世田谷線沿いの美味しいパン屋さん3選
東急世田谷線とは
東急世田谷線は、飲食店がひしめきあう【三軒茶屋駅】と、日本大学のキャンパスがある学生街【下高井戸駅】を結ぶ、10駅5キロほどの路面電車式の路線です。
東京都内では、人気のある路線の一つで、小ぶりで愛らしいフォルムの車体が道路を横切るなんて、東京には珍しい光景です。
高級住宅街のイメージが強い世田谷区ですが、世田谷線沿いの駅は昭和の色香が感じられる下町のような雰囲気です。
そして、数ある名店が所在しているのも、この世田谷線沿いなのです。
是非、世田谷線散策切符を手に、美味しいパン屋さんをめぐりましょう。
こちらの切符は乗車当日のみ、何度も乗り降りできて、おとな330円(こども170円)。
乗車一回につき150円かかるので、三回乗れば元が取れちゃう大変お得な切符です。
駅間の距離は短いので徒歩でも散策できますが、道路を横切る車窓から眺める世田谷の景色は一味違うので、電車旅をおススメします。
三軒茶屋 Signifiant Signifie
パン好きの間では知らない人はいないというほどの有名店です。
三軒茶屋駅を降りて三宿交差点まで進み、世田谷公園のある三宿通りを歩いた先に表れます。
週末の開店前は必ず行列ができており、2006年のオープンから普遍的な人気がうかがえます。
店員さんは、どんなお料理と合わせるのが良いかなど、コンシェルジュのようにパンを提案してくれます。
そして、パン業界で尊敬しない人はいないというシェフの志賀さんは、材料や製造方法へのこだわり方が尋常ではなく、恐らくどのお店でもやっていないことに挑戦し続けるアグレッシブな方と言う話しはもっぱら有名です。
商品ラインナップは主にフランスパンです。
フランスパンにもお砂糖やバターを、たっぷり使った柔らかいパンがあるのですが、こちらの商品はほぼほぼ、ハード系のパンです。
小麦のうま味が強く感じられるものばかりです。
仕込み作業でお休みの日が多く、営業日はかなり変則的ですので、必ずお出かけ前にオフィシャルサイトのスケジュールをご確認ください。
店舗情報
店舗名:Signifiant Signifie
店舗名(読み):シニフィアン・シニフィエ
所在地:東京都世田谷区下馬2-43-11 COMS SHIMOUMA 1F
電話番号:03-3422-0030
松陰神社前 Boulangerie Sudo
こちらはなんと、電車から降りて30秒で到着します。
下高井戸方面の電車を利用された方は、降りて右側の階段を下れば目の前にお店が現れます。
こちらのオーナーは須藤夫妻で、どちらもパン製造を担当なさっている夫婦経営です。
パンのラインナップは、フォカッチャ、ハード系、デニッシュとワールドワイドにそろっています。
その中でも予約しなければ基本的に購入できない食パンがおススメです。
食パンの種類も2つありまして、四角い世田谷食パンと山型の世田谷食パンがあります。
山型は、蓋をして焼き上げないので四角よりもふんわりした食感が楽しめます。
予約制というわけではなく、予約分で完売ということが日常茶飯事な大人気商品です。
ふらっと行って、並べられたパンを購入してももちろん全部美味しいのですが、この食パンは格別なので是非予約して購入していただきたいところです。
また、フォカッチャも具だくさんで食べごたえは抜群です。
エリンギのフォカッチャを購入した時は、エリンギ3本くらい乗ってるかな?と思うほどの満足感と幸せな食べにくさがありました。
フォカッチャ生地は、モチモチとしているのに歯切れがよくて、あっという間に食べきってしまう美味しさですね。
やはり、日本人は歯切れのいいモチモチとしたパンが大好きなんです。
デニッシュはケーキ屋さんのような美しい見た目で、うっとりしてしまうほどで、デニッシュ生地の上にケーキ乗せました、と言ってもいいぐらいの容姿がびっくりです。
こちらの店舗もシニフィアン・シニフィエと同様に、お休みが不定期です。
一応定休日は日曜日と月曜日で火曜は不定休なのですが、臨時休業も少なくありません。
店舗のSNSに店休日の記載があるかと調べても、無いことが多いです。
店頭には毎月お休みの日が一覧で見られるのですが、遠方の方には調べようもなく、ちょっと残念なところもあります。
運試しで行ってみるのもいいかもしれませんね。
店舗情報
店舗名:Boulangerie Sudo
店舗名(読み):ブーランジュリースドウ
所在地:東京都世田谷区世田谷4-3-14
電話番号:03-5426-0175
定休日:日曜日・月曜日/火曜日不定休
山下 une clef
山下駅は小田急線の豪徳寺駅と大変近く、こちらのパン屋は豪徳寺駅からも近いお店になります。
北沢川緑道沿いに歩いていくと到着するんですが、「あの行列なにかな~」って思っているところがune clefなんです。
物凄い行列なので驚いてしまいますが、店内を見れば納得するでしょう。
なんとも狭い!狭すぎて、一度に3人くらいしか入店ができません。
パンのラインナップはハード系が1割程度で、その他ブリオッシュやデニッシュ、丸パン系がほとんどで、どのパンも日本人好みなものばかりです。
ブリオッシュはなんとも言えない柔らかさで、ケーキを食べている感覚になるほど軽くてしっとりとしていました。
こんなにも美味しいブリオッシュは珍しいと思います。
スコーンも多種類焼かれていて、クセになるサクサク感があり、全体的に小さめに焼かれていたので、ハード系のパンは小さいだけに外皮が厚くなってしまい、ほかのパンには少々劣っていましたが、ほぼほぼ美味しい商品がそろっています。
店内はカフェも併設されており、クオリティの高いスイーツが堪能できますので、こちらもご利用をおすすめいたします。
店舗情報
店舗名:une clef
店舗名(読み):ユヌクレ
所在地:東京都世田谷区松原6-43-6 A101
電話番号:03-6379-2777
定休日:火曜日・水曜日
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ご自身の好きなパンの種類によってもお好みのパン屋さんは分かれると思いますが、今回ご紹介したお店をめぐっていただき、特に気に入った所があれば、そこに似ているパン屋さんを新たに開拓するという楽しみが増えると思います。
パンブームの今こそ、思いっきりパンを楽しんでみてください。
美味しいこと間違いなく、インスタ映えも狙えます。
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