開発途中のカンボジアを個人旅行するためにガイドブック以外の心得

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カンボジアで個人旅行を楽しむために

 

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個人旅行の魅力

日本ではカンボジアと言われて、アンコールワットくらいしか思い浮かばない方が多くいます。

 

その理由は、日本のパックツアーでカンボジアに行くと、大半が「アンコールワットツアー」になるからです。

確かにアンコールワットは、カンボジア最大の観光スポットですが、唯一の観光スポットではありません。

 

カンボジア全土には魅力的な場所が様々にあり、個人旅行を好む欧米系の観光客で、にぎわいを見せています。

ビーチリゾートとして発展中のシアヌークビル州やケップ州、手つかずの豊かな自然を有するエコツーリズムが盛んなラタナキリ州など、個性豊かな観光スポットがたくさんあります。

しかし、日本のパックツアーでこれらの場所を訪れるものはまだ少なく、知名度も低いのが現状です。

 

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個人旅行の問題点

実際問題、カンボジアを個人で訪れるのはまだハードルが高い面があります。

発展途上国にありがちな問題として、交通インフラや情報インフラがまだ弱いという点が挙げられます。

 

例えば、国際線で首都プノンペンに到着して地方へ移動する際には長距離バスに乗りますが、このバスが空港から発着しません。

それで空港に到着したら、長距離バスの発着場所まで移動しなければならないのですが、バス会社が共同で運用するバスターミナルというものがなく、バス会社ごとに独自に決められた発着場所へ行く必要があるのです。

 

カンボジア政府は、観光客誘致に熱心に取り組んでいますから、数年後には何らかの対策が取られる可能性があります。

しかし、現時点では旅慣れていない人にとっては、大きな問題となっています。

とはいえ、今でも欧米系旅行者は、この問題をクリアしてカンボジアで個人旅行を悠々と楽しんでいるわけですから、日本人旅行者でももちろんクリア可能な程度のハードルです。

 

成功のカギは、正確な情報をいかにたくさん集められるかでしょう。

出国前にネットやガイドブックで、十分に情報収集しておくことが大切なのは言うまでもありませんが、カンボジア滞在中も常に最新情報を手に入れられる環境を整えておくのは大切です。

カンボジアは、急速に経済発展しているため情報が古くなるスピードも早く、それが混乱を招く一因ともなります。

近年はだいぶガイドブックやネットの情報が充実してきたとはいえ、カンボジア現地のホットな情報を手に入れるのはまだ難しいです。

 

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出国前に準備しておきたい物・こと

現地で、常に最新情報を手に入れるための必要な事前準備をご紹介します。

これらの準備をきちんと行うことで、トラブルを最小限にとどめカンボジアでの個人旅行を楽しむことができるでしょう。

 

なお「日焼け対策グッズ」や「虫刺され対策グッズ」など、パックツアーか個人旅行かに係わりなく必要な準備については、市販のガイドブックに十分情報が載せられていますので、ここであえて取り上げることはしません。

 

SIMフリー携帯

移動や宿泊の手配をすべて個人で行うとなると、ネット環境が絶対不可欠ですが、これはSIMフリー携帯を持ち込むことで解決します。

 

カンボジアは、SIMカードが非常に安価(1枚1ドル程度)で購入手続きも簡単(販売窓口でパスポートを提示するだけでその場で購入できます)です。

データ通信プランも充実しており、1週間1ドル~2ドル程度でつなぎっぱなし、かつ、GPSを使いまくったとしても大抵はプラン内に収まります。

 

面倒な解約手続きもありませんし、その上カンボジアの携帯電話はプリペイド式で、一定期間のうちに入金が無ければ自動的に解約となります。

ンボジアの携帯電話キャリアはたくさんありますが、そのうち一般的なのは「Cellcard」「Smart」「Metfone」の3社です。

この中で特におススメなのがCellcardです。

カンボジア資本の最も古い携帯キャリアで、データ通信のスピードと安定感は国内キャリアナンバー1です。

そしてあまり知られていないのですが、Softbankと提携しているため、CellcardのSIMは日本でも使用することができます。

ローミング扱いにはなってしまいますが、プリペイドの残金を使いきれずに、日本へ帰国することになっても、日本で使用して使い切ることができるのでお得感があります。

 

Facebook アカウント

カンボジアで最も普及しているSNSはFacebookです。

 

ウェブサイトとはFacebookページのことで、インターネットをするとはFacebookページを見ることだと思っているカンボジア人もいるほどです。

大抵の行政機関と大手企業がFacebookアカウントを持っており、情報発信や問い合わせ対応をFacebook経由で行っています。

 

Eメールアドレスやウェブサイトのフォーム経由での問い合わせ対応を併せて行っている企業でも、Facebook経由の問い合わせの方が返信が早い場合があります。

また、旅先で知り合ったカンボジア人と連絡を交換したい場合にもFacebookは便利です。

 

カンボジア人は、少し会話をして親しい雰囲気になると、すぐに「Facebook持ってる?」と尋ねてきます。

言語が苦手で面と向かっての会話が難しい方も、Facebookがあればメッセージのやり取りでカンボジア人と親しくなることができます。

 

個人旅行の醍醐味は現地の人とのコミュニケーションです。

Facebookのアカウントがあれば、旅行中にカンボジア人の友人を作ることができるかもしれません。

 

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まとめ

カンボジアの個人旅行には、まだ観光立国として熟成されていない国ならではの魅力があります。

 

訪れた先で見たもの・聞いたものはもちろん、旅のプランニングから得られる様々な体験はかけがえのないものになります。

日本では知りたい情報が簡単に手に入り、すべてネット予約でワンクリック完結、個人旅行でもパックツアーと同じほど計画的に旅行することができます。

便利な反面、移ろいゆく状況を受け入れて自分の道を自分で切り開いていく体験は意外とできないものです。

カンボジアの個人旅行は、事前の準備をきちんと行ったうえで現地でも常に情報収集し、新たに知りえた情報をもとに新たなプランを立てたり、プランを立て直したりと「計画的無計画」な旅になることがよくあります。

 

もちろん「無計画」が「無謀」になるのは褒められたものではありません。

それでこの二つを両立されるのに必要なのが、情報収集手段の確保なのです。

 

こちらの情報を参考にして、安全で楽しいカンボジアの個人旅行をお楽しみください。

 

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7-3.海外

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