スペインの魅力:旅行の前に絶対知っておきたい習慣②安息日について

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スペインの魅力探究シリーズ2

 

シリーズ2として、スペイン旅行の前に絶対知っておきたい習慣で、安息日について説明します。

 

 

あなたは、「お目当ての観光スポットやショップが閉まっていた。」、「せっかくのプランが台無し!」などという事が、旅行先であった経験はありますか。

 

折角の海外旅行(スペイン)であったら、ガッカリですよね。

 

しかし、ここで紹介する3つの基礎習慣を知ることで、その事態を減らすことが可能です。

 

ここでは、スペイン人の考え方を知ることで、旅行で滞在時間を無駄なく有効に活用するために、絶対知っておくべきスペインの3つの習慣を紹介します。

 

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1 スペインでの3つの習慣

スペイン旅行の予定を立てる前に、最低限知っておきたい3つの習慣を紹介します。

 

前回は1つ目の習慣、お昼寝タイム【シエスタ】についてご紹介しました。

 

まだ読んでいない!という方はこちらから

【スペインの魅力探究シリーズ1】

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今回は2つ目の習慣を解説していきます。

1 国中が毎日お昼寝する=シエスタ
2 日曜日と祝日はすべてが休み
3 食事は一日5食

 

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2 第2の習慣、日曜日と祝日のスペイン

この文化的習慣はスペインに限らず、ヨロッパの国ではよくあることですが、日曜日と祝日にはショッピングセンターやスーパーマーケット、薬局まで完全にクローズします。

(特定の祝日にはオープンしているショッピングセンターもあります。)

 

もしもの時のコンビニ!自動販売機!という選択肢は諦めてください。
(コンビニなんて、素敵なものはありません。)

 

公共機関のバスやタクシーは運行しています。

唯一開いているのはレストラン、映画館とその付属のボーリング場、もしくは一部の年中無休の観光スポットやミュージアムと(夏限定ですが)遊園地くらいでしょう。

 

また、地域(州)ごとに違った日に祝日が設定されていることが多々あります。

 

例えば

・アンダルシアの日 Día de Andalucía (自治州になった記念日)=2月28日
アンダルシア地方は祝日、その他の地域は平日です。
・マドリッド州の祝日 Fiesta de la Comunidad =5月2日
マドッリドのみ祝日、 その他は平日です。

スペインを周遊するプランの方は、少し注意してみるのも良いかもしれません。

 

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3 なぜ徹底して休むのか

せっかくの休日にどこにも行くところがない。
平日は仕事があるので、休日にまとめて買い物を済ませておきたいのにお店が開いていない。
経済に響くのでは? どうしてお店を閉めなければいけないの?

と、考える人は多いと思います。

 

しかし、ちゃんとした理由があって、彼らは休んでいるのです。

実は、国教であるキリスト教カトリックでは、日曜日は安息日とされているからなんです。

 

安息日とは、旧約聖書によると、天地創造の7日目に神様が休息を取ったことに由来し、何も行ってはならないと定められた日とされています。

安息日
(あんそくじつ、あんそくにち、あんそくび(日本語での読み方を参照)
ヘブライ語: שבת
英語: Sabbath
アブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)において、何もしてはならない日と定められた日である。

つまり、「安息日に休むのは義務! 休まなくてはいけない。」という考え方です。

祝日についても、国や州が定めた「休まなくてはいけない日」なのだから全力で、休む必要があるわけです。

ちなみに、1月1日の祝日は国中が100%寝正月です。

 

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4 休日の過ごし方。家族みんなが休みなのが重要!

前回のシエスタの時にもお話しましたが、スペイン人は家族愛がとても強いように思います。

彼らの常識では日曜日や祝日は家族の時間です。

家族でビーチやハイキングに行ったり、レストランに食事に行ったり、自宅でゆっくりしたり、親戚を訪ねたりという過ごし方が一般的です。

 

この日に自分だけ家族と過ごせないなんて、悲しすぎる!!らしいです。

 

—— よくあるタクシーの中での会話の一例 ——
お客さん「働いていて家族と過ごせないなんて、かわいそう」
運転手「そうなんだよ!だから今年のクリスマスこそは絶対休みを勝ち取ってみせるよ」
お客さん「そうなれば、きっとご家族の方も喜ばれるでしょうね」
——————————————————–

日曜日に働いているすべての労働者は、他の曜日に休みはありますが、皆は休んでいるのに自分だけ働くことが不満なのだそうです。

 

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5 【旅行期間が休日に被る方へ】アドバイスと注意点

もし、4日間くらいの短期滞在なら、できれば日曜日をまたがない日程がベストです。

 

しかし、旅行期間が重なっている場合は、特にフリー行動の日が日曜日に当たらないように調整してみてはいかがでしょう。

 

そして、何か足りないものがあれば、日曜日までに購入してしまうことが大切です。

日曜日の夜は人通りも少ないので、ナイトバーやディスコに行くのはあまりオススメしません。

 

その他の注意点
・食料品やショッピングは土曜日の内に済ませる
・事前にどこへ何をしに行くかしっかり決める (日曜日の予定のみ)
・レストラン以外の行き先の場合は営業時間情報をしっかり確認する

 

日曜日のプランとしては以下のプランがオススメです。

・バルセロナのサクラダファミリアやグラナダのアルハンブラ宮殿、
コルドバのメスキータなどの年中無休の観光名所を見学
・博物館や美術館巡り (事前確認忘れずに!)
・ゆっくりレストラン巡り
・夏ならビーチに行き、地中海を眺めながらレストランで過ごす
・その他の季節はハイキングやピクニックを楽しむ

 

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6 まとめ

スペインの人たちはキリスト教の安息日を大切にしていて、休日は食料品やお土産を買えるような施設がほぼ閉まります。

祝日にも気をつけましょう。

 

 

彼らにとって休日は、家族の団欒の時間なのです。

また、ナイトライフを楽しむなら日曜日以外にしましょう。

 

なるほど、安息日は休む義務があるのだから仕方ないか、とまでは素直に納得できません。

 

しかし、観光インフォメーションや現地ツアーデスクはもちろん、スーパーマーケット、商店、百貨店、薬局などはほぼ閉店していることだけは、覚えて置くと旅行の予定を立てる際に参考になります。

 

 

 

【スペインの魅力探究シリーズ3】

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