女性活躍のための待機児童『ゼロ』を目指して(保育所・保育園を考える)

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女性活躍のための政策

 

 

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待機児童への対策

閣議決定された幼児教育無償化に関して、首都圏に住む母親らは待機児童対策や保育の質を高めることを優先してほしいと訴えています。

消費税増税に伴う教育費(幼児教育)の無償化について。
幼児教育無償化と消費税増税について 12月8日に閣議決定内容 政府が12月8日に閣議決定する2兆円規模の政策原案が4日に判明し、幼児教育無償化を平成31年4月に一部前倒しして、32年4月より全面的に実施するということです。 幼児教育の他にも高等教育無償化は低所得世帯に限定し、住民税非課税世帯では大学の入学金を免除するな...

 

待機児童とは簡単にいうと、保育所への入所申請がされていて、入所条件が満たされているにもかかわらず、保育所に入所できない状態にある児童のことです。

 

小さいお子さんを持った主婦が働こうとするとき、子供を保育所にあずける必要がありますが、人口密度の多い都会では保育所の数が少なく受け入れできない場合が多いということです。

 

東京都に限っては、現在8000人以上の待機児童がいます。

ちなみに市町村別では東京都世田谷区が一番多く、1198人、2番目に多いのが岡山県岡山市の729人、3番目に多いのが沖縄県那覇市の559人となっています。

 

 

岡山と沖縄で多くなっているのは少し意外です。

またこれらの数字に出ていない隠れ待機児童が問題となっています。

 

 

その隠れ待機児童とは、次の3つのパターンです。
1 親が育児休暇を延長した場合
2 親が求職活動をあきらめた場合
3 最初に希望した保育所には入れず、無認可保育所に入所した場合ざっと見た感じ、こちらの方がむしろ多い気がします。

 

1と2は経済的にまだ余裕があるのかというケースですが問題は3つ目の無認可の保育所に仕方なく入所させている場合でしょう。

隠れ児童数もまた都市部が大多数を占めています。

 

 

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待機児童が増えている理由

待機児童が増えている理由として以下の4つの原因があります。

 

 

 

女性の社会進出

経済的不況である現在、男性だけでなく女性も働かなければならない必要性が出てきています。

 

以前のように働くのは男性だけで、女性は家を守るという風潮は過去のものになってしまいました。

 

都市部に児童が集中している

当然ながら人口の多い都市部には児童が集中しています。

 

児童の数に見合った保育所を作るスペースの問題や騒音の問題もあって周辺住民の理解を得るのが難しくなっています。

 

核家族化が増えている

昔のように、家族におじいちゃんやおばあちゃんがいない核家族が増えています。

 

以前なら子供を預けることができる、祖母や祖父がいて親も安心して働きに出られるといった家族も多かったのですが今は働こうにも預けられる人がいないのです。

 

保育士の不足

そもそも保育士が不足していて、保育所側も雇える人材が不足しています。

 

その要因として、労働条件の割に低賃金であることも大きいでしょう。

 

 

 

これらを見ていると、待機児童の増加は保育所だけのせいではなさそうです。

保育士の免状は持っていても、働く意欲の持てない環境や賃金では辞めていくのは仕方なさそうです。

こうした原因が根底にあるのですから、待機児童問題の解決には、保育士への賃金を見直さなければならないでしょう。

 

 

 

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待機児童を減らすための対策とは

上述した原因を見ても、簡単には解決できない問題だというのが分かります。

 

では個人で何とかできないのかということですが、できることも限られそうです。
まず考えられるのは、住居を保育所の多い地方に移すことですが、これも簡単にできそうもありませんし、地方に行けば働く条件も狭くなりそうです。

 

 

次にできることは、在宅での仕事ですが、これもある程度のスキルが必要なようです。

結局は待機児童の少ない所に転居するか、あとは行政に委ねるしかないのかもしれません。

それから言葉からくるイメージの悪さは仕方ない無認可の保育所ですが、これも視野に入れるしかなさそうです。

 

 

無認可の保育所とは国の児童福祉法に基づく認可を受けていない保育所のことです。

国の認可は受けてないけど、都道府県の独自の認可は受けられるという少しややこしい制度上の問題もあるようです。

 

その児童福祉法では、保育される人数に対する保育士の数や施設の広さとか設備条件が決められています。

 

 

そういった条件に満たない保育所が無認可の保育園ということになります。

 

無認可の保育園というと、どこか違法に運営しているイメージを持ってしまいがちですが、現実はちょっと違うようです。

 

確かに国が児童福祉法には条件が満たないのですが、認可の保育園よりも特色のある保育園も多くあるようです。

 

 

認可保育園が何かと制約があるのですが、それを避けたい理由であえて無認可の保育園にしている園もあるということです。

 

無認可保育園という言葉のイメージが持つ、違法な保育園というのとはちょっと違うようです。

 

 

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「許可外保育園」と呼ぶ場合もあるようですが、こっちの方いくらかイメージ的に受け入れやすいのではないでしょうか。

 

さらに無認可保育園は認可保育園のような入所条件が厳しくないのが特徴で、就労や疾患といった認可保育園が提示を求めるような条件がないそうです。

 

そのため必要書類も少なくなります。

また、認可保育園のような制約がありませんから、時間外保育も自由に設定できて親にとってはありがたい条件もそろっています。

 

 

それから認可保育園は病児保育がなく、病気を持った子供は預かっていませんが、無認可保育園では病気を持った子供を預かってくれる病児保育のある保育園もあるそうです。

 

 

保育園側としても子供を預ける側としても、無認可保育園の方が有利にも思えてきます。

 

 

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5-2:思いつき

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