世の中には様々な読書術の本があります。
読書ノートの書き方や速読術の方法、本に線を引く際のルール決めの方法など、様々な読書をよりよくするためのノウハウが載った本を読んできましたが、その中でも私がおススメしたい本が、『1日30分でも自分を変える”行動読書” ACTION READING』です。
この本は読書をいかに行動に移すかが、大事ということを説いています。
本をたくさん読んでいるだけでは、脳みその中で知識を肥やしにしているだけで、たいへんもったいないです。
一定水準まで本を読んだら、そのあとは読書を制限して行動にうつすことが、大事なのだそうです。
「手にした1冊を自分を変えるきっかけにできれば、100冊読んで何も変わらない人より早くいい結果を出せるのは、言うまでもない」という言葉が本書の中には載っていますが、まったくもってその通りだと感じました。
ですが、読書にハマりきっているときって、そんなことにも気づけずに本に没頭してしまったりするんですよね。その言葉にハッとさせられました。
また、読書が苦手、読書をする時間がないという方にも、アドバイスが載っています。
以前は図書館通いをして、毎週10冊近くの本を借りてくるほどの読書家だったのですが、社会人になってからは「時間がないから」と本を読む量が、減ってきた人も多く見受けられます。
その改善方法がこの本には載っていました。
それは読書を趣味や嗜好だとは考えないことです。
本は生きていく上で必要だから、仕事をしていく上で必要だから、成長し続けていく上で必要だから読まなければならないという風に、読書という行動を生活の一部に格上げすることで、読書をすることで、忙しくても本を読むことができるようになります。
これを著者は「攻めの読書」という風に表現しています。
かっこいい表現ですね。
本書では、本の選び方や読み方についても記述されています。
たとえば1年間で100冊読むのであれば、50冊は小説を読むことを著者は推奨しています。
小説は登場人物になりきって読むものであるため、感受性を高めます。
ビジネス書などで仕事術を学ぶことも大事ですが、感受性を高め、コミュニケーション能力の向上につなげることも人生においては重要です。
また、読む本は5年後にどういう自分に、なっていたいかを考えて選ぶといいそうです。
読む前にこの本を読むねらいを考えることで学びが増し、理想の自分に近づくことができるなど具体的な方法も数多く載っています。
また、私が感銘を受けたのは積読を減らす方法です。
読もうと思って買った本が本棚にあふれていくことが多いのですが、この本では「その日に読めないなら買わない」ということが書いてありました。
まったくもってその通りで、買ったその日に読み始めない本は大体が、本棚の肥やしになります。
この本は読書によって生きていく糧である『自信』を身に着けようという話をしています。
知識は自信につながります。
さらにこの知識を行動につなげられれば、さらなる自信につなげることができるはずです。
読書で自信をつけたい方、読書をはじめてみたい方はぜひ読んで、「攻めの読書」を身に着けてくださいね。
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