カンボジアはマイナーだけど面白い、変わったクメールおすすめ遺跡4選

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クメール遺跡4選

 

 

マイナーだけど面白い、変わったクメール遺跡を4カ所紹介します。

 

 

「カンボジアの観光スポット」と聞いて、あなたはどこを思い浮かべますか?

 

 

多くの方は、世界的に有名なアンコールワットや、それを筆頭とするアンコール遺跡群を思い浮かべたと思います。

しかし、カンボジアにはこのアンコール遺跡群以外にも、クメール王朝が建設した、個性的な遺跡が点在しているという事を、ご存知の方はあまりいないのではないでしょうか?

 

クメール王朝(クメールおうちょう、アンコール王朝とも)は、9世紀から15世紀まで東南アジアに存在していた王国で、現在のカンボジアのもととなった国であり、これより以前にあったチェンラ王国(真臘)の流れを受け継ぐクメール人の王国である。

 

この記事では、一般的なツアーではほとんど触れられない、マイナーながらも面白いクメール遺跡を4カ所ご紹介します。



 

カンボジアへの旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

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マイナーなアンコール遺跡に行く際の注意点

まず初めに、マイナーなクメール遺跡に行く際に、覚えておきたい注意点を解説します。

 

 

多くの場合は、個人旅行で訪問することになりますので、ここでも個人旅行を前提にして解説します。

 

 

 

赤やドクロマークの看板に注意

マイナーなクメール遺跡を訪れる際に、特に注意していただきたいのは、赤もしくはドクロマークのどちらか(または両方)が使われた看板です。

 

 

この看板が立てられている範囲は、内戦時代に設置された地雷の撤去が完了しておらず、どこかに地雷があってもおかしくないという事を意味します。

よって、遺跡を観光する際は、必ずこの看板に注意を払ってください。

 

 

また、地雷は雨や土砂崩れなどに流されることで、予期せぬ場所に移動している可能性がありますので、あまり観光客が訪れないマイナーな遺跡や山間部では、むやみに道を外れないように注意してください。

 

 

なお、アンコールワットといった観光客が多い主要なアンコール遺跡は、周辺の地雷がすべて撤去されていますので、マイナーな遺跡を訪問する時以外は気にする必要はありません。

 

 

 

必ずドライバーを雇う

次に覚えておいていただきたいのは、マイナーな遺跡を訪れる際は必ずドライバーを雇うという事です。

 

 

マイナーな遺跡は、アンコール遺跡の観光の拠点となるシェムリアップから離れていることが多く、現地でタクシーやトゥクトゥクを捕まえられない可能性が高いということです。

その上、治安が悪い地域が含まれており、流しのドライバーだと犯罪に巻き込まれやすいため、訪れる際は必ずドライバーをホテルか旅行会社で、雇ってから行くようにしてください。

 

 

カンボジアでは、タクシーを1日貸切っても。数千円程度で済みますので、安全のためにもここは妥協しないようにしましょう。

 



できるだけガイドも雇う

最後に覚えておいていただきたいのは、可能な限りガイドも雇ってから、遺跡を訪問するほうが良いという事です。

 

 

前述の通りマイナーなクメール遺跡は、治安が悪い地域も含まれており、人が少ないところが多くあるため、現地の事情を知っているガイドとともに訪れるのが一番安全です。

 

 

ガイドもホテルや旅行会社で手配できますが、ホテルから手配するガイドは当たり外れが大きいため、予算が許すのであれば日本の旅行会社から信頼できるガイドを手配しましょう。

 

 

なお、日本語ができるスタッフや日本人スタッフが在籍している高級ホテルであれば、ガイドの質にも期待できますので、該当するホテルに宿泊する際は、日本語ができるスタッフや日本人スタッフに相談するのも一手です。

 

 

それでは遺跡の紹介に移ります。

 

 

 

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マイナーだけど面白いクメール遺跡4選

 

プノン・クーレン

シェムリアップの北東に位置する山岳地帯で、涅槃仏やレンガ造りの寺院、川底の彫刻などが点在する遺跡群となっています。

 

 

各遺跡は500m~1kmほど離れているため、遺跡の探索と一緒にちょっとしたハイキングも楽しめるスポットです。

 

 

 

中にはプノン・クーレン国立公園もあり、これには後述するクバール・スピアンも含まれます。

 



クバール・スピアン

川底や川岸に施された彫刻で構成される、プノン・クーレン国立公園内の遺跡で、大量のリンガ(シヴァ神の象徴)が川底に彫られた1000本リンガが有名です。

 

 

駐車場から移籍部分の川沿いまでは、45分ほど急な山道を登らなけらばならず、山間部で傾斜も多いため、体力に自信がある方でないとお勧めできません。

 

 

また、雨の日に訪れることは難しいので、雨期ではなく乾季に訪問するようにしましょう。

 

 

 

バンテアイ・チュマール

シェムリアップから西に160km、タイの国境付近の町「シソポン」にある、東西800m、南北600mの広大な敷地を有する仏教寺院です。

 

 

ベン・メリア程ではないものの、遺跡のあちこちに樹木が生い茂っており、寺院の回廊内部や彫刻の崩壊も進んだ「放置されている」という表現がぴったな印象の遺跡ですが、今も現地の人々の信仰の対象となっています。

 

 

ちなみに、名前に含まれている「チュマール」という単語には「小さな」という意味があるようですが、名前に反して敷地は広いです。

 

 

崩壊が進んで足場が悪く、体力がない方やお年寄りが観光するには厳しい場所となっていますので、訪れる際はこの点にご注意ください。

 




 

タ・ケウ

シェムリアップからトゥクトゥクで20分程の場所に位置するアンコール遺跡群の一つです。

 

50mの高さを持つピラミッド型のヒンドゥー教寺院であり、その高さからとても壮大な雰囲気を醸し出しているものの、「未完成」というまさかのオチがついています。

 

作りかけであるために、美しい彫刻などはほとんど存在していませんが、石材を積み上げただけの荒々しい外観が逆に新鮮でおもしろいので、一風変わった雰囲気のアンコール遺跡を見てみたい方にお勧めです。

 

ちなみに、この遺跡が未完成のまま放置された理由には、建設を指示したジャヤ・ヴァルマン5世の死を発端とする内乱が起こったためという説と、建設中に中央祠堂にあった落雷を神の怒りだと信じて建設を取りやめたという説の2つがありますが、前者が有力な説となっています。

 

 

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

 

カンボジアは、たくさんの遺跡が残っている東南アジアの中でも、見どころが多い国の一つです。

 

海外旅行を考えている方で、メジャーな観光地が近くにあり、そこで古いマイナーな遺跡に触れてみたくなったら、ぜひ訪問を検討してみてください。



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