健康食、強壮食として親しまれてきたチョコレートの意外な側面とは

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チョコレートの健康効果

バレンタインデーも終わり、3月14日に控えるホワイトデーですが、このような時期に最も食べられるお菓子は何といってもでしょう。

 

今回は、そんなチョコレートの歴史、効能などをまとめていきたいと思います。

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チョコレートの歴史

ガーナやロッテ、明治など様々な会社がひしめき合う日本のチョコレート市場のなかで、皆さんはチョコレートといえばどこの国を思い浮かべますか。

 

先程の例に示したように、ガーナというアフリカの国が思い浮かばれることが多いと思います。

しかし、チョコレートが産声を上げたのは、中央アメリカのメキシコです。

 

日本では石高制といって貨幣の代わりにお米が通貨として扱われていた時期がありましたが、それと打って変わってマヤ文明、アステカ文明などの人々は、カカオ豆をすりつぶしていただき、通貨のように扱われていました。

 

富を持つものは、そのカカオ豆を飲み物へと加工し、チョコレートドリンクを作ったのがその起源とされています。

しかし、皆さんは100%のチョコレートをいただいたことがありますか。

ある方は勿論のこと、無い方も想像していただけるとありがたいですが、とてつもなく苦いのです。

 

市販に出回っているチョコレートのうち、その製品のカカオ豆含有量は、20%程度です。そのくらいにしなければ甘くならないのです。

 

そして、その後の歴史をたどっていくと、「コロンブスの卵」の逸話でおなじみのコロンブスがアメリカ上陸を果たします。

そこで、カカオ豆とチョコレートを発見し、ヨーロッパにその存在を伝播させたのです。

しかし、前述いたしました通り、その頃のチョコレートは、よっぽどの味覚を持つ人にしか飲めないものでした。

 

そこで、時の学者コルテスは、当時チョコレート製造で使われていたトウガラシや、コショウといった香辛料の使用ではなく、砂糖を使うことを考え着きます。

この頃はまだ液状でしたが、この美味なことがスペイン中を駆け巡ります。

とうとう、現在の日本人がガーナ原産のチョコレートを、いただくようになった最大の原因たる行為、赤道直下の植民地にカカオ農園を設立させたのです。

 

しかし、まだ不思議でしょうが、なぜ、その液体のチョコレートは、現在よく食べられている固体のチョコレートへと変わったのか。

その理由は人々のたゆまぬ試行錯誤の結果だったのです。

 

ヨーロッパにおいて、カカオ豆の法外な値段が下落したころ、庶民にもチョコレートが広まります。

これは、植民地の発展の産物ともとれるのですが、その流入量の増加により、イギリスのベーカリーがこの新しい娯楽に目を付けます。

 

パンに甘いものが合うのは、その当時から知られていました。

砂糖を振りかけたパンが売られていたのもそれを裏付けます。

 

それと同じように、「チョコレートをパンの製造工程で入れたらどうだ」、というベーカリーの思惑は、チョコレートを世界で初めて固形にすることに成功したのです。

そして時は流れて数十年、現代の板チョコや、オーバル型のチョコレート、様々な形へとその姿を変貌させてきたのです。

 

チョコレートの歴史をたどると、人々の生活にいかに密着していたかがわかります。

原点に立ち戻ると、チョコレートはアステカ文明では「知識とパワー」の権現だったのです。

 

そして今、その息吹は健康食として私たちの生活を支えています。

以降はチョコレートの効果についてまとめていきたいと思います。

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チョコレートの健康効果

歴史を鑑みても、その効果が絶大であることを知れるチョコレートですが、それは現代の科学研究によっても裏付けられているとても効果的なものです。

 

今回引用する実験の条件は、対象の男女に4週間、すなわち1ヶ月間、市販の72%チョコレートを25g摂取してもらって測ったものです。

血圧の低下

4週間にわたってチョコレートを摂取していると、血圧のピーク値が低下することが明らかになりました。

しかも、この効果は特に血圧高めの人に顕著で、実験では血圧が元方低い人よりも、高い人の方の低下量が大きいことも示されています。

その効果は、近年注目されつつあるカカオポリフェノールにあります。

血圧の上昇の原因の一つ、血管内部の炎症を抑える働きがカカオポリフェノールには確認されているのです。

体が活動的になり、前向きになる

実験前には体調がすぐれなく、痛みがあったような人や、精神的に苦痛があった人に対して、チョコレートは効果を発揮しました。

実験終了後のアンケートによると、体の痛みが全くなくなった方や、実験期間中活力にあふれた方、楽しく、穏やかに生活できていたことが判明しました。

 

しかも、実験結果によると、認知症や動脈硬化の予防にも効果を示したそうです。

チョコレートがそのような効果を示すことは、もしかしたら古くから知られていたのかもしれません。

体重の変化は見られなかった

チョコレートなどのお菓子を日常的にとっていると太ってしまう、そのような考えを持っていらっしゃる人もいるのではないかと思います。

しかし、そのような結果は認められませんでした。

つまり、過度な量でなければチョコレートは、健康に何ら害を及ぼさないことが実証されたのです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

古来から健康食、強壮食として親しまれてきたチョコレートの意外な側面に出会えたかと思います。

チョコレートは市販の板チョコ50gで税抜き100円くらいで、ものを選べば更に廉価にもなると思います。

しかも、かつて液体として摂取されていたこともあって加工も非常に容易です。

 

これを機会に毎日適量、チョコレートを取る生活を始めてみては!。

 

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