ハワイ、オアフ島のダイヤモンドヘッド
ハワイのオアフ島は、言わずと知れた日本人に大人気のリゾート地です。
青い海、青い空、白い砂浜と美味しいグルメに買い物天国、オアフ島には旅の楽しみがぎゅっと詰まっています。
その中で忘れてはならない観光スポット、ダイヤモンドヘッドについて再度ご紹介します。
ダイヤモンドヘッドとは?
ダイヤモンドヘッドは、オアフ島ワイキキの東に位置する火山で、約15万年前の噴火を最後に以降は活動が確認されていない死火山です。
山頂には大きなクレーターがあり、輪の外側にあたる最も高いところの標高が232mとなります。
名前の由来は諸説ありますが、一説には1800年代にイギリスの水夫たちが山に登った際、発見した方解石の結晶をダイヤモンドと誤って認識して名づけられたとされています。
それ以前は、ハワイ語で「まぐろの額」を意味するレアヒとも呼ばれていました。
現在では山頂までハイキングできるよう整備され、ワイキキのシンボルとして人気の観光スポットとなりました。
山頂までは片道40分から1時間程度で行く事ができ、初心者でもハイキングを楽しむことができます。
かつて米軍の要塞があったことから、軍事施設の名残を感じる場所が残っているのも隠れた見どころとなっています。
ダイヤモンドヘッド山頂までの行き方
ホテルが立ち並ぶワイキキ中心地からは、車で登山口まで向かう事となります。
旅行代理店のパッケージツアーによっては、ダイヤモンドヘッド登山口まで無料トロリーを走らせていることもあります。
もしそのようなサービスが無い場合は、公共のザ・バスを利用しましょう。
ザ・バスには多くの路線がありますが、ワイキキから向かう場合は「2番」か「23番」のバスに乗る必要があり、バスで片道15分~25分程度で登山口に到着します。
後程詳細をご紹介しますが、オプショナルツアーに参加する方法もあります。
登山口に到着したら、まずは人気の撮影スポットになっているダイヤモンドヘッドの看板前で記念写真を撮りましょう。
そして、入山料1人1ドルを支払って登山道に入ります。
道中は舗装された道とそうでない道、幅の狭い階段や洞窟など様々な場所があります。
上から降りてくる方とすれ違うこともあるので、譲り合って進みましょう。
決してハードな道のりではありませんが、歩く距離を考えるとスニーカーや履きなれた靴で来ることをお勧めします。
山頂の見どころは?
ダイヤモンドヘッドの山頂からは、ワイキキの街並みと美しい海を一望する事ができます。
展望エリアからは、カハラ地区、ホテルが立ち並ぶビル群や遠くのハワイカイエリアまで、パノラマビューがお楽しみいただけます。
記念写真を撮るにはもってこいの絶景スポットです。
また、ダイヤモンドヘッドは早朝6:00から営業しています。
早起きをして、水平線から朝日が昇る様子を眺めることも可能です。
最終入山時間が16:30なので、夕日や夜景を楽しむことはできません。
なお、朝日を見に行く際は、オプショナルツアーでの参加がお勧めです。
朝日が昇る前、早朝のダイヤモンドヘッド周辺は真っ暗で、土地勘がないと観光には不向きです。
ツアーで参加すれば、ホテルまでお迎えに来てくれる上、ガイドが道案内してくれるため安心です。
ツアーに参加する場合でも携帯のライトで足元を照らす等の工夫が必要となる道もあります。
また、日が昇る前は肌寒いことも多いため、脱ぎ着できるパーカーなどがあると良いでしょう。
多くのツアーでは、朝日を見た後にレストランで朝食を召し上がっていただきます。
人気のレストランは、ハウツリーラナイです。
ニューオータニホテルの中にあり、ピンクのテーブルクロスと樹齢数百年のハウツリーが、印象的な可愛らしいレストランです。
ハワイらしくエッグベネディクトに舌鼓し、朝から優雅なひと時をお楽しみいただけます。
ダイヤモンドヘッドの周辺も見逃せない!
ダイヤモンドヘッドには、ハイキングだけではなく周辺にも見所があります。
麓に位置するモンサラット通り沿いには、オシャレなカフェやレストランが立ち並んでおり、ローカル気分を味わうことができます。
たとえば、「ダイヤモンドヘッド・マーケット・グリル」というお店は、ガイドブックにもしばしば掲載される有名店で、ハワイらしいプレートメニューやパンケーキなどを楽しめます。
また、近くのカピオラニ・コミュニティ・カレッジでは、毎週土曜日の朝と火曜日の夕方にKCCファーマーズマーケットが開催されます。
100以上の屋台が並ぶこのマーケットは、ローカルはもちろん観光客で賑わいを見せており、食べ歩きやお土産探しにもってこいです。
曜日が限られているので、旅行日程を合わせて是非足を運んでみてください。
ホテルの部屋からダイヤモンドヘッドを独り占め
これまで、ダイヤモンドヘッド周辺からの景色や観光をご紹介しましたが、ワイキキの街側から見るのも非常にお勧めです。
ワイキキビーチやメインストリートであるカラカウア大通りからも、ダイヤモンドヘッドは存在感を発揮しています。
数あるビーチリゾートの中で、その景色にハワイらしさを与えている存在と言っても過言ではありません。
特にお勧めなのは、ホテルの部屋から景色を独り占めすることです。
ワイキキでは、ダイヤモンドヘッド側の客室が価値の高いものとして扱われます。
客室にはベランダにあたるラナイが設けられており、椅子やテーブルが置いてあることが多くあります。
朝食をルームサービスしたり、外で買ってきたりして、朝からダイヤモンドヘッドを独り占めしながら、贅沢な時間を過ごす事ができます。
また、夕方には赤く染まる空に浮かび上がる様子がとても美しく、記憶に残る景色を堪能する事ができるでしょう。
ホテル代は、他の客室より高額になることがほとんどですが、記念の旅行やお部屋での時間も満喫したい方には、絶対にお勧めですので、ホテルを予約する際に注目してみてください。
まとめ
ダイヤモンドヘッドの魅力、感じていただけましたでしょうか。
オアフ島を象徴する存在であるダイヤモンドヘッドは、私たちに様々な楽しみ方を提供してくれます。
ハイキングは初心者向けなので、お子様連れでも楽しむことができるでしょう。
ご家族で一生懸命山頂を目指せば、登った時の感動や達成感もひとしおです。
また、ハイキングだけでなく周辺やワイキキ側からも楽しむ方法があります。
ダイヤモンドヘッドを背景に撮った写真は、見るたびにハワイでの楽しかった時間や思い出の数々を蘇らせてくれるはずです。
オアフ島に訪れた際には、ダイヤモンドヘッドを様々な角度から楽しみ尽くしてみてください。
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