、そこに主人公の姉がやってきて、寒いからとエアコンを切ってしまう。

 

すると、主人公にとっての「自然」な状態が崩れ、いわば連続性を断ち切るハプニングになるわけです。

こうして、物語にメリハリをつけるというのを友人は言っているのだろうと思います。

 

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表現技法を活用しよう

国語の授業で習ったという記憶がある人もいると思いますが、体言止め、比喩、反復、倒置などがあります。

中でも体言止めと比喩は小説ではよく登場するそうです。

 

体言止め

体言止めとは文末を名詞で止めることで、例えばこんな文章が体言止めにあたります。

「広間一面に咲き誇るは無数の桜。」

 

これを、「広間一面に無数の桜が咲き誇る」というのとでは、確かに少し印象が変わります。

前者の方が無数の桜という名詞が強調されているように感じます。

 

比喩

比喩の中でも直喩(ちょくゆと暗喩(あんゆ)にわけられ、直喩というのは「~のように」などの表現を使って例えるもので、暗喩は「~のように」などを使わずに例えるものです。

 

「暴れ牛のように彼に突進した。」という文章は直喩になります。

 

「猛獣のガラスの瞳が私の目線と交わす。」この文章は、「~ように」を使っていませんが実際に猛獣はガラスの瞳ではありません。

飽くまで、「ガラスのようにギラリとした瞳」という意味合いを持っています。

 

このような文章に、ひねりを加えた文を入れることで単調な文章を脱出でき、それだけで「上手い文章」という印象を与えることができるでしょう。

 

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お勧めの練習法

では、どのような練習法が良いのでしょうか、それはズバリ、たくさんの小説を読むことです。

 

友人が行ってきた執筆するうえでの練習法は、自分の好きな小説を読み、文体をまねることだそうです。

「主語+形容詞+名詞+述語」などの言葉の構成をまねてみたり、表現をまねてみることで、次第に感覚的に文章が書けるようになっていると言うことです。

 

その際に、「いきなり長編ストーリーで文章を書くのではなく、三つお題を挙げて、文中で三つのお題を使う「三題噺」などで練習してみると良い。」とのことです。

三題噺(さんだいばなし)とは、落語の形態の一つで、寄席で演じる際に観客に適当な言葉・題目を出させ、そうして出された題目3つを折り込んで即興で演じる落語である。
三題話、三題咄とも呼ぶ。

三題噺というものがあるので、超短編小説的な感じです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回紹介したのは、今趣味としても流行っている小説の書き方で、私の友人も言っていましたが、”小説”という単語だけで難しく考える人が多いと思います。

 

でも、実際そんなに難しいことではなく、それはこの記事を読んだ皆さんなら感じてくれたかと思います。

 

紙とペンやパソコン・スマホが1台あればできる趣味でかつ、お金いらずで楽しいかもしれません。

 

とにかく、最初のうちはプロの文章を模倣することが良いみたいで、とりあえず、小説を書いて趣味の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

 

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