自宅でできる簡単ボイトレ
今回は、暑い日が長く続いていりので、家でできるボイトレを紹介します。
今回は、自宅でも簡単にできるボイストレーニング(以下ボイトレ)方法を紹介したいと思います。
ボイトレってなにやるの
ボイトレのやり方を説明していく前に、まず皆さんはそもそもボイトレってどんなことをやるか知っていますか。
言葉はよく耳にするということは多いかと思いますが、結構内容についてご存じの方は多くはないかと思います。
そこで今回は、初歩的な部分について説明していきます。
特に、喉が疲れにくくする方法について、重点的に説明していきたいと思います。
皆さんは、こんな経験はありませんでしょうか。
「カラオケとかで数曲も歌ってないのに、喉が疲れてその後歌えなくなる」
「好きな曲をもっと歌いたいのに、歌えない」もどかしさがあるかと思います。
これで”私には才能がない”とか思ってはいけません。
実は、こうなってしまうのにはわけがあり、普段から私達は意識して発声というのを行っていません。
その結果、喉を酷使する方法で歌っており、つまりは、喉に負担をかけている発声をしていることになります。
「声って喉から出るものでしょう?」と思う方も多いかと思いますが、これは正解でもあり不正解でもあります。
確かに発声は喉から発するものですが、ただ喉から出せばいいというわけではありません。
少し発声のメカニズムについて説明すると、まず発声とは、下記に示す4つの作業工程によって成り立っています。
声帯を振動させます。
身体全体を使って共鳴させます。
最後に発音する。
この工程を行うことで人間は声を出すことができ、声を発することは、意外にも身体全体を使っていたりするわけです。
そのため喉だけに頼りすぎると喉の普段が大きくなるわけです。
身体全体を使うことによって、声量も増しますし更に喉への負担も軽減されます。
身体全体を響かせることで、普段話している声が芯のある安定した歌声へと変貌します。
つまり、身体を響かせられない歌声は、安定感にかけるということになります。
ボイトレの入門編ではこれら特に、身体全体を響かせることがメインでやることが多いです。
そのための方法の一つとしてあげられるのが「腹式呼吸」です。
腹式呼吸とは
まず、腹式呼吸を知ってもらうためには、呼吸について少し詳しく知る必要があります。
呼吸法には、”胸式呼吸(きょうしきこきゅう)”と”腹式呼吸(ふくしきこきゅう)”の大きく2つの種類があります。
前者の胸式呼吸は、基本的にはその名の通り、息を吸うときに胸を膨らませて、反対に息を吐くときには胸を縮める呼吸のやり方となります。
後者の腹式呼吸とは、息を吸うときに肺を膨らませて、胸を覆う骨格である胸郭(きょうかく)を使わずに行う呼吸のやり方となります。
これだとわかりにくいので、もう少し簡単に説明するために例を使いたいと思います。
運動したあとに「はぁ……はぁ」と荒く呼吸する時、息を吸う際に胸や肩が上がります。
これが胸式呼吸となり、一般的に普段の生活では、この呼吸法が使われています。
では、腹式呼吸はどこで使われているのでしょう。
実は寝ている時にしている呼吸法これが腹式呼吸になります。
寝ている人を観察すればわかるかと思いますが、お腹が上下に動いています。
ではなぜ、胸式呼吸が歌には向かないのでしょうか。
それは実践してみればわかると思います。
まず、肩を首に近づけた状態で、声を出そうとしてみてください。
たぶん普通の方は、とても声を出しにくいと感じるはずです。
これは、上半身に力が入ってしまい、発声をする際に悪影響を及ぼし、そのため、胸式呼吸が歌などでは推奨されない理由となります。
腹式呼吸を習得することによって、歌う際に息をたっぷり使えるようになり、バラードや声量が必要な歌も余裕を持って歌えるようになります。
ここまで読んだ方はわかると思いますが、歌を上達させたい人にとっては腹式呼吸とはとても重要な項目であります。
お家でできるボイトレ方法の紹介
今まで、ボイトレや呼吸法についての”あれこれ”を説明しましたが、これから実際に家でもできるボイトレ方法、特に、声を出す姿勢とブレスの方法について紹介していきたいと思います。
歌う姿勢
ボイトレにおいて最も重要と言われている姿勢ですが、楽器の中で、歌は唯一人間の身体を使うものと言われています。
姿勢が曲がっていると音が出にくくなります。
実際にカラオケで試してみるとわかると思うのですが、姿勢をそった状態で声を出してみると、たぶん安定感のある声は出ません。
そのため、まず声を出す前は姿勢に気をつけましょう。
自分は猫背じゃないって思っているあなたは特に要注意です。
ここで、猫背の確認方法から説明しますと、身体を家の壁にくっつけてみてください。
このときに、力まずに、自然で壁から離れてしまう人は、やはり猫背認定となります。
そんな猫背認定された方は、おすすめの方法を紹介します。
この方法で、私の友人は猫背が改善されました。
ブレス練習
正しい姿勢ができるようになったら、次は呼吸法を整えていきます。
当然ですが胸式呼吸ではなく、腹式呼吸となります。
腹式呼吸の仕方については前章で話した通りに、だれでも出来ると思います。
しかし、確認方法となるとどうやってやればいいのか良いのでしょうか。
それを解決するのが、iPhone、スマートフォンアプリの”FFTWave”です。
このアプリを使うことで自分が吐き出している息の増幅幅を確認することができます。
この増幅幅が一定ではない人(最初の幅が大きく、あとから小さくなっていく)は、基本的に腹式呼吸の息継ぎが出来ていません。
増幅幅が一定の人(最初からあとまで基本的に一定)は腹式呼吸しっかりできていますので安心してください。
今よりも上手くなりたい方にとっては、上記の2点は基本なのでおさえておくと良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したのは暑い季節、家から出たくない今だからこそ、オススメできる自宅でできるボイトレ方法です。
ボイトレも色々ありますが、今回は特に歌うのに重要な2点を重点的に紹介しました。
歌を上達させたいと考えている方は、まずは”姿勢”と”腹式呼吸”この2点を忘れずにいてください。
また、腹式呼吸はお腹だけでなく”身体全体”を響かせることが重要です。
今回紹介した方法ができれば今よりも大きくステップアップすること間違えなしです。
気になった方は試してください。
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