実用的な各種体温計と目的別の体温測定方法【おすすめ3選】

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各種体温計と目的別の体温測定方法

 

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おすすめ体温計3選

 

・スティック型体温計

一般的に家庭でも使用されている、脇に差し込んで体温を計るタイプの物になります。

 

昔は「水銀式」と呼ばれるものを使用していましたが、現在では「サーミスタ式」と呼ばれるボタンを押すだけで計れる体温計が主流になっています。

その他の非接触型体温計やサーモグラフィに比べて、一番正確に体温を計測できます。

 

水銀式は破損した際に内部の水銀が流出し、人体に有害な事からサーミスタ式が普及していきました。

そのため種類が豊富に存在し、予算や自分に合った体温計を選択できます。

 

テルモは、日本のサーミスタ式体温計の先駆けの企業であり、その歴史と技術から10分後の体温を予測する計測方式を採用しています。

また、正確な体温を計測したい場合には、10分間計測し続ければ実測の温度をはかることもできます。

 

テルモは医療機器や医薬品を取り扱い、国内最大手のメーカーになります。

体温の計測する際の上昇特徴を25年に渡りデータ採取し、テルモ独自の温度計測アルゴリズムを作り上げる事で、予測検温の正確性を向上させてきました。

 

 

また、別メーカーのシチズンは腕時計の有名ブランドですが、体温計も販売している企業になります。

特徴としては、無駄を省いたシンプルな作りになっており、他社製品に比べて安価で手に入れる事ができます。

 

測定開始ボタンをくぼませて、体温測定中に手などが当たり計測できていなかったなどのトラブルを防ぐ作りになっています。

リーズナブルな商品ではありますが、電池交換後は約3年間使用でき、衛生状態を維持するために、防水型で水洗いが可能なタイプなど他社の体温計に見劣りしません。

 

体温計測までの時間は、実測式なので計測終了までに約10分かかり、手早く計りたいと言う人にはおすすめできません。

 

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・非接触温度計

非接触温度計の一番の特徴として、身体に触れずに体温を測定することが出来ます。

 

体温を計測するシチュエーションとしては、風邪などで体調を崩した場合がほとんどで、身体に触れないことから、体温計を介して他者に感染症が移る心配がありません。

体温を計測する際に、必要とされていた安静姿勢を取れない場合でも計測出来る事から、寝たきりの人や赤ちゃんの体温計測にも活用されています。

 

また、測定まで10秒以内に済んでしまうものがほとんどで、待つことなく体温測定が完了します。

そのため、企業などで複数の人の体温を同時に計る際に重宝し使用されていましたが、衛生面と計測時間の短さから家庭でも使用される事が多くなっています。

 

A&Dは計測機器や医療機器のメーカーで、唯一販売している体温計「でこピッと」の体温計測時間は、約1秒と業界最速になっています。

温度計測機器を得意とし、生体のアナログ的な情報をデジタル情報に変換し、体温測定に反映させる能力に長けています。

 

A&Dは、計測箇所であるおでこの赤外線量を計り、体温測定の基準ともなる舌下温に変換することで、精度の高い体温計測を可能としています。

非接触体温計を製造する別メーカーのドリテックは、1997年創業の若い企業で、キッチン家電や掃除機などを主体に製造しているメーカーになります。

 

かゆい所に手が届くような工夫を凝らした商品を多数取り扱っており、非接触型温度計に関しては、体温によってアラーム音のパターンが変わるため、目で見なくても発熱の有無が分かります。

コスト削減にも力をいれており、実測式と予測式の体温計測方法を製品ごとに分ける事で、コストパフォーマンスの高い製品を作り上げています。

 

また、最大で32回分の体温測定結果を保存でき、体温の経過を確認出来る機能も備えられています。

 

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・サーモグラフィ系

サーモグラフィとは対象の温度を色で識別し、ひと目で体温を確認することができる機器になります。

 

非接触型体温計と同様に身体に触れないため、衛生的で二次感染の危険性が低いと言えます。

さらに、非接触型体温計は、身体の一箇所を計測することに対して、サーモグラフィは写している対象の全体を計測することができます。

 

人の体温は計測部位によって異なり、外気温によって体表面温度が変化しやすい傾向があります。

サーモグラフィでは全体的な計測が可能なため、身体の一部が冷えていても、その他の部位の情報から、視覚的に体温が高いかどうかが分かります。

 

ただし、細かな温度を計測する機械ではないので、発熱の可能性がある人がいれば、スティック型や非接触型の体温計で再度計測する必要があります。

サーモグラフィは、ある程度多い人数の温度を一度または連続的に確認し、発熱の可能性がある人をピックアップするために用いられます。

 

ただし、サーモグラフィは、高価なものが多く資金力のある個人や企業でないと、購入のハードルが高い一面があります。

大量の人を一度に計測しなければいけない人や企業におすすめです。

 

リコーは世界シェア65%以上のFLIR社製サーモグラフィを取り扱っており、ポケットに収まるコンパクトタイプから、研究開発など高度な分析を必要とする分野向けの、ハイエンドモデルまで揃えています。

 

−10℃から150℃まで計測でき、最低焦点距離15cmまで近づいての体温測定が可能です。

リコーの取り扱っているサーモグラフィは、指1本で扱えるものが多く簡単に操作できることが特徴です。

 

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まとめ

個人で使用する場合には、一般的なスティック型の体温計を用意しましょう。

 

複数の人を一度に計測する場合には、非接触型の体温計が良いでしょう。

非接触型で想定している以上の大量の人数を計測する場合は、サーモグラフィを使用してみても良いかもしれません。

 

確実かつ正確に体温を計測したいのであれば、テルモのスティック型体温計を選択することをおすすめします。

 

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