魅力あふれる燻製の世界に夢中、簡単で奥が深い「燻製」とは

スポンサーリンク

 

燻製の魅力

 

『燻製』、この言葉を聞いて多くの皆様が思い浮かべることといえば、

「なんだか時間がかかって難しそう」
「たくさん用意するものがあるんじゃないの?」
「よく分からないけど、なんだかハードルが高そう」

このようなイメージではないでしょうか。

 

実は燻製といってもやり方は様々で、その方法によっては案外時間もかからず簡単にできるものもあり、思った以上に敷居が低く、初心者の方でも気軽に楽しんでいただけます。

 

 

毎日の食卓のちょっとした彩に、また料理が苦手な方にも楽しめる趣味として、手軽に取り組むことができる燻製ですが、今回は、燻製とその魅力についてご紹介いたします。

 

スポンサーリンク

 

そもそも燻製とは?

 そもそも燻製には、どのような意味があるかと言いますと…。

 

【広辞苑第六版 岩波書店】
「魚介・獣肉などを塩漬けにし、ナラ・カシなどの樹脂の少ない木材の煙でいぶした食品。特有の香味があり、保存性が増す。」

 

塩に漬け込むことで味付けをしながら水分を取り除き、煙でいぶすことで腐りにくくし保存性を高める。もともと燻製にはこのような意味があります。

 

こうした意味から、やはり多くの方が、「時間と手間がかかる」といった印象を抱かれるようですね。

 

しかし、実は燻製の方法は3種類あり、ご家庭でも手軽に楽しんでいただけるものもあるんです。

 

・冷燻

20度前後の低い温度を保ちながら、長時間かけてじっくりとスモークする方法です。

 

日本でこれに挑戦するには冬の時期しかなく、時間もかかるのでかなり上級者向きの手法です。

 

・温燻

30度から80度程度の温度を保ちながら、2時間ほどかけて煙をかけていく方法です。

 

大型の燻製器を用意してじっくりといぶすので、これもいきなり初心者から取組むには大変だと思います。

 

・熱燻

80度以上の高い温度で、短時間でスモークする方法です。

 

食材によって燻製する時間は異なりますが、約10分程度の短時間で出来上がるものも多いです。

 

 

 

この③熱燻という方法なら、誰でも簡単に燻製を楽しんでいただくことができます。

今回ご紹介するのは、この熱燻についてです。

 

 

 

スポンサーリンク

 

燻製に必要な道具は?

 燻製には、沢山の道具が必要な気がしますか。

 

もちろん道具にこだわるのもアリですし、燻製の専用器具があればベストですが、わざわざそうした道具をそろえなくても、ご家庭にある中華鍋などの深めの鍋で十分代用できます。

 

 

燻製にはこれらの道具が必要となります。

①燻製器具(深い鍋と蓋での代用も可)
②スモークチップ
③カセットコンロ

 

深い鍋を使う場合は、鍋の底にアルミホイルを敷いて、その上にチップを乗せます。

さらにその上に網を置いてそこに食材をセットし、上から蓋をして燻製します。

 

 

この②スモークチップは、ホームセンターにも売られているかと思いますが、様々な種類があります。

 

例えばスモークチップを代表するサクラのチップは、クセがないのでどんな食材の燻製にも使いやすく、ヒッコリーはベーコンなど香高く燻製したいものに向いています。

 

私はいつもこの2種類のチップのいずれかを使って燻製しています。

 

 

他にもリンゴナラなど、チップの種類とその持ち味は様々で、燻製にハマるとこうしたチップにもこだわりが出てきます。

 

手軽に楽しんでいただける燻製ですが、その世界は奥が深いですよ。

 

 

 

 

スポンサーリンク

 

簡単燻製レシピと注意点

 さて、実際に簡単にできる燻製レシピをご紹介します。

 

私が最もよく作るのは「味付け玉子の燻製」です。

 

そのままでも勿論美味しいですし、ポテトサラダなど料理の材料として使うこともできるので、いつも一気に5、6個程度まとめて作るようにしています。

 

味付け玉子の燻製の手順

①皮を剥いたゆで卵を、めんつゆに一晩漬け込む
②キッチンペーパー等で汁気をふき取る
③燻製器で10分から15分程度燻す

手順はこれだけです。

 

一晩漬け込むのでトータルの時間は長いですが、手順一つ一つが難しいわけではないので、これなら料理が苦手という男性でも、簡単にできます。

 

 

煙がどうしても出てしまいますので、私は庭やベランダにカセットコンロをセットし、燻製をしています。

 

食材をセットして燻製をスタートしてから10分から15分程度です。

この間に漂ってくる煙の香り。

出来上がりが待ち遠しいと思えるほど、何とも言えないワクワク感。

この待ち時間の気持ちの高ぶりは、燻製ならではの魅力です。

 

 

そして、時間がきて蓋を開けた瞬間は、一気に漂う燻製香と、こんがりとした食材の色づき!これはもうたまりません。

 

今すぐにでも食べたい!そんな気持ちにもなります。

 

 

もちろん、出来たてをいただくのも美味しいですが、30分、1時間でも、少し我慢して時間をおいてからいただくと、燻製香が食材に定着して、より美味しくいただけるんです。

是非一度お試しください。

 

 

注意点

・食材の水分をしっかりふき取ってから燻製してください。水分が煙と反応してしまい、味が酸っぱくなってしまう恐れがあります。
・燻製を楽しむといっても、ご近所の迷惑にならないよう、例えば洗濯物を干されている時間帯などを避けるような配慮はしてくださいね。

 

 

 

スポンサーリンク

 

まとめ

燻製は実は誰でも簡単に始められる敷居の低いものであり、そして奥が深い世界です。

 

ご近所づきあいの中でのマナーを守って楽しく取組めば、毎日の食卓にプラスアルファの彩をもたらすこともできます。

 

その上、手軽にスタートしてからチップや食材など深いこだわりを持つようになり、そして出来上がるまでの待ち時間の何とも言えないワクワク感で、気付けばすっかり夢中になってしまうほどの魅力が、燻製の世界にはあります。

 

この記事を読む前に皆様が漠然と思われていた燻製への疑問が解け、よりハードルが低いものとなったことでしょう。

そしてこの魅力あふれる燻製の世界に、興味を持っていただけたなら、大変嬉しく思います。

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
6.おすすめ 

コメント