日本人メジャーのレジェンド、イチロー選手と、二刀流の大谷選手)

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イチロー選手と大谷選手

 

 

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概略

日本人メジャーリーガーとしてレジェンドとなりつつあるイチロー選手と、そのイチロー選手が子供の頃からのヒーローだった大谷選手。

 

先日、イチロー選手は所属するマリナーズとアドバイザー契約を結び、今シーズンはもう試合出場をしないことになり、事実上の引退です。

 

一方の大谷選手は今シーズンからメジャーに挑戦、5月に入った現在でも好調をキープして、その活躍に目が離せません。

 

 

メジャーリーグで輝かしい記録を残したイチロー選手と、これから大いなる挑戦を続けていく大谷選手について、メジャーリーグのレジェンドとの関わりから、あらためてそのすごさや素晴らしさをご紹介したいと思います。

 

 

 

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イチロー選手

イチロー選手といえば10年連続のシーズン200安打と、2004年に84年ぶりに更新したシーズン最多安打で、その数は262本です。

 

10年連続200安打達成者はメジャーリーグ史上イチロー選手のみで、9年連続はおらず、タイ・カッブですら8年連続、ルー・ゲーリッグが通算8回です。

 

 

シーズン200安打自体、突出して優秀な打者しか到達し得ない記録ですが、それを10年間継続することがいかに困難か、タイ・カッブですら成し得なかった事実が、何より雄弁に物語っています。

 

 

シーズン最多安打は、1920年にジョージ・シスラーが記録した257本で、83年もの間破られることのなかった偉大な記録です。

 

 

シスラー選手について日本であまり詳しく伝えられることはありませんが、通算安打は2810本、生涯打率は.340、シーズン最高打率に至っては.420(メジャー歴代3位)で、4割を2回達成しているという伝説の強打者です。

 

 

4割バッターはプロ野球では皆無、メジャーですら8人だけです。

それを一度ならず二度も達成しているのは、長いメジャーリーグの歴史の中でもシスラー、タイ・カッブ、ロジャース・ホーンビーの3人しかいません。

 

 

まさにレジェンドそのものというシスラー選手が作った記録だからこそ、83年もの長きにわたり更新されなかったのです。

 

その記録を打ち破ったイチロー選手がどれほどすごいか、よくわかると思います。

 

シスラー選手は目の衰えにより37歳で引退し、のちブルックリン・ドジャースのスカウトとなります。

そして球団オーナーからメジャーリーグ初となる黒人選手の発掘を命じられ、あのジャッキー ロビンソン選手を見出すのです。

 

 

プレーできなくなっても素晴らしい素質を見抜く目で、メジャーリーグに大きく貢献したと言えます。

 

イチロー選手は、先日マリナーズとスペシャルアシスタントアドバイザー契約を結び、事実上引退しました。

こんご球団スタッフとして、ファンと選手のために球団とメジャーリーグ発展に取り組んでいくことになります。

 

 

 

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大谷選手

大谷選手は1994年生まれ、イチロー選手がオリックスで当時年間最多となる210安打を達成し、初の首位打者となった年です。

 

小学3年でリトルリーグに入りますが、その頃すでにイチロー選手はメジャーリーグで200安打量産体制でした。

 

野球少年だった大谷選手にとって、イチロー選手はメジャーで大活躍するスーパーヒーローだったわけです。

 

 

2013年からの日本ハムでの活躍はここに詳しく書くまでもありませんが、投手として二桁勝利、打者として二桁本塁打、さらには投手三冠や投打でベストナイン選出など、二刀流で高い実績を残します。

 

5年間のプロ野球を経て大谷選手が選んだのは、ロサンゼルス・エンジェルスです。

日本以上に分業という考えが徹底している米国で、二刀流は可能なのかと思われましたが、ワールドシリーズ制覇の経験もある名将マイク・ソーシア監督は、大谷選手を二刀流で起用することを当初から明言し、日本のファンの期待はいやがうえにも高まりました。

 

 

長い歴史があるメジャーでも二刀流で活躍した選手となる選手はほぼいません。

ある選手以外は。

それはあのベーブ・ルースです。

 

 

ベーブ・ルースは、ボストン・レッドソックスで投手としてキャリアをスタートしました。

デビュー2年目の1915年に早くも18勝を挙げ、1916年は67試合に出場して44試合に登板、23勝12敗、防御率1.75、17年は2年連続20勝以上(24勝)で打率も.375、さらに18年は95試合に出場し、13勝で防御率2.22とする一方、打撃はホームラン11本で打率.300と、文字通り投打に素晴らしい活躍です。

 

19年は130試合に出場し、投手として9勝5敗、防御率2.97、打者として打率.322、29本塁打、114打点を記録しています。

 

 

1920年にヤンキースへ移籍し打撃に専念しますが、レッドソックスでつかの間、二刀流だったのです。

 

 

 

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まとめ

イチロー選手とゆかりのあるシスラー選手は、現役引退後にスカウトとしてメジャーリーグに大きく貢献しました。

 

イチロー選手はマリナーズのアドバイザーとして、これからのメジャーリーグやスポーツに対してどんな貢献をしてくれるのでしょうか?

 

 

実はもうすでに一つしてくれています。

それは大谷選手という素晴らしい選手です。

 

 

野球を始めて以来、大谷選手の思い描いた大きな夢には、いつもイチロー選手の姿があったことでしょう。

 

 

開幕してまだひと月あまりとはいえ、5試合に先発して3勝1敗、打率.354、5本塁打と、その活躍ぶりは二刀流での成功を大いに期待させるものがあります。

 

 

長年憧れ続けたイチロー選手のあとを継ぐように登場した大谷選手、あのベーブ・ルースと肩を並べる記録を残す可能性となると、さらに楽しみなシーズンとなりそうです。

 

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5-2:思いつき

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