冬季オリンピック開催の謎(極寒の地、平昌が選ばれた理由)

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平昌に開催地が決まった理由

オリンピックに計8回出場の、スキージャンプ選手葛西選手の発言、「強風、極寒地獄にこんなの中止でしょう。」と心の隅で文句を言いたかった。

 

レジェンド葛西選手が言った発言の重みはあります。

そう、韓国の平昌で開催された冬季オリンピックのことです。

なんと氷点下-10℃の極寒の中、競技をしたそうです。

 

強烈で強風も吹く中、何度か中断されていた競技もあるとニュースされました。

 

残念ながら、葛西選手は21位という順位に終わってしまいましたが、それでもこの寒さ、強風の中、しっかりとやり抜くことは凄いことだと思います。
(あの年齢で!!)

テレビで何度か寒すぎる平昌を取材されていましたが、こうしてベテラン選手でさえも苦言を呈してしまうほど、寒さの中の競技は疑問を感じてしまいます。

 

多くの選手が氷点下での環境を想定しにくいし、ベストなパフォーマンスを出しにくいのではと思ってしまいます。

 

日本人の方で平昌まで応援に行った方もいらっしゃると思います。

 

またこのような寒さの中では、新しい記録も生まれにくいのかなと思いますし、南米の暖かい気候で過ごしている選手にとっては、まさに地獄でしょう。

 

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平昌がオリンピックに選ばれた理由

そもそも、なぜ平昌がオリンピックの開催地として選ばれたのでしょう。

 

調べてみると、フランスのアヌシー、ドイツのミュンヘン、そして韓国の平昌の3都市が立候補しています。

 

決定投票をみてみても、ドイツ25票、フランス7票、韓国63票と圧倒的に韓国が有利だったことが分かります。

 

フランスに関しては、2024年の夏季オリンピックの開催を第一に考えていたようで、今回の冬季オリンピックの準備には本腰ではなかったようです。

 

またドイツは、史上初となる夏冬同時開催を計画していたものの、経験で勝る韓国に今一歩及ばず、落選してしまったということです。

 

韓国は招致の顔として、キム・ヨナ選手を起用したり、これまでの2回の落選で得たノウハウを生かして見事、冬季開催地として選ばれました。

 

さらに調べてみると、オリンピックの立候補地は予算や維持管理費などの問題で、年々減っているそうです。

 

その事からもオリンピックという競技が、思ったような経済的効果を期待できない、とされているのかなと思います。

 

そんな中、開催地が平昌に決定したわけですが、その後もさらに韓国の五輪組織委員長が辞任してしまう、オリンピックの競技場を6箇所新設しなければならなかったが、工事の着工が数ヶ月遅れるなど、開催前から多くの問題を抱えていたことがわかっています。

 

こういった開催前の多くの問題から分かる通り、平昌は開催地としての基準を満たしておらずに、かなり無理をして開会にこぎつけたのではないかと疑問に思います。

 

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なぜIOCは平昌を選んだのか

ではなぜIOCは、冬季オリンピック開催地として、平昌を選んでしまったのでしょうか。

 

先ほどのドイツ、フランスの落選理由から考えても、「平昌以外の選択肢がなかった」のではないかなと思います。

もしくは何か政治的な理由でしょうか。

何にしても開催後のネガティブなニュースを見ていると、平昌がオリンピック開催地としての基準を満たしていないことは明白だと思います。

 

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五輪開会式後、深夜に観客大混乱

「電車は終わりました」と、さらにこんなニュースもありした。

 

開会式が終わり、電車に乗ろうと江陵駅を目指していたそうですが、すでに電車はなくタクシー乗り場に長蛇の列ができてしまったそうです。

このような対応をみても、いかに韓国が準備不足だったのかが分かります。

臨時のバスや電車を、準備できなかったのかなとも思います。

 

オリンピックの競技よりも、こういった問題が表に出てしまうのは、やはり問題が多すぎて、手が回らなかったのでしょうか。

 

 

韓国側に問題があったのか、IOCの対応に問題があったのかは分かりませんが、一番被害を被っているのは、現地で競技に臨む選手たちと観客だと思います。

 

いかに最高の状態で、オリンピックに出場できるかを考えている選手たちにとって、内部の問題によって競技に影響が出てしまうのは、一番避けなければいけないことです。

 

そういった問題が出てきても、速やかに解決できるような仕組み作りをして欲しいと思います。

 

また開催国としてすべきことは、良い記録が出せるような最高の環境を、作ってあげることではないでしょうか。

 

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オリンピックの立候補地が減っている

ここまで平昌の開催地としての問題を書きましたが、オリンピックの立候補地が年々減っているようです。

 

その理由として、開催に関しての費用がかかりすぎるからだということです。

スポーツがビジネスとして捉えられるようになり、開催費用が膨大になっていっています。

 

アテネオリンピックの時は1兆円、北京オリンピックは4兆円と規模は拡大する一方だそうです。(パリ、ロサンゼルスでは費用を抑えるそうです。)

 

この事からも、一度オリンピックとしての形を、見直していくべきなのではないかなと思います。

 

既存のスタジアムを使う、既存の交通機関を有効活用する、過剰な設備や施設を作りすぎない環境にやさしくする。

またPC、スマホ、タブレットなどITを駆使して、視聴を容易にするなどで、費用を抑えていく仕組みづくりをして立候補地を増やす努力をする、競争を促すことで良い環境を作り出していけるのではないかなと思います。

 

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まとめ

開催地決定に当たっては、オリンピックの主役はあくまで選手ということを一番に考えて、オリンピックはどうあるべきか、ということを今一度考えていって欲しいと思います。

 

同時に、最小費用で地元民も視聴者も楽しめるオリンピックを、開催してほしいと願います。

東京オリンピックは大成功で終わってほしいものです。

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5-2:思いつき

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