政治・経済的なリスクがある昨今、代表的な安全資産である有事の金!

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金投資

2020年3月、中国武漢で発生した新型コロナウイルスが世界各地に拡大し、世界経済は大ダメージを受けました。

 

2019年に1グラム当たり5000円近辺まで上昇していた金価格は、2020年5月の平均価格で6000円近くまで上昇しました。

昔から「有事の金」といわれるように、政治・経済的なリスクが高まると、金が買われやすくなります。

なぜ、危機になると金が買われるのでしょう。

今回は金が安全資産とされる理由や、金投資のメリット・デメリット、金を扱った金融商品などを紹介します。

そして、どうやったら金投資に参加できるかについても調べてみました。

さっそく、金投資についてみてみましょう。

 

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金が安全資産の代表とされる理由

国際情勢が不安定になり、経済的な先行きが怪しくなると、人々は金を買います。

 

米中貿易摩擦や、イギリスのEU離脱(ブレクジット)、リーマンショックの時など、世界経済に危機が訪れる必ずといっていいほど、金が買われてきました。

そのため、相場の格言として「有事の金」という言葉があるのです。

 

では、どうして金は有事に買われるのでしょうか。

それは、金が世界のどこに行っても、価値があるものとして受け入れられるからです。

 

例えば、日本の経済がとても悪化し、日本円の価値が大きく低下して円安になったとしましょう。

いままで1万円で外国から小麦を10袋買っていたとしましょう。

円の価値が下がると、1万円で買える小麦の量が減ります。

 

円の価値が半減すれば、1万円で買える小麦は5袋になってしまうでしょう。

このように、現金通貨の価値は、現金通貨を発行している国の状況で、変わってしまうのです。

 

しかし、金さえ持っていれば、日本円の価値が減っても、外国から安定してモノを買うことができます。

金は地球に存在している量が限られているので、世界の人が金に価値があると認めている限り、金の価格は暴落しにくいのです。

現金通貨が戦争やインフレのせいで、紙くずになってしまっても、金だけは財産として残るというわけです。

 

だから、国際情勢が悪化し、世界経済がピンチになるたびに金が買われてきました。

 

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金投資のメリット・デメリット

金投資の一番のメリットは、経済危機に強いことです。

経済危機が訪れると株価は暴落しますが、金は株価の暴落に反比例して価格が上昇してきました。

 

金は投資家にとって、リスクヘッジ(危険回避のための行動)の役割を担ってきたのです。

通貨と違って国によりリスクがないのも金の魅力です。

 

加えて、金は現物(金地金)として保有することも可能で、いざというときのために、自分用の「埋蔵金」を作ることもできるわけです。

 

しかし、金にもデメリットがあり、一番のデメリットは金には、利息も配当もつかないということです。

金はただ持っているだけでは、利益を生まないということです。

 

金取引で利益を得るためには、安く買って高く売るというキャピタルゲインを狙うしかありません。

もし、金が高いときに買ってしまったら、金価格が買った時よりも上がるのを待つしかないのです。

また、現物の金は常に盗難の危険にさらされていますので、個人で金地金を持っていることがわかれば、強盗に入られる可能性もあります。

 

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金を扱った金融商品

個人で金資産を保有する方法は、大きく分けて3つあります。

 

1つ目は金の延べ棒や金貨などの、現物として販売されている金を購入することです。

金の延べ棒のような金の塊を「金地金」といいます。

一般的に、金貨はデザイン料や加工費などが含まれるので、金地金より割高であるので、資産として保有する場合は、金地金の方がよいでしょう。

 

2つ目は純金積立です。

毎月決まった金額の金を購入し、積立貯金に近い感覚で金を増やすことが可能です。

金相場は常に変動しますので、毎月積み立てる純金積立なら金価格が高いときは少なく、金価格が安いときには多く金を購入することができ、高値で買いすぎてしまうことを防げます。

また、金価格が大きく下落した時に、一気に購入するスポット買いも可能です。

 

3つ目は金価格に連動した金ETFです。

金ETFは株式と同様に、株式市場が開いている時ならいつでも売買可能です。

少額から購入することができるので、純金積立と同じく初心者向けだといえるでしょう。

金ETFのデメリットは、分配金が出ないことと、経費である信託報酬が他のETFと比べると高いことでしょう。

また、通常は金ETFと金地金を交換することはできませんので、金ETFで現物の金とリンクさせたい場合は、純金上場信託の「金の果実」を購入しましょう。

 

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金投資を行う方法とは

金地金は、貴金属メーカーなどから購入でき、三菱マテリアルの直営店「ゴールドショップ三菱」や、田中貴金属の直営店「ギンザタナカ」などで購入可能です。

 

金貨は百貨店や宝石商、貴金属メーカーなどで取り扱っている場合があります。

純金積立はネット証券や貴金属メーカーなど、各金融機関などでとり使っています。

ネット証券なら楽天証券・マネックス証券・SBI証券、貴金属メーカーなら三菱マテリアルや田中貴金属が有名です。

 

都市銀行や地方銀行でも取り扱いがあるでしょうから、金ETFは株式と同じく証券口座を持っていれば誰でも購入可能で、株式市場が開いているときに、いつでも購入することができます。

 

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まとめ

金が安全資産とされるのは、金が各国の通貨と異なり価値が安定しているからです。

金投資のメリットは、経済危機に強く現物で保有できることで、デメリットは、利子や配当がつかないことでした。

 

金にまつわる商品は、金地金・金貨といった金の現物や純金積み立て、金ETFなどがあります。

貴金属メーカーや金融機関で取り扱っていますので、興味がある方は資料を取り寄せてはいかがでしょうか。

 

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4.資産運用

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