カンボジアの交通事情とプノンペンでのおススメの移動手段はこれだ!

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カンボジアでの交通手段の確保

 

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発展途上なカンボジアの交通事情

カンボジアの首都プノンペンにあるポーチェントン国際空港は、発着旅客機の増加に伴い近年は拡張工事を繰り返して大きく近代化が図られています。

 

先進国のハブ空港と比べれば全くシンプルですが、きれいですし必要な施設は整っています。

到着してまずは、「なんだ、発展途上国というわりにちゃんとしているじゃないか」という感想を多くの方が持たれると思います。

しかし、空港を出て移動を始めたあたりから、徐々に違和感を感じ始めます。

 

空港施設内から利用できるプノンペン市内への交通手段は、四輪タクシーか三輪タクシーの二択です。

循環バスは空港内に乗降場所がなく、目の前の通りまで徒歩で出る必要がありますし、土地勘や言語、荷物の運搬などの問題があるので、国外から到着したばかりの旅行者が利用するには、少々ハードルが高いでしょう。

 

それで大抵の方は、空港施設内にある乗降場所から、タクシーを利用することになります。

目的地が有名な観光スポットやホテルであれば、ほぼ問題はありません。

 

ドライバーに目的地の名前を伝えれば良いだけで、問題はマイナーな場所やドライバーが知らない場所へ行きたい場合です。

日本であれば、住所を告げるか地図を見せることで、目的地を伝えることができますが、カンボジアでは、それが通用しないことがままあります。

なぜかというと、まず第一にカンボジアでは、住所の表記がまだ不完全だからです。

 

都心の一部では、道が碁盤の目のように整備されており、欧米諸国のように道路には、ストリートナンバー、家にはハウスナンバーが割り振られているため、住所を頼りに目的地へたどり着くことができます。

しかし、ほんの少し中心地から走っただけで、宅地整備が追い付いていない区域に入ってしまい、そういった場所は、ストリートナンバーが割り振られていないか、割り振られていても周知されていないため、地元の人に尋ねてもわからないという状態です。

 

カンボジア人同士であれば、「○○市場の前にある青い大きな建物の向かい側」といった説明の仕方で誘導して連れて行ってもらうのですが、言語のままならない外国人が、それをやってのけるのはほぼ不可能です。

 

もう一つの問題は、カンボジア人には地図の読めない人が多いということです。

カーナビのように、地図の向きが進行方向と一致するように、自動調整できるならまだどうにかなるのですが、紙の地図を渡されて自分の現在地と目的地の方向を理解できる人はあまりいません。

 

それで「行けばなんとかなる」という、ゆるい考えで市内移動をスタートして、痛い目を見るケースが散見されます。

 

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プノンペン市内での移動前準備

しかし、このような問題に対して対策ができないわけではありません。

問題を回避し、プノンペン市内での移動をストレスなく行うために、事前に準備しておくことができます。

 

おススメの対策は、スマホから利用できる配車アプリを活用することです。

アプリ内で現在地と目的地を入力すると目安となる料金が表示され、予約を確定するとアプリに登録されている個人タクシーのドライバーへ配車依頼が通知されます。

 

依頼を受け取ったドライバーがその依頼を承認すると交渉成立となり、ドライバーが送迎に来てくれます。

ドライバー用のアプリには、GPSで現在地と目的地が表示され、乗客が乗車した後はナビゲーションを開始するので、乗客が言葉でドライバーへ指示する必要はありません。

もちろん、乗客も自分のスマホで現在地とルートを監視できるので、ドライバーがルートを間違えたり、故意に回り道をしたりしないよう監視できます。

この種のアプリで世界的に有名なのがUberで、現在、Uberはカンボジアでサービスを行っていない(以前は行っていましたが、現在は撤退しています)のですが、類似のサービスを行う会社が複数あり、配車サービスの戦国時代となっています。

アプリの使い方は、どれもシンプルなので大抵の方は、すぐに使いこなせると思います。

 

配車アプリを利用するうえで、必要になる準備が現地で利用可能なスマホとSIMの準備、そしてアプリのインストールです。

海外ローミングが可能な契約をしたスマホを持ち込んでも良いのですが、カンボジア滞在期間中に頻繁にアプリを利用する方は、SIMフリーのスマホを持ってこられることをおススメします。

 

その理由は、配車アプリはGPSを使用するため通信料がかさむということと、現地のSIMが非常に安価で通信料金も格段に安いからです。

SIMは大抵1枚1ドルで、スクラッチ式のプリペイドカードから入金します。
(これ以外にも入金方法はありますが、旅行者が一番手軽に行えるのがこの方法です)。

 

データ通信のオプションプランを使用すると、1週間1ドル程度の料金でかなりのデータ通信が行えます。

私の経験上、GPSを日中使い続けてもプラン内に余裕で収まります。

 

SIMの購入と入金は空港内の売店で行えるので、事前の準備はスマホの用意とアプリのインストールということになります。

 

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おススメの配車サービスアプリ

先ほども申しあげたとおり、今のカンボジアは配車サービスアプリの戦国時代であり、街中には様々な配車サービスアプリのステッカーを貼った三輪・四輪タクシーがあふれています。

 

複数のステッカーを貼って、走行する車を見かけることもよくあります。

それぞれの会社が、キロ単価やキャンペーンで差別化を図っていますが、正直言って旅行で数日間おとずれる程度では、どの配車サービスを利用しても大きな差は生まれません。

 

短期的な利用で大きな決め手になるのは、登録しているドライバー数の多さでしょう。

登録しているドライバーが多ければ多いほど、車を呼びたいときに早く呼べますし、車種の選択肢も広がります。

 

そういう観点から私がおススメする配車サービスアプリは、「PassApp」と「Grab」です。

「PassApp」はカンボジアで配車サービスを広めた立役者で、カンボジア人は三輪タクシー全般を指して「パスアップ」と呼ぶほどです。

後者の「Grab」はUberがカンボジアから撤退するときに業務を引き継いだ会社で、カンボジアではPassAppに次ぐ知名度があります。

 

注意点として、どちらも現金決済が基本で、日本のようにクレジットカード決済は基本的にできませんし、ドライバーはおつりの持ち合わせがないことも多いので、事前に小額紙幣を準備しておきましょう。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

 

日本に比べて格段に脆弱な交通事情のカンボジアですが、首都プノンペンに限って言えば事前の準備次第で快適な滞在を実現することができます。

ここにあげた情報を参考に、交通手段の確保についてもきちんと準備しておきましょう。

 

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