レトロな街 青森県金木町
青森県には世界遺産や絶景スポットなど、有名な場所がいくつかありますが、まだまだあまり知られていないエリアがあります。
今回紹介したいのが北津軽に位置する金木町です。
青森県で観光と言うとどうしても、八甲田や弘前市などがメインになってしまいますが、金木町は、とてもディープな場所でタイムスリップした気分を味わえるはずです。
津軽鉄道
金木町は、青森空港や東北新幹線の停車する新青森駅から、車で約2時間ほどの場所にあります。
レンタカーを利用するのが一番便利なのですが、ここでおすすめしたいのは「津軽鉄道」と言う私鉄を利用して行く方法です。
津軽鉄道は、津軽五所川原駅と津軽中里駅を結ぶ日本最北のローカル鉄道です。
金木町の観光をするには、その中間の金木または芦野公園駅で、下車することになります。
津軽鉄道は知る人ぞ知る鉄道なのですが、季節毎の楽しみ方があります。
春は芦野公園の桜とのコラボレーション、夏は風鈴列車、秋は鈴虫列車、冬はストーブ列車とどの季節に行っても楽しむことができます。(運航日は公式ホームページで要確認)
JRの本数が少ないので、五所川原市まではレンタカーで移動し、五所川原から金木町までは津軽鉄道を利用するのがおすすめです。
時間に余裕があれば、JRを利用して岩木山やリンゴ畑を眺めながら、五所川原駅まで行くのも風情があって良いですよ。
太宰治の生家、斜陽館
金木町に生まれた太宰治のミュージアム「斜陽館」がここ金木町にあります。
太宰治の父が建てたもので、青森ひばが使われたとても立派な建物です。
全国からファンが集まる金木町での観光に、外せないスポットになっています。
ファンでなくても、建築に興味がある方なら楽しめるはずで、無料ガイドさんもいて説明しながら案内してくださいます。
青森県五所川原市金木町朝日山412-1
津軽鉄道金木駅から徒歩7分
芦野公園
こちらの公園は、桜が綺麗で有名な公園です。
青森県で桜鑑賞と言うとどうしても観光客は、弘前公園に行きがちですが、こちらの芦野公園もとても見応えがあるのでおすすめです。
カメラを構えた人達が線路沿いに集まり、列車が到着するなりシャッター音が鳴り響きます。
桜の見頃は4月下旬から5月上旬まで。
青森県五所川原市金木町芦野
津軽鉄道 芦野公園駅下車すぐ
地吹雪体験ツアー
1月下旬から2月下旬まで、週末を中心に金木町では、津軽の吹雪を体験できるツアーが開催されます。
津軽の極寒の中を角巻、もんぺ、かんじきを着用して地吹雪を体験します。
津軽の冬の厳しさを体験できる貴重な経験になるはずです。
津軽三味線会館
斜陽館に隣接している施設で、津軽三味線や民謡の歴史を知ることができたり生演奏を聞くことができる施設です。
力強い演奏は一見の価値あり、斜陽館とセットになっている共通券を購入すると少し割引されお得に入場できます。
青森県五所川原市金木町朝日山189-3
津軽鉄道金木駅から徒歩7分
キャンバス列車(嘉瀬駅)
1997年に香取慎吾さんが、地元金木町の小学生と一緒に描いた車両が津軽鉄道沿線の嘉瀬駅に保存されています。
2017年5月に某番組の企画で、再び香取さんが絵を塗り替えられています。
ファンの方が、今もこの列車を見に金木を訪れているようです。
(写真は塗り替え前のものです)
最後に
金木町のおすすめスポットを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
空港などから少し行きづらい場所にありますが、見所いっぱいで行く価値は、大いにある場所です。
レトロでどこか懐かしい金木町を、訪れてみてはいかがでしょうか?
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