カンボジアでトロピカルフルーツを試す
カンボジアはフルーツ天国
カンボジアには、トロピカルフルーツがあふれていますし、そのうえ安いし種類も豊富です。
最近は日本のスーパーでも、輸入物のトロピカルフルーツを頻繁に見かけるようになりました。
とはいえ、まだまだ高価だったり種類が少なかったりします。
たとえば、マンゴー一つとっても、種類は何百種類にも上ると言われています。
そのうち、日本で見かけるのは一体何種類くらいでしょうか。
実にごく一部であえい、ごく一般的なフルーツであるバナナでさえ、日本で見かけるのはほんの数種類でしょう。
カンボジアの青空市場に行くと、日本人には見覚えのない形や大きさのバナナが山積みで売られていますので、見ているだけでワクワクします。
トロピカルフルーツは、カンボジアの人たちにとってごく身近な存在で、田舎の方ではバナナやマンゴー、ミルクフルーツなどの木が植えられた庭をよく見かけます。
日本で柿の木が、庭にあるような感覚です。
カンボジアは気候が温暖なので、特に世話をしなくても、トロピカルフルーツの木がよく育つのです。
日本でトロピカルフルーツを生産するときのような、厳密な品質管理は必要ありません。
だから安いく、近年の経済発展により物価上昇が著しいカンボジアですが、それでも日本とかけた違いに安いです。
旬のマンゴーが、1キロ100円程度で購入できることも多くあります。
トロピカルフルーツにも旬がある
一年中温暖なカンボジアですが、トロピカルフルーツにも旬があります。
例えば、マンゴーは4月上旬がピーク、ドリアンは5月頃が旬で、もちろんスーパーに行けばオフシーズンでも購入することはできますが、品質はどうしても落ちます。
日本ほどの徹底した品質管理を行えていないということも、あるかもしれません。
よって、目当てのフルーツがある場合は、オンシーズンに青空市場で購入することをおすすめします。
安くて新鮮なフルーツが手に入りますし、すこし難易度の高い裏技ですが、市場ではなく個人が家の前で、フルーツを販売していることがあります。
市場より新鮮だったり、少し安いこともあります。
コミュニケーションが心配になりますが、カンボジア人は基本的にフレンドリーで、言葉がわからない相手とも、身振り手振りでなんとか、コミュニケーションを取ろうとしてくれることが多いので、チャレンジしてみましょう。
きっと良き思い出になるはずです。
カンボジアで食べてみたいトロピカルフルーツ
カンボジアのトロピカルフルーツを上げればきりがないですが、その中でも特におススメなのがジャックフルーツで、パラミツとも呼ばれます。
果実は非常に大きく、長さ70cm、幅40cm、重さ40-50kgに達することもあり、世界最大の果実とも言われているそうです。
集合果といって、この巨大な果実の中に一口サイズの小さな実が詰まっています。
色は明るい黄色く実り、熟するほどオレンジ色に近くなります。
味は甘酸っぱく弾力性のある歯ごたえです。
豊潤で少し癖のある匂いは、最初は苦手に思うかもしれませんが、2粒、3粒と口にするうちに、あっという間に好きになります。
市場では果皮から一口サイズの実を取り出して、パック売りまたは量り売りをしています。
衛生面の心配があるので、購入したら食べる前にきれいな水で洗ってください。
皮のついた状態で購入して、自分で切り分けることもできますが、ヤニ質の樹脂で包丁がべたべたになるのであまりお勧めできません。
ジャックフルーツのもう一つの楽しみ方は種子で、小さい果実一つ一つに2cmほどの長円形の種子があります。
実はこの種子、食べる事が出来、茹でてそのまま食べると、ちょっとフルーティな栗の食感でしょうか。
カンボジア人の中には、ご飯を炊くときに一緒に炊き込む人もいるようで、栗ご飯のような感覚です。
実際に試したことはありませんが、焼いてもいいそうで、こちらは焼き栗風味といったところでしょうか。
ちなみに、ジャックフルーツを食べるなら、生食が絶対に一番おススメですが、現地ではほかにも様々な食べ方をします。
よく見かけるのは、ちまきの具にする調理方法です。
もち米の中に、細切りにしたジャックフルーツを載せて、バナナの葉で巻き蒸したちまきが、青空市場で良く売られています。
もち米にフルーティな香りというのは、日本人にはなじみがないため、好みは分かれそうです。
ジャックフルーツを、お土産に持ち帰りたいという方には、ドライフルーツがおススメです。
果実から種子を取り除いて、乾燥させたジャックフルーツチップスが、カンボジアではよく売られています。
バナナチップスの、ジャックフルーツバージョンと思っていただければ良いと思います。
甘酸っぱさはそのままに、サクサクした歯ごたえがたまりません。
バナナチップスに比べて厚みがあって柔らかいため、より食べやすい気がします。
日本では、まだ珍しいうえに、お値段も一袋300円程度からとお得なので、ばらまき系のお土産にぴったりです。
缶詰もありますが、シロップ漬けで無駄に甘くなってしまっているものがほとんどなので、あまりおススメできません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カンボジアの気候は、日本と大きく異なるため、現地では珍しいフルーツに触れる機会がきっととても多いと思います。
カンボジアを訪れたら、ぜひ珍しいフルーツにたくさんチャレンジしてみてください。
きっと、お金をかけずに、日本では体験できない珍しい体験ができるはずです。
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