アメリカで人気の世界遺産「イエローストーン国立公園」の魅力に迫る

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アメリカの世界遺産「イエローストーン」

今回ご紹介するのはアメリカの世界遺産、「イエローストーン国立公園」です。

 

イエローストーン国立公園は、アメリカ合衆国の北西部、アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州の3州に渡って広がるアメリカ合衆国の国立公園です。

イエローストーン国立公園は、西暦1872年に世界で最初の国立公園となったことでも有名で、アメリカ国内で一番人気のある国立公園でもあります。

イエローストーン国立公園は、温泉や間欠泉が点在していることで有名ですが、アメリカバイソンやオオカミなどの希少動物が生息していることでもよく知られています。

 

そんなイエローストーン国立公園の魅力について、歴史を踏まえながらご紹介していきたいと思います。

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イエローストーン国立公園の歴史

イエローストーン国立公園一帯は、アメリカ先住民、ネイティブアメリカンの人々(インディアン)によって「黄色い石のある川」としてよく知られていました。

 

イエローストーン一帯で産出する黒曜石は、近隣に住むネイティブアメリカンによってナイフや農機具に加工され、利用されてきました。

この黒曜石製の石器は、ミシシッピ川の東からも出土していて、ネイティブアメリカンの交易が発達していたことを表しています。

 

白人の資料に、イエローストーンが初めて登場するのは、西暦1806年のことです。

ルイス・アンド・クラーク探検隊に所属していたジョン・コルターという男が、ネイティブアメリカンの漁師たちに加わってイエローストーンを訪れ、その後ネイティブアメリカン同士の戦争に巻き込まれて負傷したときに、病院のベッドでイエローストーンを「炎と硫黄の地」と供述しています。

 

この時にはそんな場所があると人々が信じていなかったため、ジョン・コルターは熱で悪夢にうなされているのだと言われました。

西暦1857年に行われた探検では、高温の泉や天然の噴水、原色の石でできた岩山などについての報告がなされましたが、報告者のジム・ブリッジャーは人々に信じてもらえませんでした。

 

 

一方、この話を信じた人もいました。

探検家のファルディナンド・ヘイデンはジム・ブリッジャーの話に興味を持ち、2年後の西暦1859年にイエローストーンの探検に出発します。

 

この時にはイエローストーン地区の手前まで到達しましたが、悪天候によって足止めされ、また西暦1861年からはアメリカ南北戦争が始まってしまったため、探検どころではなくなってしまいました。

 

ファルディナンド・ヘイデンはイエローストーンの探検を望んでいましたが、再開は11年後の西暦1871年のこととなります。

 

西暦1870年に編成された探検隊には、モンタナ州の測量担当長官だったヘンリー・ウォッシュバーンや、初代イエローストーン国立公園管理官のナサニエル・ラングフォードが参加し、約1ヵ月間イエローストーンに滞在して、各種の標本などを採取しました。

 

この探検隊の報告によって、イエローストーンへの国立公園の設置が検討されはじめ、西暦1872年に世界初の国立公園として指定されました。

 

イエローストーン国立公園の周辺には、ネイティブアメリカンの居留区が広がっていて、ショショニー族、パンノック族は伝統文化としてのアメリカバイソン(バッファロー)狩りが認められています。

現在でも年に数回ではありますが、イエローストーン国立公園内で狩りが行われています。

 

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代表的な生き物

イエローストーン国立公園は、希少な動物たちが生活するイエローストーン生態圏を構成しています。

イエローストーンには、(バッファロー)や、アメリカカモシカ(プロングホーン)、コヨーテやグリズリーなどが生息しています。

西暦1995年からは、かつて白人たちが害獣として駆除してしまったオオカミが導入され、ネイティブアメリカンの部族がオオカミの管理にあたっています。

 

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イエローストーン国立公園の自然

イエローストーン国立公園は、北米最大の火山、イエローストーン火山を擁する大火山帯の真上にあたります。

 

付近一帯は活発な火山活動を行っているため、国立公園内には水温の非常に高い温泉や、熱湯を噴出する間欠泉などが数百か所以上あり、イエローストーン国立公園の見どころとなっています。

 

国立公園の中にあるイエローストーン火山は、60万年から70万年周期で大噴火を繰り返していることが判明しています。

もし、イエローストーン火山の大噴火が発生した場合、その影響力は計り知れず、地球の平均温度が10℃は下がるといわれています。

 

欧米の地質学会による研究では、60万年ぶりの大噴火が発生した場合には、降り注ぐ大量の火山灰によって、北米の自然環境が大きく変化し、多くの生物が窒息死すると見られています。

 

また、舞い上がった火山灰は、地球の自転や季節風によって世界中に運ばれ、非常に広い範囲で影響が出るとされています。

 

世界最大級の間欠泉や階段状に堆積した硫黄分、岩が溶け出す高熱温泉など見どころがたくさんのイエローストーン国立公園ですが、ひとたび噴火してしまえば壊滅的な被害がでるほどの恐ろしい火山でもあるんです。

 

オールドフェイスフルガイザー

先ほど少し触れましたが、イエローストーン国立公園にある世界最大級の間欠泉は、オールドフェイスフルガイザーと言います。

 

この間欠泉は60分から90分間隔で空高く噴き出す間欠泉で、イエローストーン国立公園を代表するスポットでもあります。

かつては、45分ごとに必ず吹き上がっていたのですが、西暦1959年に地震が起こってからは正確ではなくなってしまいました。

 

マンモス・ホット・スプリングス

マンモス・ホット・スプリングスは、温泉からわき出る硫黄が階段状に堆積していることで有名なスポットです。

デコレーションケーキのような、とよく表現されているほど、見た目の印象が強いです。

 

ここでは毎日2トン近いミネラルが流れ出るそうで、 ケーキ状の形が常に変化していきます。

ほとんどの硫黄は白いのですが、一部は石灰が参加して黒くなっています。

 

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国立公園内に宿泊

イエローストーン国立公園は、公園内にいくつかの宿泊施設が用意されています。


広い公園ですし、何拍かしてゆっくり見て回るのもいいと思います。

ホテルの検索サイトでもすぐに見つかりますし、イエローストーン国立公園伯のツアーも数多く用意されています。

 

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最後に

これをきっかけに、イエローストーン国立公園に興味を持って頂けたなら幸いです。

 

イエローストーン国立公園は、アメリカでは非常に有名で人気のある観光スポットなのですが、日本ではグランドキャニオン国立公園の方が有名なようです。

 

グランドキャニオンも素晴らしい場所ですし、どちらが上というのはありませんが、イエローストーンほどダイナミックな場所は、世界を探してもなかなか見つからないと思います。

どちらもアメリカを代表する世界遺産ですし、イエローストーン国立公園は万が一噴火してしまったら二度と訪れることができなくなるかもしれません。

 

もしアメリカへのご旅行をお考えでしたら、イエローストーン国立公園へ行って見ることも検討してみて下さい。

 

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