WordPressユーザーの皆様
SEO対策を行っていますか?
SEO対策を行うことは、狙ったキーワードの検索結果の上位表示を狙うのに、必須となっていますが、「何から始めていいのかわからない」という方も多いと思います。
そこで今回は、WordPress初心者ユーザーが最低限行っておくべき、WordPressのSEO対策の「基本中の基本」をご紹介します。
(分かっている人は読み飛ばして下さい。)
初めに:SEO対策とは
SEO対策(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」を指す言葉で、検索結果に上位表示させるために行う一連の施策のことを言います。
検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットをを使って、各サイトの巡回を行っており、クローラーは、ユーザーにとって有益な情報が掲載されているページを、上位表示するようになっているため、コンテンツ(=記事)の内容を充実させることが最優先になります。
コンテンツ以外のSEO対策
先程、「コンテンツの内容を充実させることが最優先である」とお伝えしましたが、実はSEO対策にはもう一つ大切なことがあります。
それは「サイトの構造の最適化(=クローラーに優しいサイトを作ること)」です。
サイトを巡回するクローラーはロボットであり、普段私たちが見ているようにサイトを見ることはできないため、クローラーはサイトを構成するコードとコンテンツの文章を確認して評価を行っています。
このため、サイトの構造をクローラーにわかりやすいように配慮し、サイトを正しくクローラーに認識・評価してもらうことによって、検索順位を上昇させることができます。
WordPressは、元々ある程度SEOに強く作られているツールではありますが、今回はこの「サイト構成の最適化」に焦点を当てて、最低限行っておくべきWordPressのSEO対策をご紹介します。
初心者はこれでOK! 最低限のSEO対策3つ
初心者が行っておくべきSEO対策は、大きく分けて3つあります。
これらのうち2つは、プラグインを入れるだけで解決するものですので、プログラミングの知識がない方も、身構えずに読んでいただければと思います。
SEOタイトル&ディスクリプションの設定
まず、1つ目はSEOタイトルとディスクリプションの設定です。
SEOタイトルとは、サイト内ではなく検索結果に表示されるサイトや、ページの表記を設定するもので、タイトルに上位表示したいキーワードを入れることは、SEO対策の必須項目の一つです。
ディスクリプションは、検索結果のサイトタイトルの下に表示されるページの説明で、直接的なSEOへの効果はないものの、ユーザーがサイトを訪問するかを決める要因となる部分ですので、SEOタイトルと一緒にトップページはもちろん、各記事にも個別に設定します。
この設定項目は、デフォルトのWordPressにはありませんが、「All In One SEO Pack」という超有名プラグインを入れて、簡単に設定するだけで片が付くので必ず行っておきましょう。
表示速度の高速化
次に行っておくべきは、表示速度の高速化です。
サイトやブログを閲覧する時に、ページの表示速度が遅いとイライラしますよね?
ネットユーザーたちは、私たちが思っているよりもずっと短気なので、サイトの表示が遅いとすぐに離脱してしまいます。
さらに、クローラーも、「表示の遅いサイト=悪いサイト」と認識するようになっているので、表示速度が遅ければ遅いほど評価は下がり、表示順位も低下してしまいます。
これを解決するには、高性能なサーバーを借りるという方法もありますが、お金をかけずに対策する方法として、キャッシュ生成プラグインの使用がおすすめです。
キャッシュ生成プラグインとは、一度見たサイトのデータを保存して表示速度を上げる「キャッシュ」を作ってくれるプラグインで、「WP Fastest Cache」が有名です。
このプラグインは日本語にも対応しており、設定も簡単ですので必ず導入しておきましょう。
また、サイトを重くする一番の要因は画像であり、綺麗な画像を多用すると表示速度を落としてしまうこともあるので、画像を多用する方は画像の自動圧縮プラグインである「EWWW Image Optimizer」を使って容量を落としておくのも一手です。
hタグの最適化
最後のポイントは、HTMLを少しだけかじった初心者が、陥りやすいポイントである、hタグとpタグの最適化です。
「見出し」を意味します。headingのhです。文字を太くしたり大きくするためのものではありません。
pタグは「段落」を意味します。paragraghのpです。 <p>~</p>が一つの段落という意味になります。
多くのテキストはpタグで挟まれることになると思います。
これは大抵のWordPressテーマは、クローラーフレンドリーなソースコードになっていますが、記事などで何気なく使用しているhタグが、適当なままだと良い部分までつぶしてしまうことがあるので、これは必ず押さえておきましょう。
ここからはこのタグの解説と正しい使い方を紹介します。
hタグは順序を守る
hタグとは、ページのタイトルや見出しに使用するHTMLタグで、h1~h6まで存在します。
これらは大見出しや小見出しの区別に使用し、通常は装飾を担うCSSと一緒に使用するのですが、HTML単体でも使用できてしまうため、「大きさの違い(※数字が若いほど文字サイズが大きくなる)」だけで区別して「h1タグの次にh2を飛ばしてh3タグをつける」などの行為を行っている人が居ますが、hタグは順番を飛ばすことなく使用しないといけないルールがあり、これを守っていないと、クローラーが混乱して正しい評価を行ってもらえず、結果的に順位を落としてしまうことがあります。
前述の通り、クローラーは私たちが見ているように、サイトを見ているわけではないので、HTMLタグを正しく使ってクローラーに優しいサイト作りを心がけましょう。
なお、hタグは順序さえ守れば、同じタグを複数使用しても問題ないため、hタグは記事の構成に使用し、装飾はCSSで行いましょう。
h1は各ページに一つだけ。h2~h6は何回でもOK。
h1→h2→h3→h2→h3という順番に注意。h1の前にh2があったりh1→h3と順番を飛ばすなど、論理的におかしい構造は好ましくない。
まとめ
構造の最適化で最低限の体裁を整えていくことです。
コンテンツの内容は、持っている知識量などに左右されがちな部分であり、すぐに改善を行うことは難しいと思います。
しかし、今回ご紹介した「構造の最適化」に関しては、すぐに対応できるものばかりですので、WordPressを使っている方は必ず押さえておきましょう。
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