心と体を癒す旅-台湾
人気上昇中の台湾
東京から台湾の首都台北へは、飛行機で約三時間ほどで、「交通の便利性」、「旅行費用」、「美食」などの点で人気を集めています。
また台湾人の「人間味」も魅力の一つで、特に親日国ということもあり、日本人が台湾を訪れて嫌な思いはしないでしょう。
何度か台湾に行った人に聞くと、日本人であるというだけでチヤホヤされ、「ちょっとしたアイドル気分を味わえました。」と言っていました。
多くの日本人の中で台湾が嫌いという人は、かなり少ないのではないでしょうか。
「安全性」においても評価が高く、近年は修学旅行で台湾にいくケースが急増しています。
そんな人気急上昇中の台湾で「食べる」「見る」「体験する」のにオススメ情報を紹介します。
B級グルメの街-台中
台湾といえば夜市の屋台食べ歩きです。
夕方五時頃から屋台が始まりますが、日が落ちて暗くなってからの賑わいは、日本でいうお祭りのようです。
台湾人いわく、日本のサラリーマンが仕事終わりに居酒屋に行くような感覚で、台湾人は友達と夜市をぶらつくそうです。
夜市は至るところにありますが、若者が多く集まる大学の近にある夜市は、食べ物の他に洋服や小物を売る店なども多く、特に活気があります。
台中市は特にB級グルメとして有名で、中でも逢甲大学の目の前にある逢甲夜市は、規模も大きく賑わっています。
台湾グルメといえば小龍包を勧める人も多いですが、個人的には小龍包よりも安くてジューシーな蒸し餃子オススメします。
また肉グルメでは「鶏排(ジーパイ)」、つまりフライドチキンのことですが、日本で食べるものよりもずっと衣がサクッとしてスパイシーで美味しいです。
小龍包
鶏排(ジーパイ)
喉が渇いたらフルーツを豊富に使ったしぼりたてジュースがいいでしょう。
6月はマンゴーオレ(芒果牛奶)、7~10月でしたらパパイヤオレ(木瓜牛奶)などは目の前で果物をふんだんに使って作ってくれますので、新鮮かつ濃厚で美味しいです。
季節限定ですので、旅行の時期があったらぜひ試して欲しい品です。
お茶の種類も豊富で、烏龍緑茶やヤクルト緑茶(養楽多緑茶)など日本にない味を試してみてもよいでしょう。
メニューを指差しすればお店の人が笑顔で注文を受けてくれますので、満面の笑みで返すと喜んでくれます。
台湾人はお茶にも砂糖を入れて甘くしても飲むのが好きですので、甘いお茶が苦手な人は「無糖」(発音:ウータン)、半分だけの「半糖」(バンタン)、少しだけ砂糖を入れる「微糖」(ウェイタン)、を選べます。
大自然を満喫-国立公園「太魯閣」
太魯閣(タロコ)は台湾中部の花蓮県にある峡谷で、国立公園に指定されています。
台北から飛行機で35分ほどで花蓮空港に行き、さらに車で30分ほどで太魯閣へ行くことができます。
電車では台北から3時間ほどかかります。
歩道を歩いたり、吊り橋や、断崖、滝など絶景を楽しむことができますが、レンタルバイクでの観光がおススメです。
日本の運転免許を取得している方なら、免許証原本と事前に準備した免許証の中国語翻訳文を携帯していれば、台湾でバイクに乗ることができます。
免許証の中国語翻訳は最寄りのJAF翻訳文発行窓口で、税込み3,394円で発行してもらえます。
観光地の太魯閣付近は、レンタルバイクのお店も見つけやすいですし、借りられるバイクは排気量100㏄~125㏄のスクーターですので女性でも安心です。
雄大な峡谷の中をバイクで走り、見どころについたら立ち止まって散策、そして帰りに海岸に立ち寄って美しい夕陽を見たりして、大自然を思う存分満喫できます。
旅の疲れをとるなら足裏マッサージを
台湾式足裏マッサージは日本でも有名ですが、現地ならよりお得にマッサージを受けられます。
30分の足裏マッサージだけなら、安いところだと300元(1000円程度)です。
「按摩」の看板を見つけてメニューを見てみると、足裏のほかに足湯や首、肩、腰などのマッサージもあり、時間も選ぶことができます。
こちらが中国語を全く話せなくても、店員さんは大抵片言の日本語を話しながら本格的マッサージをしてくれますので心配いりません。
以前、友人が6人ほどで一緒にマッサージ行った時に、店員の人数が足りなかったようで、受付の人が何やら電話をかけていました。
その数分後に、どこからともなく人がわらわらと店内に入ってきて、その人たちがマッサージをしてくれたそうです。
どうやら近所の同業者が応援に来たようでしたが、みな感じの良い人たちとのことでした。
人懐っこい台湾人の温かさに心身ともに癒され、マッサージが終わるころには、旅の疲れも吹っ飛んでしまうことでしょう。
まとめ
台湾は日本よりも物価が安く、夜市の屋台でいろいろなものを試して食べ歩きを楽しめます。
豊かな自然にも恵まれていますので、太魯閣にまで足を伸ばせば絶景を存分に味わうこともできます。
気さくでおおらかな気質の人が多い台湾は、時間もゆっくりと流れていて、忙しい生活をしている日本人には新鮮に映ります。
道を聞いても、こちらが中国語を話せないと分かると、目的地まで一緒に行ってくれる親切な人も多いですし、「時間を取らせてしまって申し訳ない」と思って頭を下げて感謝すると、とても喜んでくれます。
旅の終盤で足裏マッサージを受けながら身体の疲れが取れた頃にはきっと、「また台湾に来よう」と思ってしまうのではないでしょうか。
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