都内の美味しい最強クロワッサン3選
美味しいパン屋がひしめく東京ですが、パン屋によって得意分野は様々です。
アンパンなどの日本人に馴染みの深いパンを得意とする所、はたまたドイツパンに特化したり、フランス仕込みの腕をふるうフランスパン屋などなど。
そして、数あるパンの中でも、子供からお年寄りまで嫌いだとはあまり聞かないのが、クロワッサンですね。
今回は都内の美味しいクロワッサンをご紹介いたします。
クロワッサンとは
そもそも、クロワッサンとはどういうものなのか、ご存じですか。
実はフランス発祥ではなく、ウィーンで生まれたという事実、皆様ご存知でしょうか。
オーストリアがオスマントルコとの戦いで勝利し、トルコの象徴である「三日月」の形にして「トルコを食べる」という意味を込めて作ったとされているんだそうです。
フランスには、マリーアントワネットとルイ16世の結婚によって伝えられた、といわれています。
20世紀には現在のようなバターの風味と軽い食感でフランスを代表するパンになったんです。
クロワッサンの基本的な作り方といえば、
1. バター入りの生地を作る
2. シート状のバターを生地で包み込む
3. 好みの回数生地を畳んで伸ばす(パン屋の世界では“折り込む”と表現しています)
というものですが、この3番目の工程がポイントです。
折り込む回数次第で、パリパリサクサクか、ふわふわしっとりか、が変わってくるのです。
何回も畳んで伸ばし、バターと生地のギャップを限りなく埋めることで、ふわふわな口当たりを演出させるお店もあります。
はたまた、必要最低限の回数しか折り込まず、噛んだ時にホロホロっと生地が落ちていき、バターの味がガツンと口に直撃するサクサク系のクロワッサンを自慢とするお店もあるのです。
都内の最強クロワッサン3選
都内でのクロワッサンのお店を紹介します。
3店舗+α
Maison Landemaine Tokyo
こちらは読みにくいのですが、メゾンランドゥメンヌ・トーキョーと読みます。
フランス・パリに14店舗展開しているパリっ子に人気のパン屋さんであり、東京店はそのオーナーが直々にオープンした、世界進出第一号店なんです。
なんと、フランス人の胃袋を掴んだのは日本人女性だったんようです。
石川芳美という広島県出身の女性が単身渡仏し、10年の修業を経た2006年にフランス人の旦那さんとパリのクリュッシー通りに第一号店を開店させました。
東京の店舗も、パリのレシピを遵守して製造されており、特にクロワッサンは2015年の東京本店オープン時から普遍的な人気を誇っています。
こちらのお店のおススメは
クロワッサン・フランセ ¥480
カナダとフランスのブレンド準強力粉「ジェヌイン」を使用し、バターはフランス産の最高級発酵バター「レスキュール」を贅沢にも100%折り込まれた超リッチな逸品。
12層という、とても少ない層が最大の特徴で、バターが生地にあまり馴染んでいない状態で焼成しているのです。
そのため、外側はパリパリ、内側からはジューシーでリッチなコクのバターが口いっぱいに広がります。
サイズも大きいので、ひとつ食べきるとかなりの満足感を得られますよ。
店舗紹介
店名:Maison Landemaine Tokyo
住所:東京都港区麻布台3-1-5日ノ樹ビル1階
電話番号:03-5797-7387
Nemo Bakery
ネモ・ベーカリーのシェフは根元孝幸というパン業界では有名な実力派シェフなんです。
「毎日食べるものだからこそ、からだにやさしいものを作りたい」という理念のもと、30年国内で様々な有名パン屋にて修業をされました。
「読者の選ぶおいしいクロワッサン部門」で堂々の全国1位を獲得しています。
こちらのおススメは
こだわりクロワッサン ¥200
カナダ産小麦の「HS-1」というハード系のパンに適した強力粉を80%使用し、残りの20%は薄力粉の「天馬」でブレンドしています。
このブレンド粉によって、歯切れのよいモチモチ感とくちどけの良さを両立させることができるのです。
また、クロワッサンの層は27層とちょっと少なめで、ボロボロとこぼれるクロワッサンを作りたいという根元シェフのイメージ通りのサクサク系に仕上がっています。
現在は武蔵小山と渋谷の二店舗で展開しており、渋谷店はヒカリエ内にあるのでアクセスは抜群です。
店舗情報
店名:ネモ・ベーカリー&カフェ
住所:東京都品川区小山4-3-12TK武蔵小山ビル1F
電話番号:03-3786-2617
系列店名:ネモ・ベーカリー
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエShinQs(シンクス)B2F
電話番号:03-6434-1638
ブーランジュリーオーベルニュ
こちらは井上克哉というオーナーシェフの店舗で、ベーカリーコンテストで国内屈指の受賞歴を持つ凄腕のシェフなのです。
コンテストで受賞したパンも店内で購入できる所も、パン好きとしては垂涎ものの喜びです。
井上シェフは、自身のお店を開業させる際に、「あの店はハード系とクロワッサンがおいしい」とお客様からいわれるお店にしたいという思いがあったそうです。
クロワッサンを名物にするため、都内最安値といっても過言ではない価格で毎日販売しています。
クロワッサン ¥115
再強力粉の「スーパーキング」を生地中に50%使用し、強力粉である「レジャンデール」とフランス産「テロワール」の三種類をブレンドすることにより、粉の味を強く感じられ、バターの香りに負けないバランスの良いクロワッサンが作れるそうですよ。
また、バターの風味を最大限に引き出すために、脱脂粉乳を多めに投入してコクを上げています。
バターの層はネモ・ベーカリーと同じく27層で、サクサク感をしっかり感じられます。
なんと、系列店のラ タヴォラ ディ オーヴェルニュのカフェで毎朝7時から10時まで「モーニングブッフェ」が実施されており、パンが食べ放題なんですよ。
制限時間は60分ですが、朝食なので十分ですね。
クロワッサンも食べられるはずなので、遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
店舗情報
店舗名:ブーランジュリーオーベルニュ
営業時間:午前7時から午後7時まで
住所:東京都葛飾区立石6-5-7
電話番号:03-3691-5102
系列店舗名:ラ・タヴォラ・ディ・オーベルニュ
営業時間:午前7時から午後7時まで
住所:東京都葛飾区細田5-9-15
電話番号:03-6657-8688
まとめ
食べ比べるとこんなにも違うのか!と驚きの多いのがクロワッサンです。
様々なお店を食べ歩いて、マイ・ベスト・クロワッサンを探してみてください。





コメント