徳島県警の不可解と記憶喪失の「和田竜人」・行方不明者「松岡伸矢」の関係は?

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軟禁から逃走。記憶喪失の男性の身元は?

 

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テレビで情報提供を求める

2018年1月31日TBSで「緊急!公開大捜査 ‘18春」という特番が放送されました。

内容は、記憶喪失によって自分が誰なのかさえ分からない人物の情報を視聴者に求め、精神科医などあらゆる専門家の協力を得て、その人の身元を明らかにしようというものです。

 

 

その情報提供を求める人の一人に「和田竜人(仮名)自称25歳」がいました。

17年間、「おじさん」と呼んでいた50~60代の見ず知らずの男性と「和田」という表札のある2階建ての一軒家で生活し、外出は歯医者に行くときだけという軟禁状態でした。

 

2014年6月に脱走し、その1か月後、愛知県弥富市のショッピングモール内の障がい者用トイレで意識不明のまま発見されました。

身長167㎝、体重50㎏と痩せており、衣服以外の所持品はなく、警察でも身元特定に致りませんでした。

 

 

本人の記憶は断片的で、軟禁場所の記憶はなく、逃走中の所々の記憶を頼りに番組スタッフと一緒にその足取りを追っていきます。

 

すると、静岡と愛知の県境の看板を記憶していて、他にも豊橋市を走る路面電車や桶狭間古戦場の看板とその近くにある大きな時計にたどり着きます。

しかしそこから前の記憶がなく、行き詰まりました。

 

他に分かっているのは、保護され病院にいる時、筆談で「アイダ リュウト」と答えたこと、時々会話に関西弁が出ることくらいです。

 

この情報を元に身元につながる情報提供を求めました。

 

 

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寄せられた情報

放送終了後、「伸矢ちゃんに似ている」という多数の情報が徳島県警に寄せられました。

伸矢ちゃんとは、29年前(1989年3月)に徳島県で疾走した松岡伸矢ちゃん(当時4歳)です。

 

 

伸矢ちゃん一家は茨城県牛久市に住んでいましたが、3月6日、伸矢ちゃんの祖母の葬儀に参列するため徳島県を訪れていました。

その翌日7日、宿泊していた親戚の家の庭先で40秒ほど目を離した隙に伸矢ちゃんの姿は消えていました。

それから捜索も虚しく、現在も発見に至っていません。

 

当時の伸矢ちゃんの写真も公開されましたが、とても面影があり、和田さんは伸矢ちゃんだろうと多くの視聴者が感じたと思います。

(4歳の松岡伸矢ちゃんとテレビ出演した和田竜人さん)が比較画像でよく出ていますが、やはり面影があり、同一人物という意見も当然だと思います。

 

 

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DNA鑑定

放送後の情報提供を受けて、徳島県警は伸矢ちゃんの両親のDNAを採取し、和田さんのものとを鑑定することにしました。

 

2月3日に県警が両親を訪問し、採取する予定でしたが、2日になって、訪問を中止することを伝えました。

つまりDNA鑑定は行わないということです。

 

 

捜査関係者によると「男性(和田さん)は伸矢ちゃんではない別の失踪者に似ている」などとする有力な情報があったため、男性は伸矢ちゃんとは別人であると判断したと言います。

 

このことで非難の声を浴びた県警ですが、DNA採取を中止した2日から一転、翌日3日に、再び伸矢ちゃんお父に連絡し、DNAの採取を要請し、了承が得られたため採取のため訪問しました。

現在は結果待ちという状態です。

 

 

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歯科助手の激白

テレビを見て、昔、歯科助手をしていた女性がツイッターで衝撃の事実を激白しました。

 

 

伸矢ちゃん失踪当時、おじさんに連れられ和田さんは歯医者に通っていました。

名前こそ違うけれど、その外見はどうみても伸矢ちゃんだったそうです。

もちろん警察に通報しましたが「そういった情報が多すぎて手に負えない」という理由で取り合ってくれなかったそうです。

 

そして、あのテレビを見て、鳥肌が立ったと言います。

急いで電話をしたそうです。

 

その子に傷跡があったことも話しましたが、テレビでそのことを取り上げないことに苛立ちを覚えています。

 

 

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まとめ

一人の失踪事件を関係のない人間はすぐに忘れてしまいます。

しかし今回テレビの力を借りて一つの事件が大きく解決へ向かっています。

テレビの影響力、視聴者の持つ情報力が改めて確認されたと思います。

こういう形の番組がもっと頻繁にあれば、失踪事件などの解決には役立つように思います。

 

 

今回の県警の、DNA鑑定を取りやめたことに「何か不都合があるのか」「圧力か」などと憶測が飛び交っていますが、あくまで慎重になっただけだということです。

 

過去に情報提供に取り合わず、伸矢ちゃんの存在を見逃してしまったことは、責められることかもしれません。

「情報提供の多さに手に負えない」ということは、逆に言うとそれだけの情報がありながら今現在まで解決に至っていないということです。

 

そして解決に行き詰まった時、また新たな情報を求め、あの歯科助手の話に耳を傾けていれば、状況は変わっていたかもしれません。

 

 

今も多くの未解決失踪事件があります。

中にはただの家出という場合もありますが、事件性のあるものも当然あります。

 

警察も捜査はしてくれますが、私たち一人一人の目というのは数多くあるわけです。

個人個人が少しだけ意識することで、失踪者をいち早く見つけることが可能になるように思います。

 

 

和田さんが伸矢ちゃんであるかどうか、結果はわかりませんが、状況からみて十中八九そうでしょう。

失われた時間を埋めることはできませんが、これから人間らしく幸せに生きていってほしいです。

 

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5-2:思いつき

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