電車内出産を支えたのは元看護助手のお手柄

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電車内出産

 

 

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ざわつく電車内

2018年1月19日、JR常磐線の特別快速の車内で、元看護助手の最上さんが隣に座っている妊婦さんの異変に気付きます。

 

電車が常磐線松戸駅を出てすぐの午後1時26分、妊婦さんはてすりにつかまり、苦しそうにしていました。

話を聞くと「陣痛が来てしまった」と言います。

 

 

そのまま電車は走り、ついに妊婦さんは破水し、陣痛を訴えてから8分後の午後1時34分、柏駅に着くと同時に「もうだめ」といい、座席から転がるように床に倒れこみました。

 

車内は騒然としていました。

最上さんは「これはまずい」と自分の荷物からバスタオルを出し、様子を見に来た女性に目隠しするよう頼み、駅員に緊急事態を知らせ、電車を停めてもらいました。

 

 

車両に戻ると妊婦さんはズボンを下ろしていて、もう赤ちゃんの頭が出ていました。

最上さんが頭を支えると、すぐに体も出てきて産声をあげました。

 

その後病院に搬送され、母子ともに命に別状はありませんでした。

 

妊婦さんの隣に偶然いた最上さんは、昔、看護助手をしていただけでなく、5児の母であったことも冷静な対応の要因だったと思います。

 

バスタオルを持っていたのも入院している息子の一時退院の日でその荷物に入っていたからという偶然です。

 

偶然が重なり1つの命を守れたことは素晴らしい奇跡だと思います。

 

 

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世間の反応

出産後、母親はツイッターに、電車で出産したという内容のツイートをしました。

 

それに対し「迷惑だ」「自己管理がなってない」「妊婦は電車に乗るな」など、批判の声があり、その一部を22日にTBS系「ビビット」で紹介したところ、カンニング竹山が「こんなことを書くのはバカの塊だ」と憤りを露わにしました。

 

また、VTR出演した産婦人科医は、この批判に対して「陣痛をコントロールなんてできない」「自己管理で産めたら誰も苦労しない」などと反論しました。

 

命の誕生を素直に喜べず、匿名でしか批判できない人が少なからずいるのはとても残念です。

 

 

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世界の出産エピソード

今回のように一風変わった出産した人を少し調べてみました。

 

ある臨月の女性の暮らす村が浸水し、木の上に避難して4日間過ごし、4日目に木の上で出産しました。

木の上でどうやって産んだのかとても気になります。

 

 

イギリスのケリーさんは、ピルを服用していました。

ある時激しい生理痛にみまわれ、3回程息むと赤ちゃんが出てきました。

妊娠に気付かないなんてあるのですね。

初産にもかかわらず、安産でよかったと思います。

 

 

チリのエリザベスさんはオリンピック経験もある重量上げの選手です。

彼女は重量挙げのトレーニング中に体調不良を訴え、そのまま男の子を出産しました。

 

エリザベスさんはこの1週間前の大会に出場し、なんと優勝していました。

生まれた男の子は妊娠6か月くらいだったそうです。重量挙げの選手は、激しいトレーニングや食事制限によって生理不順が日常的にあり、妊娠に気付かないことが多いようです。

 

力を入れて挙げる時に自然と分娩の時のような状態になっていたのでしょう。

 

 

タイではタクシー渋滞が有名です。

なので、病院へ間に合わずタクシーの中での出産がかなり多いようです。

 

 

タイのタクシードライバーは、助産師の資格を持っている人が多数います。

また防水シートなどが車内に常備してあるそうです。

 

 

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まとめ

出産というのは一言でいうとおめでたいことですが、もっと掘り下げると、人類が存続していくうえで重要な営みです。

 

この度の電車内での出産も、批判の声はありましたが、間違いなくおめでたいことです。

 

「妊婦は電車に乗るな」などと言った人間がいるようですが、病院を予約していて時間通りに着くには車より電車が確実ですし、妊婦が運転するほうが万が一の時危険は大きいと思います。

 

 

妊娠は病気ではありません。

安定期を過ぎてからは、できるだけ身体を動かすことを進められています。

 

 

ある程度の気遣いは必要だと思いますが、あまり意識されるのもいい気分はしません。

 

現状、日本では普通の陣痛の場合、自治体ごとで多少違うかもしれませんが、救急車を呼ぶことは認められていません。

 

 

タクシー会社でも、臨月の妊婦さんを乗車拒否しているところもありますし、ましてや陣痛がきているとなるとほとんど断られると思います。

 

そこで近年「マタニティータクシー」「陣痛タクシー」なるものが登場しました。無料登録しておけば、妊婦さんのお出かけや検診、もちろん陣痛時も速やかに配車されます。

 

 

また、出産後も「キッズタクシー」として退院時や後の定期健診など、長期に渡り母親と赤ちゃんの移動をサポートしてくれます。

料金も通常のタクシーと同額です。

 

防水シートもあり、破水などにも対応しています。「キッズタクシー」にはチャイルドシートも完備しています。

 

ドライバーは消防庁の実施する普通救命講習を受講し修了している方々ですので、陣痛時の対応も心得ています。

 

こういったシステムがもっと認知されればよいと思います。

 

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5-2:思いつき

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