読書週間(10/27~11/09)に本を読みましたか

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読書週間と日本の読書慣習について

 

 

読書推進運動協議会が、毎年10月27日から11月9日までの二週間を読書週間として、読書を推進する行事が実施されていることをご存知でしょうか。

 

日本でこのような強化期間を制定することで成功を収めた最大の例が「バレンタインデー」だと思いますが、それにあやかろうとあらゆる分野でこのような強化期間が、制定されているように思います。

 

いまやその「バレンタインデー」をしのぐとも言われている『ハロウィン』もその一つにあげられます。

 

さて、この読書週間も同じような背景がありそうですが、ほかの多くの〇〇週間と同じく、一般的にはあまり知られていないのではないでしょうか。

 

 

今回の記事では、SNS等の普及やアマゾンの成長など、周辺環境の変動が激しい日本の読書慣習が、どのように変わってきているかを考えてみます。

 

 

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まだまだ続く出版不況

「出版不況」と言われ始めて15年ほどでしょうか。

これほど続くのはもはや不況でなく衰退であるともいえますが、この不況の理由については下記のような要因が考えられます。

 

まず、ネットの普及により調べ物が書籍からネット検索に移った点が挙げられます。

従来ならば何かを調べる際にはまずは書籍や辞典で、という流れだったものが、簡単なネット検索で事足ります。

 

最近では、かなり専門的かつ複雑な事象もきれいにまとめられているWEBページも増えてきており、この「調べ物はまずネットで」という流れは、どんどん加速しているように思います。

 

 

そのほかにも、図書館の充実も挙げられます。

従来の図書館は、巷のベストセラーを大量仕入れることなどは、ほぼありませんでしたが、最近では図書館に希望の本を応募するリクエストボックスが設置されるなど、使用者目線にたったサービスが充実してきています。

 

また、団塊の世代の退職等により、余暇時間に図書館で読書を楽しむ人自体が増えているとも言えそうです。

 

さらには、昔からほぼ強制的に読書を強いられてきた子供(小中学生)が減っていることも挙げられます。

彼らは今でも、夏休みや冬休みのたびに読書感想文や読書ノルマが宿題として課されており、学校指定の書籍購入の大きな需要となっていますが、その母数となる子供の数はピーク時からは半減近くまで減っています。

 

最後に挙げられるのが、スマホゲームなどが普及するなど、そもそも読書に使われる時間が減っている点です。

従来は、電車通勤のサラリーマンなどが新聞や本を読んで過ごしていた電車内は、今ではスマホを見ていない人の方が珍しいと言えます。
(勿論、電子書籍で読書を楽しんでいる人も一定数はいると思われますが)

 

このように、そもそもの読書をする時間が減っていることに加え、読書をする側にも、書籍を購入せずとも、図書館等で賄える環境になってきているのです。

今後もこの状況が大きく変わることはなさそうで、この出版不況が解消されていく可能性は少ないと言えます。

 

 

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日本社会は活字離れが進んだのか?

では、日本社会において活字文化は衰退しているのでしょうか。

 

確かに、この数年の間に本屋で売れる書籍は激減していると言われますが、一方で、学校や自治体が運営する図書館の貸出数や、ヤフーオークションやアマゾン経由の中古本販売数は大きく伸び続けています。

その結果として、新刊の販売数は伸び悩んでいるものの、国内における読書量自体は増えているとも言えるのです。

 

そしてその背景には、中古市場の伸びや図書館の充実だけでなく、SNS等により良書や話題の書籍のレビューが気軽に情報交換されるようになった点も影響しています。

 

従来であれば読書にそれほど興味がない人にも、FacebookやTwitterを通じて書籍情報やそのレビューが届けられ、そこから興味を持つこともあるなど、新たに書籍に興味を持つ人の数も増えているのです。

こうして、出版不況といわれる状況の改善は見られないままに、日本における活字消費は行われるようになったのです。

 

 

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出版業界の負担は重く、消費者の立場は有利に

ここまでに述べたように、日本の新刊販売数は減少の一途をたどっています。

しかしながら、出版社はその売り上げを維持・向上させていくのがミッションであり、そのために新規出版の本数を増やし続けているのです。

 

そのため、書籍ジャンルも細分化され、ニッチな分野の本でも非常に内容が充実した本や、これまでスポットが当たらなかった分野も書籍として出版されるなど、品ぞろえが非常に良くなっているのです。

勿論、従来の大量少品種の方が出版社としての運営はやりやすいでしょうが、売上げを維持していくためにこの流れは避けられないものになっています。

そして、消費者である我々は、この充実した書籍ラインナップを踏まえて、ネットを通じた情報収集ができ、さらには図書館や中古市場を通じて安価に手に入れることができるという、非常に恵まれた環境にいるのです。

 

 

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まとめ

インターネットの普及や図書館・中古市場の充実により、読書市場は非常に活性化しています。

 

出版不況というワードから、活字の衰退を連想している人も多いかも知れませんが、現実には活字との接点は増えていると言えます。

そして、前述のとおり活字コンテンツのジャンルも間口が広がっており、これからの社会でもより多くの人が充実した読書ができる環境であることを、もっと活用し、今以上に読書を楽しめる環境が整ってきていると言えます。

 

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