保険制度を破綻させない為にも薬を貰う時に注意したいポイントはココ

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薬を貰う時にお勧めするポイント

人間は誰しも病気やけがをします。

その時に必要になるのが「薬」です。

 

 

薬が無ければ現代医療は成り立たなくなっているのが現状です。

今やノーベル医学生理学賞に京都大学特別教授本庶氏が受賞され、小野薬品工業が製造販売している抗がん剤「オプジーボ」が脚光を浴びています。

 

これはこれで、素晴らしい内容ですが、あまり一般の我々には関係の無い話になっています。

私を含めて一般的に外来診療が多い場合で一番注意したいのが薬をもらう時のことです。

 

 

ここでは、薬をもらう時にお勧めするポイントについてまとめてみました。

 

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医薬分離の原則

中高年の方々の中には、薬は病医院で貰えるとお思いの方々が多いと思います。

 

現代では医療行為を行う「病医院」と「薬剤」を調合し販売する薬局とは、別れていることをまず認識して下さい。

かといって病医院で薬が無いかと言えばそんなことはありません。

 

入院患者さんのために調剤する場合等は、全て病医院内で処方されます。

しかし、一般外来患者の場合は、病医院で処方された処方箋を「調剤薬局」で示して薬を買うことになります。

 

これが、いわゆる医薬分業と言うことになります。

 

以前は、病医院内で全てが完結されていましたが、最近は診療と処方は別々になっています。

 

当時の厚生労働省(当時は厚生省)の方針で、アメリカ式を採用し膨大で増加し続ける医療保険問題を解決する一歩としてなされた施策でした。

つまり、薬価差による医療収入への寄与部分を減らすか無くすことで、純粋な診療を「真水」で行わせようとしたわけです。

 

薬価差とは、薬剤を購入する際の納入価と医療機関に支払われる薬価(薬により異なる公定価格)との差が医療機関の収入になる事から、薬漬けという言葉に代表される、多剤処方が行われてきました。

つまり、薬を多く出せば出すほどもうかる仕組みをこの医薬分離で一掃した訳です。

 

 

1「調剤薬局の選び方」

医師に診察してもらった結果出される処方箋です。

その処方箋を持って、薬剤を貰いに調剤薬局に出向くことになりますが、ここで建前と本音が使い分けられています。

 

すなわち、建前上日本国中どこの調剤薬局でも処方箋さえあれば、同じ薬が貰えるということになっています。

この建前は正論で、その通りですが実際の本音は受診した医療機関(病医院)のすぐ近隣にある調剤薬局が、最も便利に出来ています。

 

現在日本で発売されている医療用医薬品(処方箋が無いともらえない薬)全てを1調剤薬局で在庫しているかと言えば不可能であるとしか言いようがありません。

もし、処方された薬剤がその調剤薬局に無い場合は、卸問屋からの入荷を待たなければならなくなります。

そのため、結果的に近隣の調剤薬局に足を運ぶ方が、早く薬剤を貰えるという利点があります。

 

 

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2「副作用予防のためのお薬手帳」

これも、近年定着した感のある制度で、調剤薬局では「お薬手帳」を発行しています。

 

今までは「ドクターショッピング」という言葉で示されたように、色々な医療機関を渡り歩き、それぞれに処方薬を貰っているような人がいました。

犯罪行為や極度の薬マニアの場合を除けば、違法なことではありませんでしたが、1患者のために何回も同じ処方がいたる所で出されること自体、保健医療の無駄使いになっていました。

 

さらに、その患者さんの服薬状況がつかめないために発生する、副作用の危険性などから鑑みて、お薬手帳による「服薬履歴」を管理しようという取り組みが始まったわけです。

 

これは、以前に処方された薬剤と、今回処方された薬剤との相互作用のチェックや服薬指導にも役立つ患者情報として、調剤薬局では非常に役立つ情報源として利用されています。

 

つまり、皆さんの場合保険証と合わせて保管しておくことが、自身の服薬履歴の管理にも役立つことになります。

 

 

3「ジェネリック医薬品」の選択

実際医薬品を処方されるときに患者が選べる権利として「ジェネリック医薬品」という選択があります。

一般的に「ジェネリック」と言われるものです。

 

この医薬品は、既に特許切れした医薬品を数多くのジェニリックメーカーが同じ技術で製剤化した薬剤になります。

ただ単に価格が安いと言うだけでは無く、先発品と同じ効能効果を有するということになります。

 

先発品の薬価とジェネリック薬品の薬価の開きは、数十倍に及ぶものがあります。

 

特に特許切れ直後の医薬品に関しては、大きな開きがあります。

 

先発品というのは、医療用医薬品メーカーによって新規に開発された薬剤で、その開発費用は数十億円から数百億円規模で費やされることから、その回収分も含めて高薬価が付けられています。

 

 

一方ジェネリック医薬品は、既に公表されている製造方法や物質の合成方法を真似して製造するだけでよく、比較的簡単な同等試験だけで済んでしまうことから、製造原価自体が新薬に比べ格段に安価であるため、薬価自体もそれに合わせて安価になっています。

 

 

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まとめ

医師から処方箋を書いてもらい、それに従って薬剤を入手する際、私たちが注意しなければならないポイントをいくつかに分けて紹介しました。

 

総じて過去の医療・医薬分野では医師・薬剤師中心の制度設計がなされていましたが、現代においては、患者と言う立場から考えあわせた制度になっており、合わせて保健医療制度国民皆保険制度)を破たんさせないような仕組み作りがなされています。

 

これに上手く対応することで、私たちがいざと言う時に慌てなく対処できる、ということになります。

 

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