カンボジア旅行でのおススメの両替方法
カンボジア旅行の際に、「お金の準備はどのようにしたら良いのか」という質問は、結局「現地でクレジットカードがどの程度通用するか」と言い換えることもできます。
現金orカード
結論から言いますと、カンボジアは、いまだに現金決済が主流の国です。
クレジットカードが利用できる場面は、確実に増えてきていますが、まだ都市部の大型ショッピングセンターなどに限られます。
中規模程度の小売店やレストランでは、普及しているとはいいがたい状況です。
それに加えてカンボジアは停電が多く、自家発電機を備えていないところでは、停電中はクレジットカード決済が行えません。
カンボジア旅行ではきちんと現金を準備しておきましょう。
どこで両替する?
カンボジアに到着してから、空港や街中の両替商で、米ドルや現地通貨リエルへ両替することができますが、私は日本で米ドルに両替していくことをおススメします。
カンボジアには両替専門店が数多くありますが、外国人旅行者が両替直後にひったくりにあうケースも多いため、現地では小額の両替に控えた方が安全です。
またカンボジアは、米ドルが現地通貨と同じように使用できるので、東南アジア他国と異なり持ち込んだ米ドルを、現地通貨へ再両替する必要がありません。
安全面や手間、現地滞在時間の有効活用などあらゆる角度から考えて、両替は日本で行っていくのが最も良い選択肢といえるでしょう。
日本で両替していく際に気を付けたいのが、小額紙幣を十分準備していくことです。
カンボジアに到着してまず行うのは、恐らく食事や移動ですが、その時に必要となるのが、1ドル紙幣と5ドル紙幣です。
カンボジアでは、おつりが無いという理由で、高額紙幣の受け取りを拒否されることが日常茶飯事です。
受け取り拒否ならまだいい方で、紙幣を受け取った上で「おつりはないから返せない」と言ってくる図々しい人もたまにいます。
もしくは、おつりを大量の米ドルと現地通貨リエルをまぜて返されて、計算が合っているのかわからなくなってしまうというトラブルも起こりえます。
よって、到着早々の慌ただしい状態で、不必要なトラブルにまきこまれないためにも、小額紙幣が必要なのです。
おススメの両替方法
日本で米ドルへ両替する方法は、主に(1)銀行(2)両替専門店(3)金券ショップ、の3種類です。
私は(1)銀行と(2)両替専門店の組み合わせをおススメします。
この両者には、それぞれ異なる特徴があり、カンボジアで米ドルを使用する際には、その両方が必要になる場面があるからです。
まず、持ち込み予定金額の8割程度を、両替専門店で両替します。
その理由は、大抵の場合は銀行より両替専門店の方が、両替手数料が安いからです。
この際、注意点が一つあります。それは「新札かそれに準ずるきれいな紙幣で両替してもらえるよう事前に伝えておくこと」です。
カンボジアでは主に高額紙幣において、小さな破れや汚れを理由に、受け取りを拒否されることが度々あります。
アメリカ本土では、十分通用する程度の破れや汚れであっても、カンボジアでは受け取ってもらえない場合があるのです。
特に、100ドル紙幣では、細い折りじわ程度でも嫌がられることがあります。
100ドルといえば、日本でもそこそこに高額ですが、発展途上国のカンボジアでは、さらに価値がありますので、恐らく受け取った紙幣を自分が使う側になった時に、受け取りを拒否されたらどうしようという心配から、過剰なまでにシビアになるのだと思います。
このような事情から、利用する両替専門店も注意して選ぶ必要があります。
両替専門店の中には、手数料は安いものの、使用感のある紙幣しか取り扱っていないところもあるからです。
実際に利用する前に、問い合わせることでこの問題は回避できますし、使用感のある紙幣と新札や綺麗な紙幣の両方を取り扱っている店では、事前にリクエストすることで、きれいな紙幣を選別しておいておいてもらえたりします。
私は「インターバンク」という両替専門店を利用していますが、対応が早くきれいな紙幣で両替してくれます。
こちらで両替した紙幣は、すべてカンボジアで問題なく使用できました。
実店舗があるのは東京ですが、郵送での両替にも対応しているそうなので、地方在住者も気軽に利用できます。
さて持ち込み予定金額の8割を両替したら、残りの2割を銀行で両替します。
これは主に、小額紙幣を準備するためで、もちろん両替専門店で小額紙幣を購入することもできますが、多くの専門店は100ドル札などの高額紙幣での取引が主で、小額紙幣の準備があまりないことが多いです。
先ほど(3)金券ショップをおススメしなかったのもそういう理由からです。
金券ショップは両替専門店より取扱枚数が少なく、使用感のある紙幣がほとんどなので、カンボジアで使用するための両替という観点では、あまり適当ではありません。
従って、小額紙幣を希望の枚数を確実に手に入れるには、銀行系の両替窓口の方が確実なのです。
銀行系の両替窓口は空港や街中にありますし、空港であれば予約や事前の問い合わせをしなくても、綺麗な紙幣が手に入ることが多いので便利です。
まとめ
カンボジア旅行の際の、現金準備の方法についてご紹介しました。
カンボジアへ行かれる際には、日本であらかじめ米ドルを準備すること、使用感の少ない紙幣と小額紙幣を多めに準備することを心掛けてください。
カンボジアでは、まだクレジットカード取引が一般的ではありません。
使用感のある高額紙幣が受け取りを拒否されると、にっちもさっちもいかなくなります。
日本とは異なる商習慣や言語の壁がある中で、お金のトラブルには巻き込まれたくないものです。
出発前のちょっとしたひと手間で、これらは回避することができるので、今回ご紹介した方法を参考に、快適な旅のための準備をしてください。
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