不倫は年々増加している?
日々目にする不倫問題
2017年、ワイドショーに取り上げられる芸能の話題(別名:文春砲)は、不倫問題で持ちきりでした。
2018年になっても、また新たな芸能人の不倫が取り上げられており、今年も変わりがない様子です。
しかし、日本に置いての不倫問題は、決して芸能人だけの問題ではありません。
昨今では年々不倫や浮気の件数が、増えているというデータもあります。
その一因と言えるのはやはりメディアでしょう。
この度の小泉今日子の不倫でも、不倫を認めたことをメディアで盛んに取り上げており、それがあたかもかっこいいと、思わせるような印象を受けさせるように報道されています。
また、数年前まで放送されていた昼ドラなども、題材は基本的には不倫や浮気でした。
それらに対し、憧れのようなものを抱く人は多かったと思います。
テレビなどのメディアは多くの人達に不倫に対する憧れを植え付けてしまったのです。
しかし、憧れだけが原因ではありません。
不倫は時代のせい?
最大の原因は時代です。
今の時代、従来はできなかったことが、実現し易くなったことです。
例えば、女性の社会進出はこれまで、経済面を男性に委ねざるを得なかった女性も、自らが働けるようになり、今の旦那に対する不満を抱え続け、我慢し続けてまで依存しなくてもよくなりました。
例えば、男女ともに発展したネットやスマホの活用により、異性との出会いがより簡単になりました。
これらによってより手が届きやすくなった不倫に、手を伸ばす人が増えてしまったのです。
また、不満や不安などを少しでも紛らわすために、という人も多いでしょう。
簡単に不倫ができるようになってしまい、不倫のメリットに多くの人が享受できるようになってしまったのです。
新たな価値観の台頭と損得勘定
ただ、これらの複合的な要因だけではなく、最も大きな原因と言えるのが、「好きになったら仕方がない」という価値観です。
これもテレビなどで女性に人気のタレントが、口々に行っていたことですが、これらに影響を受けて、自分達も好きになったら仕方がない、と思いこむことで、精神的に不倫をし易くさせてしまっているのです。
しかし、仕方がないわけがありません。
仕方がないと言えば何でも受け入れてもらえ、自分自身も受け入れていいというのは明らかに短絡的な考えで、一言で言えば間抜けな考えです。
また、そのような短絡的な考えは、さらなる問題を人々に、はらませることになりました。
不倫に対するデメリットを見えなくさせてしまったことです。
簡単に不倫を働いてしまう人には、不倫のデメリットを本当に理解していると言えるのでしょうか? 到底そうは思えません。
不倫をおこない、もし仮に離婚することになってしまった場合には、不倫をした側が慰謝料を支払わなければなりません。
責任があるのです。
しかも、その責任は夫婦間だけではなく、不倫相手にもおよびます。
それでもなお、関係なく不倫を働いているという人もいるかもしれませんが、多くの人達はこのデメリットが全く見えていない、あるいは慰謝料や離婚もデメリットと感じていないという人達でしょう。
愛が無いのに夫婦を続ける道理はない。
特に小泉今日子の不倫相手の記者会見では、そのような印象を受けるようなことを、おっしゃっていました。
芸能人であってもそのように感じている人もいるようですので、一般人もそれなりにいるでしょう。
また、バレなければ大丈夫という考え方も、不倫を加速化させている要因と言えるでしょう。
特に日本ではバレなければ大丈夫という考えを持って、学生時代を過ごしてきた人達もいますから、大きな原因となっているといっていいでしょう。
バレなければ慰謝料も支払わずとも構いませんから、これは本格的に不倫をするデメリットを無くせてしまいます。
しかし、バレないという保証はありませんから、正しくはなくせるのではなく、ただ単に見えないようにしているだけに過ぎません。
それにも気が付かないのでしょう。
本来は不倫はしない方がいいのですが、このようにデメリットを全く感じていないこと、あるいは不倫は悪い事だという根拠を見えなくさせていることによって、男女ともに不倫や浮気の率を上昇させていると言えます。
昨今は趣味が多様化しているとよく言われていますが、どれだけの趣味を持っている人でも家庭を持っている人でも、最終的には恋愛をしたいというところに行きついてしまっています。
まとめ
これまでは憧れだけはあったとしてもできなかった女性、あるいはこれまでにも不倫の多かった男性も、今の時代、したいことを比較的実現し易いようになったせいです。
さらにはやってはいけないという認識が、薄まってきてしまったということもあり、それらの総合的な要因によって不倫が盛んにおこなわれてしまっている、という問題を引き起こしていると言えるでしょう。
これからも増えていくかとは思いますが、至極単純に家庭の問題という一言で済ませて、何も対策をしないのは、今後の日本社会の悪影響になっていくのかもしれません。
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