「自然」と「時間のゆっくりした流れ」を楽しめるフィリピン北部

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東南アジアへの旅(フィリピン)

「東南アジア歴訪」等の見出しで、日本の首相を含め大臣級の方々が、数多く東南アジアの国々を訪問しているニュースはよく目にします。

 

日本人観光客としても近年、東南アジアへ赴く人たちが多く、ベトナム、タイ、カンボジア等がその筆頭に挙げられます。

 

ここでは、フィリピンをご紹介しようと思います。

日本との歴史的関係は古く、フィリピン首都のマニラには日本人街があった時代もありました。

 

日本では「ルソンの壺」としてもその名を留めているものもあります。

今回は、フィリピン首都マニラやセブ島のある南部地域では無く、あまり知られていない北部地域をご紹介したいと思います。

 

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フィリピン最北端イロコスノルテ州の魅力

とかくマニラや南部ダバオ・ミンダナオが、フィリピンの観光地として注目されている昨今です。

フィリピンで最も大きいルソン島最北端である、北イロコス州(現地ではイロコスノルテと言います)を御存じでしょうか。

 

 

壮年以上の方々は「元マルコス大統領の出身地」と言えばご理解いただける方もグンと増えるかもしれません。

 

現在では、同国の最南部ダバオ出身のドゥテルテ大統領がおられますが、マルコス大統領は約20年間にわたって、独裁政権として君臨された大統領です。

 

その出身地が、ここで紹介する北イロコス州です。

ここは、有名観光地もなくルソン島北部の内陸部には、その名も「Mountain州(山州?)」という火山を中心にした州があり、その周辺部を取り巻く形で、同国北部の各州が形成されていると言った具合になっています。

 

当然、火山の麓のこの地域は火山の影響を受けて砂浜は比較的黒く、関東の海岸地帯の様相で、白砂青松という眺めではありません。

また、海岸線まで山の斜面が迫っている場所が多く、ナショナル・ハイウェイ(国道)という道が通っているだけの地域も多くあります。

 

しかし、こうした立地からか、今なおフィリピンの田舎町の趣が残っており、伝統的な家屋が今も現役で残っている地域です。

 

伝統的な家屋は、木造2階建てであるものも国道沿いにありますが、そういう家は比較的裕福な方々が多く、国道から離れて奥に入るとバナナの葉で屋根を葺いた平屋の小屋のような家々も多く残っています。

 

 

風景的にはタイムスリップしたような感覚に囚われることもあり、マニラや他の観光地のような喧騒と比較すると同じ国であることを忘れてしまいそうになります。

また、この地域の人々はシャイな人たちが多く、ちょうど日本の田舎の人たちのように、照れて話せないという人たちが多いようです。

 

この地域は、海外の観光客も珍しく外国人を見慣れていない人が多いのも一因かと思います。

 

 

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北イロコス州からカガヤンバレー

イロコスノルテと呼ばれる北イロコス州は、その州都である「ラオアグ」に空港があり、マニラから空路の乗り継ぎで、約1時間で到着します。

 

ラオアグ空港はローカル空港として、国内便が多くその設備も簡素に出来上がっていますが、香港、台湾、果てはドバイにまで飛ぶ国際空港機能も持っています。

 

このラオアグ空港から車で移動すると、約30分程度でラオアグ市街地に到着します。

ラオアグ市街の街並みは1地方都市として栄えている様子が分かります。

 

街はマニラ程ではないにせよ喧騒に包まれていて、古いスペイン統治時代のカテドラル(教会)が今もなお信仰の対象となっています。

 

一歩都市部を出ると、田舎の風景が広く広がっています。

北イロコス州最大の街で、格安ホテルなども多くありツーリストには有難い地域になっています。

 

この地から、ルソン島最北端へ向かうために、ナショナルハイウェイを北進する訳ですが、ほとんど全て海岸沿いを走ります。

 

さすがに20年間の独裁政権を握っていた大統領の出身地だけあって、こうした公共道路等はきれいに整備されています。

 

ただし、フィリピンの全ての舗装道路はそうなのですが、全てコンクリートで固められており、混じっている小石類の大きさがやや大きいので、車を走行させるとアスファルトを走り慣れている日本人にとって、その走行音が煩い騒音として感じてしまいます。

 

これは、気温が高くアスファルト舗装では、道自体が溶けてしまうからです。

 

 

その後、ラオアグから2時間程度走らせると、カガヤンバレー州に入ります。

同じ「カガヤン」という名の州が同国南部にもありますが、ここは「カガヤンバレー州」ですので注意が必要です。

 

カガヤンバレーに入る少し手前には、マルコス大統領の別荘として建てられた豪華な宮殿様式の建物が、廃墟化して国道沿いに存在するのも面白いです。

 

北部ハイウェイ

マルコス別荘

 

入り口に数件のお土産物屋さんがあるだけで、入場は今やフリーになっており、栄華を極めたありし日の姿が、コンクリートが剝き出しになった別荘からもうかがえます。

 

ここは、かつてマニラのマラカニアン宮殿に住んでいた、同大統領が避暑で密かに来るため、マニラ湾から軍の潜水艦で来たという逸話も残っているところです。

 

なお、豪華な靴の収集癖で有名になったマルコス大統領夫人のイメルダマルコス氏は、今もこの州の知事をしているということです。

 

 

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まとめ

フィリピン北部の楽しみとしては、上記に紹介したような道順で、あまり観光客の訪れないフィリピン北部で、その「自然」と「漫然として流れる時間の経過」を楽しむことが出来ます。

 

観光地などでは「何時から何時まではココ、その次は・・・」と言った日本にいる時と同じような時間刻みの行動が強いられます。

しかし、ここ北部フィリピンではその時間の流れがゆっくりと経過し、フィリピン海から望む日の出、東シナ海に沈む夕日など言語に絶する美しさを体験できます。

 

 

人工的に作られた造形美に慣れてしまった日本人観光客を、違った趣で観光体験したいと考えた時には、是非お勧めの地域です。

 

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