大人が「手足口病」になったらどうなるのか
想像を絶する辛さ
たしか、手足口病は子供がかかる病気だったはずではないだろうか。
そう思っている人もいるのではないでしょうか。
その名の通り、手や足、口などに発疹が出るウイルス性の感染症です。稀に 合併症を引き起こすこともありますが、だいたいは軽症で済むので、手洗いうがいを はじめとした衛生管理をして予防しましょう。
実はこれ、誤った認識です。手足口病は、子供だけでなく大人もかかる病気です。
子供よりもかかりにくいのですが、大人になれば絶対にかからないというわけでありません。
しかも、大人が手足口病にかかると高熱が続きます。
突然熱が出るので、最初はなにがどうしたのかさっぱり分からないので、戸惑うばかりです。
本当に突然熱が上がりますので、本当にびっくりします。
40度近く熱が上がり、全身にだるさが蔓延します。
一番大変なのは、手や足にたくさんの湿疹のようなものが広がり、痛くて歩けません。
立って体重を支えているだけのことが、痛くてとても辛いことです。
それに、手が痛いし力が入らないので物を掴めません。
歩けないので、移動する時は這って移動することになります。
階段を上がる時も、一段上がるのに命がけです。一歩一歩、ゆっくり丁寧に歩くことになるのです。
高熱が数日続いたある日、足の裏が痛い痛いと思っていたら、両足裏の皮が突然嘘のようにガバっと一枚剥がれ落ちました。
かかとなんて、皮がむけたのでびっくりするほど柔らかくまるであかちゃんの足のようになってしまいます。
手の方は痛いだけでなく、激しいかゆみも続きました。
どうしたら良いか分からず、氷を入れたビニール袋で両手を冷やしてもみたのですが、これといって改善は感じられません。
そのうち、爪の付け根の方から剥げてきて、これもまた、すごく恐怖です。
治療方法がないのも、手足口病の辛いところです。
病院に行って手足口病だと診断されても、薬もなければ改善策もないので、それが、いっそう不安な気持ちにさせました。
食べられない、飲み込めない
手足口病は、その名前からも分かるように、口の中にも湿疹ができます。
個人差もあるようですが、食べることもままならない状態になる人もたくさんいます。
飲み込む時に、激しい痛みを感じます。
すると、結果的に食べなくなってきます。
食べるのが怖くなってくるのです。
この病気にかかっても、口の中にはあまり影響しない人もいるのだそうです。
手足にブツブツが出て大変でも、口の中にブツブツがあまり出ていないなら、何とか食べたり飲んだりすることができます。
手足口病になったら、水分不足にならないように注意することも必要です。
飲み込むのが大変になると、どうしても水分を摂らなくなってしまいがちですが、脱水にならないように注意しなければなりません。
特に夏場にかかりやすい病気ですから、そこだけは気を付けておく必要があります。
手足口病にかかりたくない
ずっと、子供だけがかかる病気だと思っていた手足口病ですが、それは間違いでした。
子供がこの病気になるよりも、大人がかかった方が重症になることも知りました。
一体どこで病気に感染したのか、全く分から無いことが多いはずです。
その時に、この病気が流行っているといったニュースがあれば、まだしもですが、それもなければ、本当に運が悪かったとしか言えません。
手足口病にはかかりたくない病気の一つです。
この手足口病を防ぐ為には、手洗いやうがいを徹底することが大切です。
手を洗う時は、必ず石鹸を使って洗うこと。
外出後はもちろん、ご飯を食べる前にも洗った方がより安心できます。
せめて手足口病が流行る季節だけでも、是非、石鹸を使った手洗いをしっかりするようにすれば、少しは防ぐことが出来るかもしれません。
もしお子さんが手足口病になったら、大人と共有して使っているタオル類も別にすることをオススメします。
もちろん、食器類を共有するのも避けた方が良いでしょう。
なぜなら、手足口病は子供も大人もかかる病気であり、感染する病気だからです。
ふと、子供時代のことを思い出しまし、まだ小学生だった頃、この病気にかかったお友達がいました。
変な病名だなとは思い、なんとなく知っていましたが、それがどのような病気なのか全く知りませんでした。
子供がかかった場合は、大人ほど重症にはなりにくいと聞きますが、手も足も口の中も痛いのですから、やはりかなり大変だったのでしょう。
でも、それが分からないと、優しい言葉をかけてあげることもできません。
自分が同じ状態になって初めて相手をいたわり、理解できると言いますが、本当にそうだと思います。
現時点で苦しんでいる人には、はやく元気になることを祈っています。
まとめ
健康が一番です。
美人じゃなくても、特別優秀じゃなくても、健康なら幸せです。
手足口病は、かかったことがない方は想像できないくらい辛い病気です。
特に、大人がかかると大変です。
大人はかからないと勘違いしている人もいますが、そうではないので注意が必要です。
予防することが一番大切ですが、それはうがいと徹底的に手洗いをすることです。
感染から発症までの期間は3日から5日程度とされるとのことなので、家族に感染者が出たら、タオル類や食器類は一緒に使わないように努めましょう。
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